【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる×さっぷが語る甲子園九州大会DAY1~2~

トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×さっぷ 第2回】

あとばる×さっぷ対談の第2回目!
 
甲子園初出場ながら見事に「九州地区大会DAY1」を優勝したヒケツはどこにあったのか? さぞかし入念な準備をしてきたのかと思いきや、意外な答えが……。
 
「第5回スプラトゥーン甲子園」九州地区大会 DAY1
https://www.youtube.com/watch?v=ZHweSQ252GM
 
さっぷ選手が所属するえびチリソースが優勝した「第5回 スプラトゥーン甲子園 九州地区大会 DAY1」は上の動画で見ることができるぞ。
 

あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チームLibalent Calamari(リバレントカラマリ)所属。
さっぷ
「第5回スプラトゥーン甲子園2020  九州地区大会DAY1」を優勝した「えびチリソース」のメンバー。これまで大きな大会での実績はなかったものの、初出場となった「九州地区大会DAY1」でいきなり優勝を果たす快挙を達成。エクスプロッシャーの名手で、とくに準決勝「メキシコジャパン」戦の終盤で見せた連続キルはチームを勝利に導く決定的な一打となった。ここ一番での勝負強さを持ち、全国決勝大会でも大注目なプレーヤーのひとりだ。

 

運も味方につけて勝ち取った全国大会への切符

――ちょっと時間が経っちゃいましたけど、あらためて「九州地区大会DAY1」を優勝した感想はいかがですか。
さっぷ:気持ちいいですね。褒められることが増えたので。褒められるのは、何回褒められても嬉しいですね。
 
あとばる:そうですよね。
 
――やっぱり、メキシコジャパンとの海女美術大学でのさっぷ選手の連続キルが印象的ですよね。このシーンのことはよく言われるんじゃないですか。
さっぷ:あのシーンは言われますね、確かに。でも、逆にあの映ったシーンしかなにもしていないんですけどね。たまたまキルしたシーンがカメラで映って(笑)。
 
――その運もありますよね。カメラが抜いてくれているという(笑)。
あとばる:あのカメラは完全オートなので。
 
さっぷ:本当に運ですね。いろいろと運が良かったですね。もともと「1回戦を勝てればいいかな」くらいの気持ちでしたし。
 
あとばる:それで優勝しちゃうんだからな~。
 
――少しは「ひょっとすると優勝も狙えるかも」というのはなかったんですか?
さっぷ:いや、もう勝つたびに「次で負ける、次で負ける」みたいな感じになっちゃっていました。「勝っちゃった。次、やばいじゃん」みたいな。「次、あそこじゃん」と。有名なところがけっこう出ていたので。
 
あとばる:確かに有名チームが多かったですね。
 
さっぷ:「次で負ける、次で負ける」と思っていたら、いつの間にか最後まで行っていた感じです。
 


▲(第5回 スプラトゥーン甲子園 九州地区大会 DAY1 5:58:51より引用)

 
――そこは勢いもあったり?
さっぷ:完全に勢いですね。
 
――あとばる選手は今回の甲子園で初めてえびチリソースをしっかり見たと思うんですけど、どんなチームという印象ですか?
あとばる:準決勝と決勝くらいしか見てはいないんですけど、ラストの勝負強さというか、「そこ、キル取るんだ?」みたいな。なんというか、準決勝がメキシコジャパンで、決勝が爆熱ヌロワンヌの一族(爆ヌロ)で、どっちもナワバリが強いチームなんですよ。準決、決勝まで上がってきているので当たり前だとは思うんですけど、やっぱり試合の流れを見ると順当というと失礼なんですけど、下馬評通りというか、強いチームの持って行き方だなという感じなんです。残り1分とか、30秒とかまでは。
 「このまま持って行っちゃうな」というところで、えびチリソースは誰かしらがばちんとキルを取るんですよね。メキシコジャパンの海女美術大学だったら、それがさっぷさんのエクスプロッシャーだったり、爆ヌロのザトウマーケットでもリールガンのプレーヤーがバッサバッサとキルを取って、最終的に試合を持って行っていたので。
 そういう、逆境を覆す力がすごく強いチームという印象ですね。どう考えてもここからまくれねえだろというところをキルでまくっていくので、見ていてすごく盛り上がるチームですよね。
 
――L3を持っていたのは、えび選手ですよね。すごく不利な局面からでもキルを取ったりしていましたもんね。
さっぷ:そうですね。あの人はもうセンスですかね。L3は使っていなかったんですけど、本当にこの甲子園のために練習して持ってくれて。
 


▲決勝戦で大活躍だったえび選手。ここ一番での対面力の強さは、えびチリソースの大きな特徴。
(第5回 スプラトゥーン甲子園 九州地区大会 DAY1 6:18:23より引用)

 
――確か、1ヶ月くらいしか練習していないんですよね。
さっぷ:そうなんですよ。ブラスター使いだったんですけど、「さすがにブラスターは」となって。でも、L3を持っても強いという。
 
――それであれだけ動けるというのもすごいですよね。
あとばる:強いですね。
 

甲子園に向けての練習はほとんどしていない!?

――甲子園に向けてチームとしてはどんな準備をしていきましたか?
さっぷ:さっきも言ったんですけど、本当に勝ち上がると思っていなかったので、練習もそんなにしていないですね。5回くらいしたかな、みたいな。
 
――そんなもんなんですか?
あとばる:えー。
 
さっぷ:まあ、メンバーは昔から仲が良くて、ずっと一緒にやっていたりはしたので。
 
――プライベートで遊んだりはしていけど、甲子園に向けてという意味ではあまり練習はしていない?
さっぷ:そうですね。一応、甲子園に出るということで、対戦相手を募集して対抗戦をやったりしましたけど、それを5回くらいやった程度ですね。
 
――ブキ編成は先ほどえび選手がL3リールガンに変えたという話がありましたけど、他の方はどういう感じでこのブキを使おうと決めていったんですか。
さっぷ:まっすぅ選手は一応シェルター使いなんですよ。だけどナワバリはイカスフィアのあるブキが強いということでスロッシャーに持ち替えて……もともとスロッシャーも使っていたので。
 あと、しょーさんは本当はZAP使いなんですけど、塗りが強い方がいいかなと考えてシャープマーカーに替えてもらいました。自分は我が物顔で、もともとの持ちブキを持っていますけど。
 


▲(第5回 スプラトゥーン甲子園 九州地区大会 DAY1 6:11:28より引用)

 
――じゃあ、わりとそれぞれが、ある程度、得意なブキで、よりナワバリに合わせた編成に変えたという。
さっぷ:そうですね。最初はしょーさんはL3リールガンの予定だったんですよ。やっぱりナワバリはL3の方が強いので。でも、L3ってちょっと癖があるじゃないですか。
 シューターだけどシューターとは違うクセのあるブキなので、ちょっと無理だということで、シャープマーカーを持っていますね。ZAPよりは塗れるので。
 
――なるほど。甲子園でも皆さん、ほぼ固定のブキでずっとプレーしてましたけど、あまりステージによって替えていこうというのもなかった?
さっぷ:そうですね。最初に「自分たちは運が良かった」って言ったじゃないですか。というのも、僕ら予選からムツゴ楼を1回も引いてないんですよ。
 
あとばる:へえ。
 
さっぷ:自分たち、ムツゴ楼だと絶対に勝てないんですよね。だから、本当に運が良かったなと。ムツゴ楼だけは、編成も詳しく決めていなかったので、もし引いていたらどうなっていたか。たぶんその場でテキトーに決めてやることになったとは思うんですけど。
 
――いまのこの固定編成だとムツゴ楼は絶対に無理という。
さっぷ:そうです。
 


▲ムツゴ楼は、甲子園のステージの中でもとくに立ち回りが難しいとされるステージだ。
(第5回 スプラトゥーン甲子園 九州地区大会 DAY1 2:57:17より引用)

 
――かといって、どうするかという対策はそこまで練っていなかった。
さっぷ:はい。いまはしていますけどね、さすがに。
 
――そうなんですね。でも、全国決勝大会でもできれば出ないでほしいという感じですか?
さっぷ:いや……。
 
――逆にいまは自信がある?
さっぷ:いや、わからないですね。俺はそんなに嫌いじゃないんですけど、メンバーがどう思うかはわからないです(笑)。
 
――チーム内での決まりごとは細かく決めていたんですか。こういうときはこういう風な対応をみんなでやろうとか。
さっぷ:地区大会のときはなかったですね。いまはちょっと決めましたけど。
 
――じゃあ、あ・うんの呼吸というか。
さっぷ:そうですね。スペシャルは合わせようということは話してましたけど、具体的にどういう感じで合わせようとかは別になかったですね。
 
――作戦としてチームとして、たとえば序盤はこういう風に動いて、終盤はこうするみたいなのは決めていたんですか? このステージだったら誰がこっちを担当しようとか。
さっぷ:そういうのは軽くは決めていました。エンガワ河川敷とかは右左あるので、誰がどちらを見るというのは決めていましたね。
 

【今回のまとめ】
・えびチリソースは逆境を覆す力を持った、ここ一番での勝負強さが光るチーム!
・もともと「1回戦を勝てればいいかな」くらいの気持ちだった!
・苦手のムツゴ楼が出ないなど、運も味方につけたことが優勝できたポイント!

 
次回も引き続き、あとばる選手×さっぷ選手の対談をお届け! 
 
「九州地区大会DAY1」のハイライトとなったメキシコジャパン戦についてじっくり振り返っていくぞ。次回もお楽しみに!
 

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次回は3/3(火)更新!!