トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×クリックス♪ 第2回】
あとばる×クリックス♪対談の第2回目。
今回はクリックス♪選手のメインブキのひとつであるシャープマーカーネオについていろいろと聞いてみたぞ。うまく使いこなすためのギア構成や対面で意識すべきポイントを覚えよう!
あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
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OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/user/atobaru_ikaクリックス♪
.52ガロンベッチュー、シャープマーカーネオ、N-ZAP85といった、シューター系のブキをメインに活躍するトッププレーヤー。視野の広さ・判断力・生存能力のいずれも高いレベルにあるのはもちろん、数々のユーザー主催の大会でも好成績を収めるなど、ここ一番の勝負強さも兼ね備えており、その堅実なプレイングは非常に参考になる部分も多い。特に今年に入ってからの活躍は目覚ましいものがあり、今後さらに話題を集めていきそうな注目選手のひとりだ。
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シャープマーカーネオのギア構成と立ち回りのポイント
――シャープマーカーネオのギア構成はどのようにしていますか?
クリックス♪:メイン性能3.1、スーパージャンプ短縮0.2、爆風ダメージ軽減0.1、インク回復力アップ0.1、サブ性能アップ0.1、イカ速度アップ1です。
――イカ速度アップは1あった方が立ち回りの面で動きやすい?
クリックス♪:そうですね。シャープマーカーネオって.52ガロンなんかと比べて射程がちょっと短くて、そのときにイカ速度アップがある方が攻めやすいので積んでいます。
――シャープマーカーネオの立ち回りで意識していることは?
クリックス♪:センプクからキルを狙うことと、もしセンプクで敵を倒せなかった場合はスーパージャンプで後ろの味方に飛んで、しっかり生き残ることを意識しています。とくに抑えのときはセンプクをけっこう使うようにしていますね。
――エイムは最初からわりとうまく合う感じでした? それともなにかやっていくうちにちょっとずつうまくなった?
クリックス♪:エイムもプライムシューターでコツをつかんでいった感じですね。プライムシューターは射程が長いので、自分よりも射程の短い敵をしっかり狙って倒すことを意識していたら、だんだんエイムを速く合わせられるようになったというか。エイムを合わせるのに余裕のあるブキで慣れていったことが結果的にはよかったのかなと思います。
――人数不利のときに盤面を維持すべきか、ここは退くべきかの判断はどのようにしています?
クリックス♪:本当にヤバかったらすぐに帰りますけど、ちょっと余裕があるなら相手の詰め状況とかを見つつ、ギリギリまで引き寄せてから帰るようにしていますね。そうすることでスペシャルゲージも溜まるので、帰ったあと味方との打開のときにすぐにスペシャルを合わせやすくできるんです。
――なるほど。そこまで考えてやっているんですね。あとばる選手はH3リールガンを持っていて人数不利のときに突っ張るのか、一回退いた方がいいかの判断はどのようにしていますか?
あとばる:んー、難しいですね。「場合による」ってのが一番なんですけど、たとえばこちらがカウントリードをしていて、向こうの打開が成功しそうという場面は無理に突っ張りはしないですけど、こちらがカウントで負けていて、残り時間も足りなそうだったら前に出ますかね。
――そこは突っ張っていかないと勝ち筋がなくなるから?
あとばる:そうですね。ワンチャン賭けないとどのみち負けるので。ただ、そこでも味方を待った方がいい場面とかはあったりするので、臨機応変にということになるんですけど。結局、塗り維持することでこっちにメリットがあるんだったら塗り維持しますし、塗り維持できるけど無理に突っ張るとデスしちゃうかもなんてときはジャンプして帰ったりもしますし。
その辺の択の取り合いというんですかね。「このときにこうやったらこうだった」という択が自分の中にあると、それだけ取れる選択肢が豊富だと思うので、そのあたりの判断は経験がモノを言うんじゃないかなとは思いますね。
――当然、相手のブキ種とか、そもそも相手が誰なのかとかもありますよね。
あとばる:そうですね。ただ、「相手がうまいプレーヤーだから」と変にひよったりすると、選択肢を間違えたりもするのでなかなか難しいんですよ。なので、よほどのことがない限り相手が誰であれ動きは変えないですね。
――たとえば、「この人、苦手なんだよな」ということもあります? 相性が悪いとか、撃ち合いに負けることが多いとか。
あとばる:あります。悪い意味で呼吸が噛み合っちゃっているというか。
――そうした相手と大会で当たった場合、なるべく1人で仕掛けるのはやめようみたいな判断をしたりするんですか?
あとばる:味方に「あの人との対面が苦手だからサポートしてくれ」くらいの声はかけるかもしれないですけど、基本的に役割を変えることはないので、結局その人と対面することにはなりますね。
――クリックス♪選手もそういう苦手意識のある相手はいます?
クリックス♪:いますね。ただ、あとばるさんと同じで役割を変えることはないので、そこは割り切って自分のプレーを貫いてます。
――おふたりはあまりなさそうですけど、相手のネームバリューでビビるみたいなことってあったりもします?
あとばる:ビビるというか、ガチマッチでちょこぺろくん(全ルールXパワー3000超えの猛者。「ガチマッチの帝王」との異名をとる)と当たるとプレッシャーがすごいですね。味方でも敵でも。
――味方でもプレッシャーがある?
あとばる:負けちゃったらパワーが下がっちゃいますし、ちょこぺろくんが3000チャレンジなんてしているときに相手に行って勝っちゃったらそれはそれで申し訳ないじゃないですか。もちろん、負ける気なんて毛頭ないですけど。
――4冠を目指しているちょこぺろ選手の足を引っ張ってしまったみたいな(笑)。
あとばる:こっちも真剣にXパワー更新を目指しているときだったら嬉しいんですけど、なんとなく配信とかしながら、喋りながらガチマッチでやっているときに当たると、「申し訳ない」って。
クリックス♪:僕もちょこぺろさんのときはそうですかね。味方にいたら負けられないし、Xパワーの更新中だったら気が引けます。
あとばる:ちょこぺろくんに限らず、たとえば知り合いがパワー更新を目指しているときに当たっちゃったりするとちょっと気まずいところはありますね(笑)。
――Xパワーが上がると当然、うまい人同士でマッチングしやすくなるのもありますもんね。
あとばる:まあ、相手からしても知っている名前があるってことは、それだけパワーが高いから稼げるという感じだとは思うんですけどね。こっちが勝手に引け目を感じちゃっているというか(笑)。
――なるほど。シャープマーカーネオについてもう少し聞きたいのですが、サブの使い方のポイントというか、こういうことを意識してクイックボムを使っているとかってなにかありますか?
クリックス♪:シャープマーカーは疑似確があるのでクイックボムでちょっと削って、メインで倒すというか。
――基本的にはクイックボムから入っていく?
クリックス♪:そうですね。状況によりますけど、相手がこっちに気づいていないとかならクイックボムから入ったりしますね。
――スペシャルのキューバンボムピッチャーはどうですか?
クリックス♪:相手が打開で攻めてくるタイミングでボムピッチャーを敵の方に投げて、こちらに近づけさせないようにしつつ、相手のインクアーマーを割るという感じで使いますね。
――キューバンボムピッチャーの使い方ってけっこう難しいと感じていて。漠然と投げるだけだと、いまひとつ効果的でないというか……。
あとばる:投げ方の練習をしないと難しいですね。甲子園のナワバリ練習とかすると効率的に置く癖がつくんですけど、慣れないときは同じところに複数行っちゃったり、変なところに引っかかっちゃったりして。
――それは散歩も使って、この角度でこう投げたらこう広がるとか、そういう感じの練習をしたんですか?
あとばる:実戦で。ある程度パターンがあって、自分の足元を取るのがまず最優先とか壁裏に投げるとかあって、慣れてくると均等に置いたり、ボムピッチャーでキルを取れたりするので面白いです。
――最優先は自分の足元で、そこからどんどん遠くへ置いていくようなイメージ?
あとばる:というか、メインを絡めるのが大事ですね。ボムピッチャーじゃなくてまずはメインでしっかり自分の足元を塗りつつ投げるみたいな。
――たとえば、敵が来たらボムをやめてメインで対処しましょうとか?
あとばる:そういうのが大事です。効果時間がもったいなくて、つい投げるのに夢中になりがちなんですけど、その結果倒されてしまったらそっちの方がもったいないので。自分の安全を確保しつつ投げるというのは基本になりますね。
・シャープマーカーネオはクイックボムを絡めてキルを狙え!
・人数不利で維持が難しいときは、スーパージャンプで後方の味方に飛んで生き残れ!
・キューバンボムピッチャーは足元の確保が最優先!
次回も引き続きふたりの対談をお届け。今回も話題に上がっていたプライムシューターについていろいろと聞いていくぞ。お楽しみに!