『ウマ娘』のその後
先日、当コラムで、サイゲームスのアプリ『ウマ娘 プリティーダービー』のことを書いた。
その記事で俺は、
「育てゲーとしての出来のよさも、ウマ娘たちのかわいらしさも、レースやライブシーンの圧巻のクオリティーも、そして……ゲームの端々からほとばしる圧倒的な“競馬愛”も、すべてがすばらしすぎる!!w」
とこのアプリを絶賛!! そして記事の最後で、
「『ウマ娘 プリティーダービー』に完全にコミット。ずっと遊ばせていただきます!」
このように断言してトドメを刺しているのである。
これが、3月10日のこと。いまからちょうど1ヵ月前の出来事だ。
あれから、俺はどうなったのか??
本当にいまでも『ウマ娘』にハマっているのか??
……他メディアでやっている連載を読んでいる人にはバレバレだと思うけど(苦笑)、1ヵ月経って俺の気持ちがどうなったのかをここに綴りたいと思う。題して、
“このコラムで紹介したゲームのその後”
これ、ナットクいく記事になったら、定例化してもいいなw
まだまだ夢中!
『ウマ娘 プリティーダービー』がサービスインしてから1ヵ月半ほどになるが、その勢いは衰えるどころか日増しに加速度を増し、ユーザー数もセールスもとんでもないことになっているから恐れ入る。
ちょうど昨日(4月8日ね)、運営から↓このような発表があったばかりだし。
うおおおお……!!! も、もう500万ダウンロードに達しちまったのか……!!((゚Д゚;)) どんだけ人気になってるんだこのアプリ……((゚Д゚;))
しかも、テレビのワイドショーやニュースで取り上げられることも少なくなく、いまや『ウマ娘』は“プチ社会現象”と化していると言って過言ではないのだ。
この人気を証明するように、アプリのセールスランキングでは堂々の1位を獲得。前述の、圧巻とも言えるクオリティーと丁寧な作り込み、そして制作陣のあふれんばかりの“馬愛”が、競馬好きなおっさん、おばちゃんはもとより、
「競馬は、『ウマ娘』をきっかけに見るようになりました」
という草食種のような若者をも魅了しているのである。
では、サービスイン直後から遊んでいる俺の現在はどうなっているのか?
上のリンク先のコラムに詳しいけど、俺は1990年代初頭から競馬に激ハマりし、以降30年にわたってターフの取材(馬券を買っているだけとも言う)を続けている生粋な“競馬バカ”だ。
もっとも夢中になってお馬さんを追い掛けていたのは90年~2010年くらいまでの約20年間で、当時は誇張ではなく、毎週末の土日は必ず競馬場か場外馬券売り場に行ってレースを観戦していた。血統を研究し、競走馬の特徴やらレースのローテーションなども吟味して、“必勝の馬券”を見つけることに躍起になっていた時代……。思えば……アホだったなぁ……w(シミジミ)
でも。
俺が『ウマ娘 プリティーダービー』にハマった最大の理由がここにある。
なんとゲームに登場するウマ娘のほとんどが、この時代(俺が競馬に夢中になっていた20年間)にターフを彩った名馬たちの化身なのである。
トウカイテイオーもいれば、
ミホノブルボンもいる。
“黄金世代”と呼ばれた95年生まれ組からは、
キングヘイローも、
エルコンドルパサーも登場して、ライバルとしてしのぎを削るのである。
しかも、それぞれの育成モードに入ると、史実を絶妙に取り入れた物語が展開し、当時を知る俺たちオールドファンを……!
ガチで泣かせにくるという……!!w 見た目は萌え萌えなのに、中身はいっさいの妥協のないゴリゴリの育てゲーって、ギャップがヤバい!!!w
とまあ、以前のコラムに引き続いて絶賛していることからもわかる通り、プレイ開始から1ヵ月が経ったいまも俺は『ウマ娘 プリティーダービー』に夢中ですwww
純粋な育成ゲームとして楽しい『ウマ娘 プリティーダービー』を、もっともっと広めていきたい! いまどんな記事ができるのか、本気で考えているところであります。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。