By まつがん
~前回までのあらすじ~
デッドマン「ああ」
デッドマン「ついでに氷も入れてくれ」
……その後、デッドマンの姿を見た者はいなかった……。
~~~~~~~~~~~
「弩闘×十王超ファイナルウォーズ!!!」の発売をもって、一年間にわたって紡がれてきた十王篇の物語は幕を閉じた。
だが、デュエル・マスターズは次なる物語へと進み続ける。
20周年という歴史の節目を迎えるにふさわしい、過去と現在と未来とをつなぐ物語……そう、「王来篇」へと。
それでは紹介しよう。こちらが4月3日(土) に発売予定の「キングマスタースタートデッキ ジョーのスター進化」に収録される新カード、《コッコ・ルピア GS》だ!
《コッコ・ルピア》が新能力を得て現代に蘇っただと……???🤔🤔🤔
2003年の登場から18年にわたってドラゴンを支え続けた最高の相棒が、まずはスタートデッキに入りプレイヤーたちを出迎えるというのだ。これほど王来篇の立ち上がりで紹介するのにふさわしいカードも他にないだろう。
新能力「G・ストライク」は、シールドから手札に加える際に発動できるという点ではS・トリガーと同様だが、様々な点でS・トリガーとは異なる効果となっている。
まず「G・ストライク」はS・トリガーとは異なり、使用しても墓地に置かれることなくそのまま手札に留まり続ける。
そしてその分「G・ストライク」は相手クリーチャー1体の攻撃を封じることしかできないが、《閃光の守護者ホーリー》やテック団の波壊Go!》のように手札からプレイすることがゲーム後半まで期待できず、楯に埋まっていなければほとんど意味がない「受けのための受け札」とは異なり、デッキコンセプトに能動的に寄与するカードが受け札にもなるという点に大きな価値がある。
たとえば《シャーロール・ドイル》や《U・S・A・BINTA》のような「手札に来ても最低限の効果が期待できる受けトリガー」と比較するとわかりやすいが、これらのカードは手札からプレイできるマナコストであるとはいってもやはり実質的な役割としてはS・トリガーとしての機能をメインに期待されており、能動的なコンセプトに寄与することはほとんど期待できなかった。
それに対して《コッコ・ルピア GS》の場合はあくまでも能動的なコンセプトを実現するためのカードであって、仮にこれ自体がS・トリガーを持っていたとしてもほとんど役に立たないところ、「G・ストライク」を持っていることでデッキ内にわざわざ専用のS・トリガー枠を作らなくても相手の攻撃を受けられる可能性が出てくるのである。
「デッキのコンセプトそのものを阻害せずに受けを実現できる」という点において、「G・ストライク」の有用性はS・トリガーに勝るとも劣らないと言えるだろう。
それでは早速この《コッコ・ルピア GS》を使って、新しいデッキを作っていくことにしよう。
次回に続く!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
デュエマ妄想構築録vol.31バックナンバー | |
デュエマ妄想構築録 vol.31-1 ~実質クロック20枚!? 絶対クロック踏ませるマン!!~ | |
デュエマ妄想構築録vol.32バックナンバー | |
デュエマ妄想構築録 vol.32-1 ~月光王国アグロ!ヒバナ・ポーカー!!~ | |
デュエマ妄想構築録 vol.32-2 ~脳筋白書!ビビッド・ムートピア!!~ |