By まつがん
〜前回までのあらすじ〜
「来週本物のゼニスを見せる」と言って去っていったデッドマン。
そう、これぞ究極VS至高。掟破りのデュエマ料理対決がいま幕を開ける……!! (※開けません)
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先週の時点では、「単体で確実な決着に持ち込むことができないのがゼニスの弱点」というのが結論だった。
だが、デッドマンが持ってきてくれたカードを見たとき。私は自分の考えが間違っていたことを思い知らされたのだ。
ゼニスとはすなわち頂点に立つべき至高の存在。だから当然、単体で勝てるゼニスも存在していてしかるべきである。
それでは紹介しよう。
こちらが10月に発売する「ペリッ!!スペシャルだらけのミステリーパック」の新カード。
最恐ゼニス、《「拳」の頂 デシブコ・グーチーパ》だ!!
単体で勝てるゼニス (ただしジャンケンで勝てれば)。
そう、ついにエクストラウィン能力を持つゼニスがデュエマに誕生したのだ。
「各ターンに一度、ジャンケンで負ける時、かわりに勝ったことにしてもよい」「召喚によってバトルゾーンに出た時、相手と5回ジャンケンする。そのすべてに勝てば、自分はゲームに勝つ」
これはつまり、召喚時の5回のジャンケンのうち4勝1敗以上の成績ならゲームに勝利できるということなので、16分の3=18.75%で勝利と、なかなか現実的な数値でエクストラウィンを達成できることになる。
そしてこのカードこそ、vol.3-1で私が突然ジャンケンの話を持ち込んだ理由でもある。
確率だけなら確かに20%弱かもしれない。だが、もしジャンケン力を鍛え、全てのジャンケンに勝利できるプレイヤーがいたとしたなら。このカードは、召喚=即勝利の最恐ゼニスへと早変わりするのだ。
さらに運が良ければ、「S・トリガー」で唱えた《天運ゼニスクラッチ》からこのカードを召喚して2〜3ターン目に早くもエクストラウィンを達成することもできるかもしれない……まずこのカードをめくらないといけないことまで考えると、ほとんど神に愛されたと言っていい確率、それこそ天運レベルかもしれないが。
とはいえもちろん、別にジャンケンが強くなければ使えないカードというわけでもない。「各ターンに一度、ジャンケンで負ける時、かわりに勝ったことにしてもよい」の能力は独立しているので、既に《「拳」の頂 デシブコ・グーチーパ》がバトルゾーンにいる状態で2体目を召喚したなら、今度はジャンケン3勝2敗以上でエクストラウィンできるようになるのだ。
もし《「拳」の頂 デシブコ・グーチーパ》が3体並んだ状態で4体目を召喚できたなら、ジャンケン1勝4敗でも即勝利となる。つまりデッキ構築次第で運要素は限りなく減らせるので、非常にデッキの作りがいのあるカードと言える。
というわけで、来週は早速このカードを使ったデッキを作ってみようと思う。
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
デュエマ妄想構築録vol.3 | |
デュエマ妄想構築録 vol.3-1 〜ジャンケン小僧がやって来た〜 | |
デュエマ妄想構築録 vol.3-2 〜ゼニス勉強計画〜 | |
デュエマ妄想構築録 vol.3-4 〜グーチーパ・プレリュード、爆誕!〜 |