【あつ森】『あつまれどうぶつの森』プレイ日記角満島開拓日誌　第276回　雪だるまたいへん記（2）

2020年12月20日 12:30

#『あつまれどうぶつの森』プレイ日記角満島開拓日誌 #Nintendo Switch #あつまれどうぶつの森 #ゲーム #大塚角満 #連載

雪玉のその後

　雪玉を見つけて転がし始めた……と書いた、前回の記事の続きであります。

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　そう、フンコロガシから強奪した小さな雪玉を蹴っ飛ばし続け、ついにそこそこの大きさの雪玉……というか“雪球”とも言うべき物体を作成したのであるよ。

　ぶっちゃけ、まだまだ転がし続けられたんだけど、このときの時間、12月11日の午前5時13分（苦笑）。

　｢エサくれニャ！！！　エサ寄越せニャ！！！｣

　と騒ぐ飼い猫に起こされ、その勢いのまま『あつ森』を起動して遊んでいたけど……さすがにぼちぼち、二度寝しなきゃヤバいなｗｗｗ

　そう判断して、雪玉はこのまま放置して俺は再び眠りについたのである。

雪くん、完成ｗ

　そして……2時間後。

　腹いっぱいになった2匹の飼い猫が左右の脇の下に潜り込んで“毛たんぽ”となり、俺を温め続けていた……という幸せな状況をかなぐり捨て、

　｢ぼちぼち起きなきゃ……｣

　と布団から這い出した。と同時に『あつ森』を起動し、

　｢雪玉、どうなったかな～＾＾｣

　ワクワクしながら画面をのぞき込むと……そこには……！

　｢おおお！！！｣

　会心の驚きが、俺の口からほとばしった。

　2時間前に作った大きな雪玉のすぐそばに、いかにも、

　｢さあ蹴っ飛ばして！！　ボクも大きく育てて、あの雪玉の上に乗せて！！！！｣

　と言わんばかりの小さな玉っころが転がっているよｗｗ

　どうやらコレも同じようにコロコロし、ある程度の大きさになったら先に作った先輩雪玉に乗せればいいわけだな。

　｢よしよし。仕事を始める前に、雪だるま作りを完了しちまうか！！｣

　すっかり覚醒した目で画面を睨みつけ、俺は再び、

　｢えっちらｗｗｗ　おっちらｗｗｗ｣

　と雪玉を転がす“人間フンコロガシ”となった。こういう丸い物体をついつい押してみたくなるところを見ると、人間の遺伝子の根っこにはフンコロガシと同一のものが入っているのかもしれないな。

　そして……。

　｢ぼちぼち、こんなもんかなー……｣

　なんて考えながら先輩雪玉に接近すると、勝手にだな……！

　｢あッ！！！！｣

　互いの磁力に引かれるかのように雪玉がドッキングを果たし、その瞬間に顔も生まれ、予期せぬ雪だるまが誕生してしまったではないか！！！

　ていうか、なんで作り手の許可なくひっつくねん！！　俺はもうちょっと、頭の方も大きくしようと思っていたのに！！！

　なんてひとりで憤っていると、勝手に完成した雪だるまがベラベラとしゃべり出したではないか。

　何を自分語りしてんねん。オマエが雪だるまだってことは……作ったのは俺なんだからわかってるっつーの。これでもしも、

　｢雪だるまに見えるでしょ？？　じつは、ホントは……猫が吐いた毛玉なんですよ！！！｣

　なんて言われたらビビるけどね。

　でも話してみると、この雪だるまはそんなに悪い人（？）でもなさそうで。

　え。レシピくれんの？　……なんだあｗｗ　いいヤツじゃーーーんｗｗｗ

　さらに……！

　“ゆきのだいけっしょう”なる貴重品まで！！！

　極めつけは……！

　｢え……。あ、いや、まあ、初めて……っちゃ初めてだけどね、うん。それがどうしたんだい？　雪くん｣

　いまや、気持ち悪く君付けである。

　雪くんは俺に、↓こんなことを言ったではないか。

　｢あ。いや～～～……そ、そうかな？？ｗｗｗ　ま、まあ俺もよく、センスあるって言われるんよね＾＾；　ナニゴトもね＾＾；；　そういうのって、やっぱわかっちゃう？？ｗ　自分で言うのもナンだけどね、雪くんはうまく作れたと思うよ、うんうんｗｗｗ｣

　完全に雪くんに手のひらの上で転がされ……俺は尻尾をブンブンと振り回して喜ぶ、腑抜けた飼い犬と化したのでしたｗ

　しかも、雪くん制作の恩恵は↓こんなところにも！

　おおおおお！！　マイルまでもらえるのか！！　このとき、俺は確信したのだ。

　｢俺には、雪だるま作りの才能がある。毎日パーフェクト雪だるまを生産して……マイルと大結晶を荒稼ぎしてくれようぞ！！！｣

　はたして……その通りにいくのかな？（意味深）

　続くｗ

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部！”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか！』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。