ヴァネッサの後任は……!
引っ越して行ったオオカミ女子、ヴァネッサの後任を捜す離島ツアーも、いよいよ大詰めである。 なぜ大詰めなのかと言えば……もうこれ以上マイルを使いたくねぇぇええええ!!!>< 7万マイル貯めるのに、どれだけ時間が掛かったと思ってんねーーーーん!!!>< という、いつものセコケチ根性が炸裂したからである。 だって、前回のリポートの段階ですでに、18回もフライトしているわけよ。 俺も、毎回毎回同じような愚痴をグジグジグジグジネチャネチャネチャネチャ……と書きたくないんだけどサ、すでに貯めてたマイルの半分以上になる36000マイルが、場外馬券売り場のハズレ馬券の如く紙くずになってしまったんよ!!! 若かりしころ、競馬にドハマりして、週末は必ず後楽園の場外馬券売り場にくり出していた時期があるんだけど、そこではいつも、最終レース近辺になると、 「ははッ!!! ぜーーーんぶハズれ!!!ww 夜逃げだ夜逃げ!!www」 なんて豪快に笑いながら、細かく千切った大量のハズレ馬券を紙吹雪のように舞い散らしているおっさんが現れた。それも、複数。薄暗い場外馬券売り場に「パッ」、「パッ」と舞う真っ白な紙吹雪は、真冬の雪か春の桜か、はたまた真夏の夜の打ち上げ花火のようで風情すら感じさせたものだが、当人からしたら風情も趣もいとおかしもなかったことだろう。 また関係のない話を長々と書いてしまった。 とにかくすでに手持ちの半分を超える36000マイルをスッてしまっているので、早急に決着をつけなければいけないのだよッ!!
選んだのは……!
そんな19回目。現れたのは↓こちらのどうぶつ。 だるめし~~~ん……www ダルメシアンのブレンダも、過去に2、3回は遭遇している。ハイ、つぎつぎ。 20回目。 出てきたのは……こいつだ!! ……『あつ森』に出てくるどうぶつって、総じて年齢不詳なものが多いけど……ここまで加齢臭を感じさせるどうぶつに、いまだかつて出会ったことがねえwww おかげでめちゃくちゃ親近感を感じて、 「いっそ、この“けんおじさん”でいいかな……」 と思ってしまったのだが、よくよく考えると、 「……おっさんだったら、編集部のまわりの席にいくらでもいるんだよな( ̄Д ̄;) 」 と気づいてサヨナラすることにした^^; 21回目……。 現れたのは↓このどうぶつ。 ……この、イヌとクマと両さんが掛け合わさったようなどうぶつ、その正体は……ウサギか??w ハイ、つぎつぎ。 22回目は……。 人が描けるもっとも簡単な顔きたぁぁあああ!!!www ハイ、ダメ。もうひと声!!!www 23回目……。 顔と口調がまったく合ってないぞブタ……w いやしかし、いよいよマズいことになってきたぞ。 すでに46000マイルを消費してしまったので、残るは2万マイルと少ししか残っていない。マイルりょこうけんに換算すると、10回分くらいしかないのだ。 これだけハズしていると、もう一生、ジュンもリリアンもジャックも出てくれない気がしてくる。でも一方で、 「……いや、もしかしたらつぎこそ、島でジュンが待っているかもしれない」 そんな期待に押されて24回目のフライトをしてみたものの、 「う…………」 見るからに、俺が人類でもっとも苦手とするギャル系の臭い……。 イヤな予感に突き動かされながら話し掛けると……。 くーーーーーーッ!!! 見た目そのまんま!!! ヤバいのはこっちだよ!!!www ついに離島ツアーは25回目となり、 「もうこれ……あきらめて、たぬきちが連れてくるどうぶつに賭けたほうがいいのでは……」 そんな空気が流れ始めたとき……↓このどうぶつが現れてくれたのだった! 「あ…………!」 一瞬、 「ヴァネッサ、帰ってきちゃったの!!!?w」 と思ったが、明らかに色が違う。ヴァネッサは、イヌのシェパードと見紛うような地味~な体毛をしていたのだ。 てことは……これは新手のオオカミ!!! 話し掛けてみると……! おおおおお!!! この子が、ただでさえ人気のオオカミの中でもトップクラスと言われるツンドラかーーーー!!! 25回目にしてついに、「これは!!!」と思えるどうぶつを引くことができたぞ!! さらに話し込むと……。 どうやらツンドラはヴァネッサと同じ、オトナ系の女性のようだな。うんうん、いいねいいね! ちょうどルナステラ島から、落ち着いたオトナなどうぶつがいなくなったところなんよ^^ そこまで考えたところで、俺の思考がピタリと止まった。 だ、だったら……(((( ;゚Д゚))) ヴァ、ヴァネッサのままでもよかったんじゃね……(((( ;゚Д゚))) そんな疑問に苛まれながらも、 「これ以上粘っても、ツンドラ以上のどうぶつには出会えない気がする……」 残り少なくなったマイルの兼ね合いもあり、最終的には、 ツンドラを招聘することに決定~~~!!w こうして、長かった離島ツアーに決着がついたのでした!! 続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
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