完璧だったはずが……
今日は短くまとめる。
なぜなら……昨日の日記で公開した“ネオ群馬”の完成予想図を描き直さないといけないから((゚Д゚;))
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『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第203回 島をイチから作り直せ!(2) |
事の発端は、俺が描いた設計図の写真と記事テキストを、この日記の編集を担当している同僚のたっちー先生に渡したことだった。何度も書いてきたように彼女は、“島をイチから作り直す計画”の先達であり、俺にその方法をレクチャーしてくれている教師でもある。
我が故郷の群馬県をモチーフにした完成予想図をたっちー先生に渡すとき、俺は出されていた課題を完璧にこなし、それにプラスした論文まで提出するくらいのドヤ感があった。
「さあどうですか先生!! パーフェクトでしょう!! ホメてくれていいんですよ!?www」
そのくらいの勢いは確かにあったと思う。
自信の根拠となる完成予想図が↓こちら。
故郷をベースにしたというアイデアもさることながら、群馬県の名所旧跡も地図内に配置し、それを『あつ森』の島で再現してしまおうという遠大な計画……! これはまさしく、大手ゼネコンの仕事!! 完成した暁には群馬県庁に赴き、
「どうか、県のPRにお使いください(ドヤァ!)」
と、得意顔でデータを進呈してもいいかもしれん! そしたら俺も、ついに群馬の観光大使に指名されるぞッ!!w
とまあ、先走ってそんなことまで考えていたのである。
すると。
さっそく、完成予想図を見たらしいたっちー先生から返事がきた。期待しながら開けてみると……。
!!?!?
な、なんか……俺の想像していた反応と違うんですけど!!!
「な、なんだ!? 何がおかしいんだ!!!」
若干憤慨しながら、笑い転げるたっちー先生にその理由を質した。すると……。
「これのどこが設計図やねん!!ww 草津温泉とか四万温泉とか、どうでもいいんだよ!!!www」
プリプリしながら、俺は返す。
「なんだとお!? 群馬が誇る日本一の温泉群だぞ!! 群馬の地図に、草津と四万が入ってなくてどうするっちゅーんだ!!!」
たっちー先生は、ゲラゲラと笑った。
「いやだからwww それは群馬の地図やろ!!!www これは『あつ森』の島なんやwww 根本からして、やってることが違いすぎるwww」
な、なるほど……。言われてみれば……その意見にはもしかすると、一理あるのかもしれない。
俺は急にシュンとして、自信なさげに質問をした。
「お、おらはどうすれば……」
たっちー先生が説明する。
「ここで言う設計図ってのは、たとえば橋や坂を設ける場所と個数をきっちり決めて、図にしておくことや。設置する個数制限があるやろ? あと、高台を作る場所もちゃんと決めておかないと、メチャクチャになるで」
俺、おずおずと反論する。
「た、高台の場所は……中央に……」
「なんやねん“赤城山 日本の最高峰”ってwwww いつから富士山は1位の座から転げ落ちたんや!!www」
そこからはもう、ダメ出しの連発であった。
「住民の家はどこにあるんや!?」
「!? それは……まあ、空いたところに……」
「それをしっかりと決めるためのものなんだよ!!(怒) この、右上にある“国境”ってなんや??」
「永遠のライバル国、栃木との国境を作るのは当たり前だろ!!!(怒)」
「知らんがな!!!!(激怒) あーもう、全部ダメ!!! こんなのを元にして開拓を始めたら、絶対に破壊神が荒らしたあとの世界になるわ!!!」
というわけで、振り出しに戻る(((( ;゚Д゚)))
俺は再び色鉛筆を持ち、何も描かれていない白いキャンバス(※注:カレンダーの裏)に真剣な顔で睨みつけたのだった。
続く……w
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
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