By まつがん
~前回までのあらすじ~
……はっ!もしかしてデッドマンはこの謎の動きで「打上花火」を表現していた……?(※たぶん違います)
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新しいカードというのは、デッキアイデアの宝庫だ。
なぜなら新しいカードには、これまでに出たすべての種類のカードn万枚との、n万通りのシナジーの可能性がある。
それらの可能性をいち早く検証し、有力なものにあらかじめ目星を付けておくことで、メタゲームの最先端にさえ到達することが可能となるのである。
それでは紹介しよう。こちらが9月19日(土) に発売予定の十王篇第3弾「幻龍×凶襲 ゲンムエンペラー!!!」に収録される新カード、《「疾風」の鬼 フウジン天》だ!
え、そんな簡単にスピードアタッカーにしちゃっていいんですか……?
vol.25-3で紹介した《罪無 ビカビカ兆》のフレーバーでさりげなく登場していたフウジン天を描いたこのカードだが、あえて説明するまでもなく破格のスペックを誇っている。
後続のクリーチャー全体にスピードアタッカーを持たせるカードとしては、これまで《チキチキ・JET・サーキット》や《その子供、凶暴につき》などが使われていた。
だがそれらは4コストのカードであり、かつ「後続にスピードアタッカーを持たせるカードを出す」というのは所詮準備行動に過ぎないことを考えると、現代デュエマにおいては速度的にいささか間に合っていないと感じられるところではあった。
それに対して《「疾風」の鬼 フウジン天》はなんとわずか3マナのクリーチャーなので、踏み倒すことが容易なことはもちろん、普通に召喚して4ターン目のフィニッシュブローに備えることも十分現実的と言える。
さらに「鬼タイム」下ではパワー7000のW・ブレイカーとなる。自身の能力で積極的に自分のシールドを減らしつつ、スピードアタッカーにした味方クリーチャーで攻撃すれば相手のシールドも減らせるので、「鬼タイム」に突入することは極めて容易だろう。
さてそれでは、早速この《「疾風」の鬼 フウジン天》を使ってデッキを作っていくことにするとしよう。
次回に続く!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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