魅惑の施設にやって来たのは
朝。
いつもの、代り映えのしないしずえの島内放送だったが、やっぱり↓このときだけはテンションが上がる。
うわあああああああ!!! キャンプサイトきたぁぁああああ!!!
……いや、キャンプサイトがテクテクと歩いてやって来た……ってわけじゃなく、キャンプサイトにどうぶつが来た、ってことだからね(わかっとるわ)。
いやしかし、これはうれしいことであるよ。まさに『論語』にある、
「朋有り遠方より来たる、また楽しからずや」
(※珍しく友だちが遠方から訪ねてきてくれた。これはじつにうれしいことだなぁ。の意と思われる)
この言葉を実践している施設だ。いやあ、ワクワクするなあオイ!!
さて、今回は誰が訪ねてきたのだろう?
もしや……ついにジュンが来ちゃった!?w
それとも……パッチ君かねえ!!?w
どっちも、たっちー先生の島に住んでるどうぶつってのが悔しくてならないが……いまからでも遅くない!! 我がルナステラ島にも来てくれよジューーーン!!><(『北の国から』風)
なんてことをわめきながらも、そこまで最上級の期待をしているわけでもない。
「どうせ……サイとかカバなんだよな」
「ヘタすると、ベアードとかノルマンが再来しているかもしれん」
そんなネガティブなことも考える。
……そう、キャンプサイトはひと筋縄ではないのだ。
「前回はリスを派遣して喜ばせてやったから……今回は、ウシね^^」
てな感じで、裏でバイオリズムにのっとったバランス調整をしているに決まっているのであるッ!!
それを考えると、我が島のキャンプサイトに前回やってきたのは、コアラのメルボルンという女子であった。
これは……どちらかというと、かわいいタイプに分類されるどうぶつであろう。
「となると……」
ワニや巨熊の襲来が頭をよぎる。2回続けて、かわいらしい小動物を引くことが簡単にあるとは思えない。
「だ、大丈夫かな……」
不安を抱えたまま、俺はテントの入り口をくぐった。
スカウト大作戦始動
すると……!
そこには、↓こんなどうぶつがいたではないですか!
「あ!!!」
悲鳴にも似た小さな声が、俺の口から飛び出した。
こ、このどうぶつは……俺の記憶が確かなら、『あつ森』のキャラクター人気投票で必ず上位に食い込んでくる、小鹿のペーター君ではないですか!!?
「はあはあ!!!」
途端に息を荒げながら、目の前のシカに話し掛けると……!
おおおおお!!! やっぱりペーターきたぁぁぁぁああ!!!www
なんとなんと、またまたいい子を引いちゃいましたよキャンプサイトで!! 俺的にはジュンとかリリアンには及ばないキャラだけど、アンチョビが引っ越して以降、ぼんやりしたタイプのどうぶつが島から消えていたので、1匹は欲しいと思っていたんだよねーーー!
「それにしても……」
ふと考える。
いま、ルナステラ島には、ヒノコ、ナッキー、かぶきち、アップル、メープル、キッズ、ヴァネッサ、1ごう、アセロラ、アポロという10人の住人がいるわけだけど、このうち、
・ナッキー
・アップル
・アセロラ
の女子3名が完全なキャラ被りで、毎回毎回似たようなことしか言わなくて辟易としているのである。どうぶつのタイプってそんなに多くないけど、やっぱりなるべくバラけて集めたいよなー。
そこにきての、ペーターだ。
見た目もかわいいし、ウチの島では稀有なぼんやりタイプなので、なんとしても招き入れたいところ!!
「よし!! スカウトするしかないな!!!」
ペーター招致大作戦が始まる。
以下、次回!
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
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