日本最強ヨネタクに学べ! ポケモンカードゲームトレーナーズスクール!!
ポケモンカードゲーム講座 第4回 使用されることが多いデッキとの戦い方、そしてカプ・コケコGXの真意
イガチュウ:
皆さん、こんにちは!!
コロコロコミック編集部が誇る「ポケモン大好きおじさん」ことイガチュウです!!
「ポケモンカードゲーム」の必勝講座の第4回目、スタートです!!
ヨネタクさん、今回もよろしくお願いします。
ヨネタク:
「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2018(PJCS2018)」カードゲーム部門マスターリーグチャンピオン、ヨネタクです。よろしくお願いします。
■第01回:大会へのデッキ構築や考え方について~なぜレックウザGXを選んだのか?
■第02回:大会へのデッキ構築や考え方について~レックウザGXの相棒を選ぼう
■第03回:大会へのデッキ構築や考え方について~構成内容を考える
イガチュウ:
前回はついに「レックウザGX」デッキが完成しました!
しかしまだまだ教えて欲しいことがあります!
最初に使用されることが多いデッキについてお話ししていましたけど、これらに対してはどんなことを意識して戦ったんですか?
ヨネタク:
まず、「ゾロアークGX」・「ルガルガンGX」デッキについてですが、最大のポイントは早いうちに「ウソッキー」を出して、特性「みちをふさぐ」で相手のベンチポケモンを4匹までしか出せないようにすることです。
そうすることで、「ゾロアークGX」は「レックウザGX」を倒すことが難しくなります。次に、場に最低7枚のエネルギーを常に貯めておける状況を意識して、相手のポケモンGXを3回倒すようにしました。
次に、「マッシブーンGX」・「ルガルガンGX」デッキですが、このデッキで一番厄介なのはGXではない「マッシブーン」のワザ「スレッジハンマー」なんです。これは対戦相手のサイドが4枚のときに威力が120になってしまうので、自分のサイドが4枚にならないように意識して戦いました。またエネルギーが付いている「イワンコ」を積極的に「グズマ」で呼び出して倒すことで、少ないエネルギーで「レックウザGX」を一撃で倒してくる「ルガルガンGX」にワザを出させないことも大切です。
それから、「よるのこうしん」デッキですが、理想パターンとしてははやめに「闘魂のまわし」をつけた「レックウザGX」や「カプ・コケコGX」や「カプ・テテフGX」で相手のポケモンに攻撃することです。HPの高いポケモンで戦うことで、相手にワザのダメージを増やすことを要求し、「オドリドリ」のワザ「あやかしのまい」を使って、少ないエネルギーで相手のポケモンを倒します。
「オドリドリ」が倒されても「レスキュータンカ」を使用することで、もう一度「オドリドリ」で戦うことができます。「レスキュータンカ」や「オドリドリ」が「レックウザGX」の特性「しっぷうどとう」でトラッシュされないように、あえて特性を使わないという選択肢を取ることも多かったですね。
最後に、「ウルトラネクロズマGX」・「カラマネロ」デッキについてですが、「レックウザGX」に「闘魂のまわし」を付けることでHPが220になり、「ウルトラネクロズマGX」のワザ「フォトンゲイザー」で必要なエネルギーをさらに1枚要求することで、「レックウザGX」を倒されにくくしました。また「オカルトマニア」を使って相手の特性をなくすことで「カラマネロ」に仕事をさせないようにしました。
イガチュウ:
あとは、自分と同じような「レックウザGX」デッキの対策ですかね?
ヨネタク:
「レックウザGX」デッキについてですが、性質上ベンチにポケモンを並べがちなので、相手に「パラレルシティ」の、ベンチにいるポケモンを3匹にする効果を使いました。相手の動きやすさを下げながら、自分だけ展開をしていくことで差を付けました。
「闘魂のまわし」を「レックウザGX」に付けると、相手が「レックウザGX」を倒すのに必要なエネルギーが2枚分増えるので、ハードルを上げることができます。また、「オカルトマニア」を使いながら、「カプ・コケコGX」のGXワザ「カプサンダーGX」を使って「レックウザGX」を倒すターンを作ることを意識しました。
イガチュウ:
ふと思ったんですけど、そういえば、なぜ「カプ・コケコGX」は入っているんですか? 今までの説明ではあまり触れられてなかった気がするのですが?
ヨネタク:
実は「カプ・コケコGX」については、大会当日の朝に仲間と相談して、ぶっつけ本番で採用しました。
イガチュウ:
えええ!? そうなんですか?
ヨネタク:
「レックウザGX」の最大の強みは、速いスピードで相手のポケモンGXを簡単に倒すことができる点です。しかし相手がポケモンGXじゃない、普通のポケモンで戦ってきた場合はどうでしょうか。この問題点だけ、大会前の練習中に実はすごく気になっていました。特に「レックウザGX」対策として、「カプ・テテフ」と「ゾロアーク」に関しては使用される可能性が高いと考えていました。
その対策の対策として、「カプ・コケコGX」に注目したのです!「カプ・コケコGX」ならば、この2匹を簡単に倒すことができるという点で優秀だなと思っていました。さらに「カプ・コケコGX」のGXワザは、「レックウザGX」相手のバトルでエネルギーが少ない状況でも役に立つのではないかと考えました。
即席で入れたので完璧に使えていたかはわからないのですけど、予選での上記の2匹に対しての活躍はもちろん、準決勝では相手のポケモンを1ターン目から倒してくれました。なんと決勝戦では相手の1匹しかいない「オンバット」を、後攻1ターン目に倒すことで優勝に導くという大活躍をしてくれました。
イガチュウ:
まさに、このデッキのMVPじゃないですか!
ヨネタク:
実は当日このカードを手元に持っていなくて、仲間に連絡して持ってきてくれないかとお願いしたっていきさつがあります(笑)。
イガチュウ:
そうなんですか?(笑) 今明かされる、新事実!
ヨネタク:
もし彼が持ってくるのを忘れていたら、優勝してなかったのだろうなと(笑)。本当に感謝しています。
イガチュウ:
ところで、今後もこの「レックウザGX」は強さを発揮できそうですか?
ヨネタク:
7月に発売される「迅雷スパーク」でも「ゼラオラGX」が出てきて、「レックウザGX」デッキもさらに強くなると思います。9月からスタンダードレギュレーションでは「ポケモンカードゲーム サン&ムーン(SM)」シリーズのみが使用可能になりますが、「レックウザGX」の強さは変わらないままではないかと思います。
イガチュウ:
みなさんも、ぜひこの記事を参考にして、新しい形の「レックウザGX」デッキを生み出してみてください! ヨネタクさん、ありがとうございました!
ヨネタク:
ありがとうございました。
これさえあればバトルができる、タイプごとに9種類の60枚のデッキが構築された、GXスタートデッキが7月13日に同時発売された! 強力なポケモンGXが必ず1枚つく激アツデッキの注目ポイントをヨネタクがレクチャーするぞ!!
ラランテスGXデッキ 「ラランテスGX」のワザ「ソーラーブレード」で回復しながら粘り強く戦うデッキ。「ソーラーブレード」だけでなく、「きずぐすり」や「ポケモンブリーダー」も使い、ダメージをくらっている「ラランテス」を回復させながら戦おう。 |
強化拡張パック「サン&ムーン」に封入されている「ラランテス」で攻撃力を上げることで、大きなダメージを与えながら回復する動きを目指そう。 |
ライター:ヨネタク
「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2018(PJCS2018)」カードゲーム部門マスターリーグチャンピオン。
ポケモンカードゲーム一筋な彼の活躍に今後も目が離せない。
エディター:イガチュウ
コロコロ編集部が誇るポケモン大好きおじさん。
ポケモン歴20年の豊富な知識を活かしながら、その楽しさと素晴らしさを世界に広めるために活躍中。
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