5月のいちばん長い日
最古参の住人、アーサーが引っ越してしまった翌日。仕事の早い強欲タヌキ・たぬきちの手配により、早くも旧アーサー家の土地が“売土地”となってしまった。
これ……一刻も早く離島ツアーに行って好みの動物をスカウトしてこないと、たぬきちがテキトー極まる巨獣を招いて住まわせてしまうフラグやんけ!!!
ということで俺の……“5月のいちばん長い日”が始まったのでありました。
選択のミス
前回の日記でも書いたけど、
【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第91回 スカウト大作戦!(1) |
俺はこのとき、約60000マイルの軍資金を持っていた。
マイルりょこうけんに換算すると……30回分。すべて使うとなれば、30種のどうぶつと出会える計算だ。さすがにそれだけとっかえひっかえすれば、1匹くらいはジュンとかリリアンとか1号とかアセロラとか……俺が当初から招きたくてたまらなかったどうぶつが含まれているはず!!!
そんな淡い期待を抱きながら、1回目のスカウト大作戦に出掛けた。
そこで待っていたのは……↓このどうぶつであった。
タコ~~~ん……www
いま思えば……なのだが、この“タコリーナ”というタコはぜんぜん“アリ”な選択だったわ……。このときは、
「うは……w タコデタ……^^;;;」
と、タコというだけで「はい、つぎつぎ」というモードになってしまったんだけど、↓こうしてスクショで見ると、
タコリーナって……タコ界ではズバ抜けてかわいいルックスをした“タコ姫”と呼べる存在だったのでは!!!?
そう思ってやまないのだ。
あーあ……。タコリーナをスカウトしときゃよかったよぉ……w
でも、当時の俺は若かった(48歳だけど)。
「えータコかよ。ナシナシww リスかネコが出るまでローラー作戦続行や!!w」
ってことでタコリーナに別れを告げ、2回目のフライトに飛んでしまったのであった。ホント、アホだな。
そんな2回目。
出てきたのは……↓こいつである。
エテ~~~ん……www
うは……w エテ公……じゃなかった、サルのエテキチか……。
この子、けっこうかわいいと思うんだけど……じつはフレンドのたっちー先生の島にいるんだよなーwww さすがに、頻繁に行き来する島で“どうぶつカブり”が起こるのはおもしろくないので、
「エテキチ……たっちー先生の島から脱走してはいけないではないか!」
と叱責してお別れ。
俺は3回目のフライトの人となったのである。
すると……3回目のその島で、あまりにも“意外などうぶつ”と出会うことになるのである。
“アナザー・ノルマン”現る
3回目。
「ロドリーさんよぉ、ぼちぼちいい感じのコがいる島に連れていってくれんかねぇ~。こちとら、安くない金を払ってるんだからさぁ~」
ゴロツキみたいなことを言っているうちに、島に到着。
そこで待っていたのは……!!!
……あれ???
気のせいか……あそこに見えるバイキングみたいなウシ、どどど、どこかで見たことがあるような……((((;゚Д゚)))
い、いやでも、まさかネ^^;
我がルナステラ島に2日間ほど滞在し、電光石火の早業で引っ越していったあのウシは……まだたっちー先生の島に住んでるはずだ。
つまりあそこに見えるウシは、他人の空似……じゃなかった、他牛の空似であろう。あいつは牡牛だったけど、ヘタしたらそこにいるのは牝牛かもしれんし^^;;
なんてことを強引に考えながら、
「い、一応、確認しておくか……」
ってことで、“あいつ”にしか見えないそのウシに声を掛けたところ……((((;゚Д゚)))
……って、やっぱノルマンじゃねえか!!!www
なんでわざわざ離島ツアーに来てまで、ノルマンと再会しなきゃいけないんだよ!!!www オマエとはもう、涙なしでは語れないお別れをしただろが!!!www
ノルマンと俺の物語は、ぜひ以下のリンクからバックナンバーをお読みくだされw
【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第53回 流浪のノルマン(1) | |
【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第54回 流浪のノルマン(2) |
しかし話してみたところ、ノルマンはすっかり以前の記憶を失くしているようだった。
どこかで頭を強打したのか、それとも……俺と出会う以前の世界からタイムスリップでもしてきたのか……。なんにせよ、俺の知る彼とは違う“別ノルマン”であることは間違いなさそうだな。
でも……。
別ノルマンだろうがアナザー・ノルマンだろうが、こいつがノルマン以外のナニモノでもないことは動かしようのない事実である。……なんか禅問答みたいになってきたけど(苦笑)、新たな出会いを求めてスカウト大作戦に来ている以上、別個体とはいえノルマンを連れて帰るわけにはいかないのだよ。
俺はアナザー・ノルマンを島に残したまま帰路に着いた。
「これは……長い1日になりそうだぞ……」
そんな予感を覚えながら。
続く。
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌バックナンバー | |