図鑑を埋めろ!
前回、『あつ森』を長く遊ぶ上で最大級のモチベーションになりうる要素“図鑑コンプリート”について書いた。
【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第63回 レアな生き物を追え!(1) |
人類の遺伝子に組み込まれている“埋めるヨロコビ”に紐づいた巧妙なシステムで、コレの魔力に取り憑かれた者は、たぬきちへの借金を踏み倒し、どんなどうぶつが島にやって来ても「ふーん。ま、勝手に暮らしてよ」と一顧だにもせず、ひたすら虫や魚を追い回すだけになるという。それほど、
↑この隙間を埋める作業には魅力があるというわけだ。
特殊な生き物とは
さて、前回の日記の最後に、俺は↓こんなことを書きました。
“モノによっては、季節や時間という縛りではなく、捕獲するには“特定の条件”を満たさないといけないものも存在する”
と。
わかりやすい例を挙げると、ときたま海で釣れる古代魚“シーラカンス”だ。
この魚、生息時期は“1年中”で、時間帯も“1日中”となっている。そういう意味では、レアではあるけど“釣りにくくはない魚”と見ることができそうだ。
しかし……シーラカンスに会うのは、そうそう安い仕事ではない。なぜなら彼(彼女かもしれんが)には、会うための“特殊条件”が設定されているから。それは……!
“雨の日じゃないと出現しない”
というもの!
でも、このような特殊条件が設定されているからこそ、人々は欲求を喚起され、「われ先に!!」と採集に飛びつくのであろう。限定販売のグッズや、真贋も定かでない骨とう品に魅せられるように……。
ヘンな虫の捕まえ方
そして当然ながら虫にも、特殊条件が設定されていてなかなかお目にかかれない品種が存在する。以前、コロコロオンラインで『あつ森』の特集を展開したときにも記事にしたが、参考までにここでも紹介しておこうと思います。
●アリの捕まえ方
“アリ”も、季節や時間を問わず、1年中見ることができる昆虫だ。博物館に寄贈すると、
↑このように立派なアリの巣が展示されるので、ぜひとも手に入れたいところである。
さて、アリを手に入れるにはまず、日曜の午前中のみ販売される“カブ”を購入しなければならない。
カブは本来、値が上がったところで売りさばいて利益を享受する金融商品みたいなものだが、いいタイミングで売り抜けすることができぬまま1週間が経過してしまうと……残念なことに二束三文の“くさったカブ”に変容してしまうのだ。
でも、アリを捕まえるには、このくさったカブが必須。
見事(?)腐らせることができたらソレを……地面に放置するのだ。
そしたら……!!
アリ発生きたぁぁああああ!!!www あとはここで虫あみを振るえば、
キチンとアリが手に入ります!
しかし、カブを買い、1週間かけて腐らせて、さらにそれを放置して……なんていうわらしべ長者的なことをせずとも、たとえばフルーツを出しっぱなしにしときゃアリなんていくらでも寄ってきそうなものだが……そこは厳然と、
「アリはくさったカブにしか興味がありません! そういうことになっているんですッ!!」
と、あつ森世界のしきたりは告げているわけだ。なのでアリが欲しかったら必ず、この過程を踏みましょうw
●ノミの捕まえ方
“ノミ”なんて欲しくも捕まえたくもないと思うけど、図鑑コンプリートのためには我慢しよう(苦笑)。
島の住民たちはそれぞれ、個性的な語尾を付けて話をしていると思うけど、ときたまそれが、
「やあ、おはよう! かゆっ」
「今日もいい天気ね。かいかい」
↑こんな感じで“痒さ”を主張するものに変わっていることがある。
じつはコレが、どうぶつにノミが発生した合図。
「うぇぇぇぇえええ……((((;゚Д゚)))」
と距離を置きたくなるが、ノミを捕獲するチャンスなのでキチンと対応しよう。
方法は簡単で、カイカイ言ってるどうぶつに向かって虫あみを振るだけだ。近づきすぎると話し掛けてしまって失敗しちゃうけど(あるある)、成功すれば↓この通り、
ノミを捕まえることができるのだ!
ちなみにこの方法を知らなかったときは、
「きっと……じんましんかなんかが出てしまったんだろうな><」
とかわいそうに思って、必死に“おくすり”を渡そうとしていたわ(苦笑)。でも一向に受け取ってもらえず、
「ちょっと……!! 早く飲みなさい!! じゃないと、いつまで経っても治らないですよ!!! あなた、病院でもらったお薬もキチンと飲み切らないで、“治ったから、もういいやw”って勝手に捨てたりしてるんでしょ!!! キーーー!!」
こんな感じで、ひとりで憤っていました^^; なんだよノミかよ。早く言えよ!ww
でも……。
じつはアリやノミよりも、手に入れるのがたいへんだった虫がいるのである。
それについては……次回で!w
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
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