By ドブフクロウ
みなさんこんにちは。MtGライターのドブフクロウです。
さて、先週末はいよいよ『イコリア:巨獣の棲処』に収録される全カードが公開されました。そして4月17日(金)にはついに日本国内で『イコリア:巨獣の棲処』発売!(※新型コロナウイルスの影響で本来の発売日が1週間早まっています)
【お知らせ】4月17日の発売日に備え、『イコリア:巨獣の棲処』特設サイトを大幅更新!
各種キャンペーン情報を追記したほか、全アメコミ風ショーケース・カードについてもご覧いただけます。ゴジラシリーズ怪獣プロフィール等のコンテンツもお見逃しなく!https://t.co/Liqfiqg0D6#mtgjp #MTGIkoria pic.twitter.com/xKArEUq5zN— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) April 14, 2020
なお、今回は『ゴジラ』シリーズとのコラボカードも収録されています。過去、マジックは他のIPと何度かコラボ企画を行ってきたことがありますが、いずれも特殊セットや限定グッズのみのコラボでした。今回はスタンダードでも使用できる通常のセットのパックに一定確率で特殊な仕様のコラボカードが入っているという異例中の異例の超豪華コラボとなっています。うーん、早くパックを剥きたい!
というわけで、今回はひと足早く海外のプレイヤーが構築した『イコリア:巨獣の棲処』のデッキリストをご紹介したいと思います。
スタンダード テストデッキ
今回は『イコリア:巨獣の棲処』発売前ということで、トーナメントで結果を残したデッキリストも存在していないので、都内のカードショップ「トーナメントセンター晴れる屋」が運営しているメディアサイトに掲載されているドミトリー・ブタコフ氏の記事(※リンク先は外部サイト/英語サイト)からデッキリストを引用させていただこうと思います。
ドミトリー・ブタコフ氏はロシアの強豪プロで、上述の「晴れる屋」のスポンサードシップを受けているプレイヤーです。特に彼の記事は内容の濃さに定評があり、国内外に多くのファンがいます。今回のデッキリストを引用元になった記事も、近日中に日本語翻訳版も公開されるとは思いますので、そちらも楽しみに待ちたいところです。
オルゾフ人間(使用者:ドミトリー・ブタコフ選手) | |
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枚数 | カード名(メインボード) |
12 | 《平地》 |
3 | 《沼》 |
4 | 《神無き祭殿》 |
4 | 《静寂の神殿》 |
1 | 《ロークスワイン城》 |
4 | 《巨人落とし》 |
4 | 《追われる証人》 |
4 | 《将軍の執行官》 |
4 | 《徴税人》 |
2 | 《真夜中の騎士団》 |
4 | 《ドラニスのクードロ将軍》 |
4 | 《ラバブリンクの冒険者》 |
4 | 《不吉な戦術》 |
2 | 《屈辱》 |
2 | 《太陽の宿敵、エルズペス》 |
2 | 《復讐に燃えた血王、ソリン》 |
※デッキリストは晴れる屋の記事から引用。
今回の『イコリア:巨獣の棲処』は怪獣映画の世界観を基にセットがデザインされているそうなので、怪獣と戦う現地の人間たちも数多く収録されています。こちらはそんな人間カードをふんだんに使用した「オルゾフ人間ミッドレンジ」です。
今回コロコロオンライン上でプレビューを行った新カード、《ラバブリンクの冒険者》も収録されています。攻守に渡って活躍してくれそうなプロテクション(偶数or奇数)を持っており、特に《ハイドロイド混成体》や《世界を揺るがす者、ニッサ》によってクリーチャー化された土地(マナコストはゼロ、つまり偶数)をすり抜けることからシミックランプ相手に活躍が見込まれています。もちろん、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》が盤面にいるときはプロテクション(奇数)を選択すれば良いので、完全に腐るということはまずないでしょう。
また、新しい人間ロードの《ドラニスのクードロ将軍》も採用されています。単純にロード能力を持っているだけでも構築級のカードですが、おまけのように墓地と戦場に触れる能力もついており、痒いところに手が届くカードになっています。いずれの能力もトークンを生成するカードとの相性がよく、《太陽の宿敵、エルズペス》は良き相棒となりそうです。
人間というクリーチャータイプはマジックでも最も多いクリーチャータイプとなっており、モダンなどでは大量の人間クリーチャーを採用した人間デッキが活躍しています。もちろん、『イコリア:巨獣の棲処』発売後の世界ではスタンダードでも目立った存在になってくることでしょう。
人間が強すぎて、怪獣の存在感を完全に食ってしまわなければよいですが……実際の環境はどうなることでしょうね? 今から楽しみです。
ライター:ドブフクロウ
青春時代のほぼ全てをテキストサイトやゲーム系サイトを徘徊することに費やしていた根暗ライター。人間としての軽薄さに定評があり、親しい間柄では「空っぽ」というあだ名で呼ばれることもある。
MtGプレイヤーとしての腕前は自他ともに認めるヘッポコだが、青春時代に (いろいろなものを犠牲にして) 培ったMtG知識量は他の追随を許さない。
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