失われた春
今年は桜の開花が早く、“何事もなければ”3月の中旬くらいから全国の桜の名所がお花見で賑わっていたんだろうと思う。
俺も毎年、この時期は、編集部のほど近くにある神田明神や上野公園に折り畳み自転車に乗っていき、小じゃれた“お花見サイクリング”を楽しんだりしていた。
そして夜になると、ゲーム業界の酒飲み仲間と集まって夜桜宴会に興じたり。毎年行っている定番中の定番レジャーで、俺とその仲間にとってはものすごく“ふつう”の行事だったんだけど……今年はとてもじゃないけど、そんなことはできなかったよ。
いつ終息するかもわからない新型コロナウイルスの影響で、天気のいい土日もほぼ家にこもりっきり。俺の知らないところで桜は満開になり、そしてすでに散り始めて、2020年の春は“なかったこと”のようになりつつある。ネガティブな意味で、忘れられない年になってしまったわ。
いまこそ『あつ森』に!
しかしだからと言って、ふさぎ込んでいるばかりいるのも精神衛生上よろしくない。
せっかく手元に、季節の移り変わりや風情を感じるための、究極に作り込まれたゲームがあるのだ。バーチャル世界ではあるけれど、目いっぱいコレを楽しんで“失われた春”に想いを馳せようと思うわ!! そう、『あつ森』でお花見をしてな!!^^
桜がキレイです
4月1日から『あつ森』は春真っ盛りとなり、島中で桜の花が咲き乱れている。
おお……>< キレイで、ウキウキさせられる風景なんだけど、今年に限ってはちょっと泣ける……。世界から消えてしまった、のどかで、平和で、牧歌的なシーンがここにあるよ……。
と、またダークサイドに堕ちそうになっちまったので、ここは気を引き締めて臨もう。
この桜の木からはときおり、花びらがヒラヒラと舞うんだけど、これを虫あみで捕獲するといろいろなアイテムをDIYで作れるようになる。もちろん、それ用のレシピは必要なんだけど、季節限定のステキな家具や装飾品が作れるので、がんばってレシピを集めたいところだ。
ちなみにレシピは、
風船にくっついて飛んでくるので、しつこく、島中を駆けずり回って空を見上げることをオススメしますw
お花見にくり出すぞ!
さて、さっそく俺も、桜の花びらを使ったDIYを行おう。わーいわーい^^ 春のDIYだーーー^^
まず最初に作るのは……うん、やっぱりコレだな!
桜の花びら10枚で作る“おはなみセット”!!
……花びらをどう調理したら、豪華なお花見料理になるのだろうか……? と、小一時間ほど考え込んでしまったが、細かいことは気にしないことにしてチャッチャとDIYを行った。そして……!
完成!! ゴージャスなお花見料理だ!!
よーし、これを桜の木の下に広げて、リッチでセレブなひとりお花見とシャレ込もう^^ ホントは、毎年花見にいっしょに行く業界仲間を集めたいけど、とりあえずはソロで楽しませてもらうとするかね^^
というわけで、とくにお気に入りの桜の木の下におはなみセットを広げてみたんだけど……。
ちょり~~~~ん……www
あ、あれ……?? 確かに桜の木も料理もゴージャスなんだけど……それが合わさっただけだと、どうしてこうも貧相に見えるんだ……!?w
これは……早急に改良が必要だ!!
というわけで、次回に続く。
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌バックナンバー | |