By ドブフクロウ
みなさんこんにちは。MtGライターのドブフクロウです。
4月17日(金)発売の最新セット『イコリア:巨獣の棲処』は、パックだけでなく統率者デッキ5種が同時発売となります(※詳細はこちら/リンク先は外部サイト)。
これらのデッキには、スタンダードでは使えない完全新規カードが合計71種類(!)も収録されます。過去の『統率者』製品では、スタンダードで使えないのを良いことにヤンチャが過ぎるカードが登場した例も多々ありましたので、プレビューから目が離せません。
今回ご紹介するカードは、そんな統率者新規カードの1枚。《天上の餌あさり》をご覧ください!
「探査」って書いてあるーーーーーーー!!!!???
「探査」といえば、さまざまなフォーマットで相次いで禁止となった凶悪ドロースペル《宝船の巡航》、《時を越えた探索》、モダンを荒らしまくってわずか2か月半で禁止された《甦る死滅都市、ホガーク》など、狂った強い能力グランプリを開催したら間違いなく決勝トーナメントに進出するであろうキーワード。
禁止カード以外でも、《グルマグのアンコウ》や《強大化》など活躍しているカードは多く、「探査」というキーワード自体がめちゃくちゃ強いことが伺えますね。
《天上の餌あさり》は、それら大先輩に比べたら控えめな印象ではありますが、追放したカードが意味を持つのは大きなポイントです。これまでの「探査」呪文だと《魂剥ぎ》が追放したクリーチャーを参照していましたが、インスタントやソーサリーを参照できるカードは初めてですからね。
《天上の餌あさり》を有効活用できそうな統率者でパッと思いつくものは、軽量呪文を多用し、自身の能力でも手札を捨てる《遵法長、バラル》などでしょうか。追放した呪文をすぐに唱え直すのではなく、手札に戻すという点も、カウンターを軸とした《バラル》に噛み合いそうです。
また、冒頭でスタンダードでは使えないと書きましたが、レガシーやヴィンテージでなら使用が可能です。《稲妻》の射程圏内なので大活躍は厳しそうですが、《秘密を掘り下げる者》や《弧光のフェニックス》を使うデルバー系のデッキに合致する能力ではあります。気に留めておきたいところですね!
ちなみに余談ですが、マジック界における鯨はこれが7体目。うち《天上の餌あさり》も含めた4体が飛行または飛行を得る能力を持っています。鯨ってなんだっけ???
そんな《天上の餌あさり》が収録された『イコリア:巨獣の棲処』統率者デッキは2020年4月17日発売!統率者デッキは、未改造のまま多人数戦を遊ぶだけでも楽しいので、ご家族やお友達と一緒に買ってみるのもオススメですよ!
それではまた次回の更新をお楽しみに!
ライター:ドブフクロウ
青春時代のほぼ全てをテキストサイトやゲーム系サイトを徘徊することに費やしていた根暗ライター。人間としての軽薄さに定評があり、親しい間柄では「空っぽ」というあだ名で呼ばれることもある。
MtGプレイヤーとしての腕前は自他ともに認めるヘッポコだが、青春時代に (いろいろなものを犠牲にして) 培ったMtG知識量は他の追随を許さない。
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