勝負はここからだ
必勝を期して臨んでいる激ムズ虫相撲大会、タランティオン記念大会。
ロクロクビオトシブミなどの活躍もあり、ほとんど危なげなく決勝にコマを進め、ライバル・ヒカリを相手にしたファイナルバトルも……!!
「キミの勝ち!!」
と、我が軍のリーサルウェポン、ヘルクレスオオカブト・リッキーブルーが獅子奮迅の活躍をして先鋒戦を制したのである。
とまあ、これが前回までのお話。
じつは激ムズ虫相撲大会の決勝はここからがたいへんでさぁ……!
ヒカリも後がないので、本気を出してくるわけだけど……!
その戦士は……!!
ヘルクレスオオカブトに性格勝負で勝てる猛者、マンディブラリスフタマタクワガタの……突然変異種!!
これで強さは470vs.500と、大きく水をあけられてしまったんだけど……!!
さらにこいつは、万全を期してだなぁ……!
うお!! 背水の陣の戦いだからか、遠慮せずに技まで使ってきやがった!!
これで戦力は、
470vs.530
↑このような圧倒的な差に……。
こうなると……。
うううう! フルパワー出された……><
こうなると、満タンで攻撃しても88までしか出ない我が軍はどうにもならず……。
って、満タンどころか23しか出てねえけど(苦笑)。これで、1本目を獲られてしまった形だ。
そして、逆にリッキーブルーの後がなくなった2本目も……。
うおおおおお!! ヒカリのやつ、この一戦ですべてを出し切るつもりかよ!! 最後の技を使ってきやがった!!!
ということは、ヒカリがフルパワーを出してしまうと……!!
って、外すわけないよね~~~!!www
ヒカリ、渾身の99!! これで、リッキーブルーはいくら踏ん張っても相手に届かず……。
「勝負アリッッ!!!」
バチューーーーン……。
「キミの負け!!!www」
ってことで、混沌の決勝戦はフリダシに戻ったのでした。
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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