また沼か……
我が軍の最大の弱点である“冷静(青)戦士不足”を解消するため、グランディスオオクワガタとゴホンヅノカブトの2種を並行で繁殖させることにした……と前回の記事で書いた。
しかし、そこでも記した通り、いきなり突然変異種を目指すというムチャなことはせず、
「最大サイズ近辺のビッグサイズのオスが生まれたら、とりあえずそれで満足しよう!」
という、かなりユルい取り決めを自分の中で決めての交配である。そういう意味では非常に気安い、ストレスのない繁殖ができるのでは……と考えていたのである。
で。
とりあえず、2種の繁殖を行うので万能伝説の幼虫エサを60個ほど購入し(金がかかるなオイ)、同時進行の育成がスタート。
前回の続きになるけど、
序盤なのでたいてい、生まれたばかりの子が最大サイズになるので、それを選んで……!!
ゆっさゆっさwwww
交尾開始だ。
ちなみに、このグランディスオオクワガタの子は……。
メスか。でも、当然これが現在の最大サイズ母ちゃんである。
そして、これを母体にしたつぎの交配では……!!
お!! オスか!!
もちろん、その大きさも……!
229cm!! さっきの種ムシが221cmだから、一気に巨大化が図れたってわけだな!!
やっぱり、オスとメスは交互に誕生してくれるのが理想的。まあメスの最大サイズが生まれたらあとはオスばかりでもいいんだけど、大きなメスが少ないとエサやりの時間がかかってしまうので、ある程度の数はそろえておきたいのだ。そういう意味では、グランディスオオクワガタの繁殖はなかなかステキなサイクルに入ってくれたかもしれない。
ってことで、ひとまずグランディスオオクワガタは置いておいて、もう1種のゴホンヅノカブトも増やしていこう。
ってことで、さっそく……。
交尾させてみた。が、見ての通りこちらはまだまだ、オスもメスもサイズが伸びていないのがよくわかると思う。
とはいえ最初は、どんなムシでもこんな感じなのだ。とりあえず……。
最初はメスね。そのサイズは……。
182cmか。現時点ではこれが最大だな!
で、これを母体にさらに交尾させると……!
お? またメスか。
ちなみにこのメスの大きさも183cmくらい。どうやらゴホンヅノカブトのメスはこのへんがピークに近い大きさのようだ。
となると、ぼちぼち大きなオスが欲しいね。だっていま使ってるオス、野生に近いしょーもない大きさなんだもの。
でも、そんなことを考え始めたとたんに“あのセンサー”が反応して……!!
む……。3連発でメスだと……??
はたして、この交配の結果は……?
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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