ろくろ首は……もういいかな
突然変異種を目指したロクロクビオトシブミの交配は、もはや完全にドロ沼化していた。
前回、軽い成果として250cmメスが生まれたことを書いたけど、
その後が、まっっっっったく続かない。
気が付けば虫カゴのロクロクビオトシブミは、
オスが17匹、メスが12匹の大所帯になっていたけど、「これは!!」っていうサイズは一向に出てこないのである。
それでも、あきらめたらそこで終わりなので、交配を続けているんだけど……。
お……! オスか……! もうこのへんで、突然変異種に出てきてほしいんだけど……!!
……って、どこ向いてんねん。顔が見えないから、突然変異種なのかどうかもわからねえやんけ!!!(イラ)
仕方ないので画面を進めて、詳細ページを見たんだけど……!
うぉい!!! こっち向けや!!!(怒)
最初は笑いながら見ていたロクロクビオトシブミの挙動も、いまやイライラの対象に(苦笑)。同じ作業を機械的にやっていると、虚無を通り越して怒りがこみ上げてくるわ^^;
そして、交配用のエサも……。
くーーーー!!! もうラスト1セットやん!!!><
ここでなんとか、終わりにできたらいいんだけど……と願いながら交尾させたものの……。
うううう……!! 微妙な、249cmメス……。とっとと最大サイズになってくれよお母ちゃん……。
いやしかし、ダメなときはホントにダメだなこのゲームの交配は。その後、エサを買い足してさらに繁殖を試みたけど、
うう……。
ううう……。
うううう……!
ううううう!!
うおおおおお!!!
ぜんぜんデカくならねええええ!!!!www ダメダメ過ぎて、もう笑うしかねええええ!!!www
という、ドツボのドロ沼の地獄へと足を踏み入れてしまったのでした。
けっきょく、またもやよろず屋のお店のほうに行って……。
エサの買い足し……。
……もしかしてこの娘、金儲けするために、最大サイズが生まれないようなエサを売っているのではなかろうか??
そんな疑念を抱きつつ、もうちょっとロクロクビオトシブミの交配を続けます。
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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