By まつがん
~前回までのあらすじ~
地味に自慢できる宴会芸 (?) かもしれない……流行りのダンスを大体トレースできるというのは。
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優に10000種類以上あるデュエル・マスターズのカードの中でも、フィールドというのはいまだ100種類にも満たない数しか登場していない特殊な存在だ。
もちろんクリーチャーではないからダイレクトアタックはできないわけだが、クリーチャーのようにターン経過をまたいだ継続的な効果がある。他方で呪文ではないから、これ自体を何度も使用してループパーツになるといったことはない。こうした性質は、デュエル・マスターズのゲームレンジに対してこれまではデザインが難しかったという部分があるのかもしれない。
「ん……このフリが来たということは……?」と読者諸賢ならもう勘づいた頃だろう。それでは紹介しよう。こちらが10月21日(土) に発売予定の「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」に収録される新カード、《完全水中要塞 アカシック3》だ!
ハンパない重さのフィールド……だと……???
既に圧倒的に異質なカードの気配が漂っているが、例によってこのカードがどんなテキストを持っているか、読者の皆さんに予想してもらう。
別の例として水文明のフィールドを挙げるなら《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》が最も有名だろう。5マナで設置して継続的ドローを確保しながらDスイッチで相手ターン中に7コストの呪文をタダ打ちできる上にS・トリガーまで付いているというのは破格の防御性能で、《英知と追撃の宝剣》や《超次元ガロウズ・ホール》など手打ちが重い水の呪文との組み合わせで一世を風靡した。
転じて、呪文ではなくクリーチャーの出力を上げられるのが《Dの機関 オール・フォー・ワン》で、こちらは登場時能力を倍化させるDスイッチと組み合わせて《クイーン・アマテラス》などのループ始動の起点となった。
ただ、10コストとなるとそもそも効果のスケールそのものが全く違ってくる可能性もある。たとえば《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》などは7コストで全体除去+全体蘇生という大規模なアクションが行えているのだから、10コストとなるともはや何が起こるのか想像ができない。
大規模なアクションを持つフィールドといえば、《並替と選択の門》もあった。《並替と選択の門》の場合は対戦相手が盤面的に最も不都合でないものを選べることによりタイムラグが発生するという弱点があったが、10コストともなれば、そのような弱点はもしかすると解消されているのかもしれない。
あるいは、もしあなたが「水文明で10マナのSRのフィールドを作って欲しい」と依頼されたらどんな能力を考えるだろうか?そういった想像も膨らませながら、ぜひ予想してみて欲しい。
次回は《完全水中要塞 アカシック3》の効果を発表するとともに、このカードを使って早速新しいデッキを作っていくことにしよう。
次回に続く!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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