これはレア色に違いない!
前回、『カブトクワガタ』の最新アップデートで施された、
バチューーーーン…………!!!
「きみのかち!!!」
……という、理外のド派手エフェクトに気を良くして、再び↓ここ、
謎のご神木を舞台にカブト&クワガタのレア色集めに動き出した……ってことを前回の記事で記している。
いや、しかし。
改めて考えると、この木に取りついてからもけっこうな月日が経ったなぁ……w
これまでに撮影した数千枚のスクショリストを見ると、俺が最初のご神木から謎のご神木に舞台を移したのは……7月10日前後だな。現在の日時は2023年8月8日正午なので……! うお!!!! すでに丸々1ヵ月も、この木での活動を余儀なくされてるってことか!!!
いやあ、これにはさすがの植村さんもビックリであろう。よくもまあ飽きもせずに、同じムシばかりを追いかけられるものだなぁ……と(苦笑)。
でも、それくらいシツコく張り付いていても、まだ3色目すら集まっていないムシがいるんだから『カブトクワガタ』というゲームは恐ろしい。まあ、リアル世界におけるカブトムシ採集でも、巨大な個体や珍しい色の個体には滅多なことでは出会えないと思うので、ここは素直に、
「な、なんて現実に即したゲームなんだろう……!(((( ;゚Д゚)))」
と震えておくのがよさそうだ。なかなか攻略できないからこそ、再び採集に出向きたくなるんだしね。
てなわけで、ナントカのひとつ覚え的に謎のご神木にやってきた。
そして躊躇なく、昆虫サーチを行うと……!
……あれ??
なんか、この画面の中だけでも……いち、にぃ、さん、しぃ……って、めっちゃたくさんのカブト&クワガタが見て取れるんだがwww アプデ前って、こんなにたくさんのムシがいたっけ!!?
ざっと、
確認できるだけでも、こんなにwww
この状況で、木の真下で思いっきり幹を蹴飛ばしたら、
ボトボトボトボトボトボトボトボトッッッ!!!!!
ってんで、カブトムシとクワガタはもとより、カナブン、ゾウムシ、コガネムシという甲虫軍団を始め、ムカデ、ゲジゲジ、アメリカシロヒトリ、アシナガバチにオオスズメバチといった凶悪ムシマフィア連合も落っこちてくるだろうなぁ……w イヤだなぁ……w
なんてことを想像しつつ、さらにサーチを続ける。
……ちなみに、「アプデでムシの数が増えたかも!?」と思ったのは多分に俺の希望的観測で、別の機会に撮影したものを見たら前とあんま変わってなかったわ^^;
ではでは、採集の続きと行こう。
じつは謎のご神木に取りついた1ヵ月前から、俺は“あるカブトムシ”の3色目を求めて日夜のムシサーチをしていたのだよ。
そのカブトムシとは、↓こいつなんだけどね。
そう、一部で大人気のグラントシロカブトだ。ズラリと並んでいるオスのほとんどは育成で作ったものだけど、どっからどう見ても2色しかいないことがわかると思う。
そう、じつはグラントシロカブトに関してはいくら探しても、出てくる遺伝子は“しろ”もしくは“グレー”の2色しかいねえ……(((( ;゚Д゚)))
「あ! いた!!!」
と思ってズームをしても、
……うーん。こいつは白だな。
と既存の遺伝子だとすぐにわかるし、運よく2匹のグラントシロカブトが固まっている場面に出くわしても、
これは……白とグレーっぽいな……。
やっぱり、すでに持っている遺伝子しかいない……。
こうなってくると、
「グラントシロカブトって、じつは2色しか実装されてないんじゃないの……?」
なんて疑問まで浮かんできてしまうんだけど……!
そんな、8月のある日のこと。
いつものように謎のご神木に出向き、シツコくグラントシロカブトを見つけてはサーチをくり返していたらだなぁ……!!!
「……あれ???」
こ、これは……グレーか?? いやでも、グレーにしては若干、青みがかっている気がしなくもない……???
このグラントシロカブトの正体は!?
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info
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