【カブトクワガタ日記】第68回 ひたすらムシを捕る日々楽しいです

ご神木を制覇せよ!

 雨の週末(リアル話)も、ひたすら虫を捕ることに専念している。

 ……イベント取材で土日も遅くまでヒーコラ働いていても、家に帰ったら『カブトクワガタ』を起動してムシを追いかけている(これもリアルw)。

 それも、『カブトクワガタ』日記シーズン2の題材と決めた、全ムシのレア色集めを達成するためだ。前回から、物語のスタート地点となった最初のご神木に入り浸って↓こちらの、

 日本の子どもたちにとってはもっともポピュラーな“和カブト軍団”の採取を始めたのである。

 ……しかし冒頭から、

 “ムシを捕る

 と、捕獲の意味を込めて“捕る”という漢字を使っているけど、果たしてこれで合っているのかね?

 たとえば、同じ“捕獲”から考えたら“ムシを獲る”でも成立する気がするし、“昆虫採集”って四字熟語から察すると“ムシを採る”でもいい気がする。もっと言うなら、“とる”でもっとも一般的な“ムシを取る”も安全策を考えれば正解な気も……。

 パソコンの優秀な辞書によれば、

・捕る→捕らえる。”ネズミを捕る”、“ムシを捕る(取る)”、“飛球を捕る”
・採る→採取、採用。“血液を採る”、“キノコを採る”、“標本を採る”
・獲る→狩猟、漁。鳥獣、魚介をとらえるの意。常用外
・取る→一般的

 ↑このように解説が出てくるので、ひとまず“捕る”を採用した次第。でも、考えれば考えるほど“とる”がゲシュタルト崩壊してきて、

 「もう、なんでもいいだろ面倒だな……」

 と仕事放棄したくなってくるので、あまり深く考えないようにします^^;

 さて。

 とりあえず前回は、ご神木にとまって平和に暮らしていたコクワガタのメスに、

 沈黙の巨人、ヘルクレスオオカブトをぶつけるという情け無用の暴挙を行って、

 圧勝!!!(あたりめーだろ)

 これでコクワガタも繁殖できるようになったぞ!

 さあさあ、この調子でご神木のムシどもを総ざらいしてくれましょうや。

 つぎなるターゲットは……!

 お!! カブトムシのメスだ!! いわゆるメスカブト。俺が生まれ育った群馬県下仁田町では、カブトムシのメスは“ブー”という地方名(?)で呼ばれていたんだよな。そんなブーを捕獲するために派遣されたのは……!!

 これまた容赦なし!!ww なんとなくヒマそうにしていたサタンオオカブトに出張ってもらった!!!ww

 この勝負も、もちろん……!

 どっからどう見ても、我が軍が悪者www

 攻撃力も……!

 こっちがテキトーな数字を出したところで……。

 うっは……w “4”って……w 見てるこっちが悲しくなってくる……w

 ブーがいくら全力を出してもサタンオオカブトを上回ることができず、

 我が軍が“63”を出したところでジ・エンド。

 “きみのかち”となって、

 ブーが繁殖用に加わってくれたのだった。

 しかし、遺伝ナシのムシをいくら捕らえてもレア色は生まれなそう。ここらで現況を打開する新たなムシを入手しておきたい。

 そんなことを考えながら、ご神木をさらに調査していると……。

 お! このフォルムは……!

 やっぱりカブトムシ!! しかも、遺伝の欄には“ちゃ”と書かれているじゃん!!

 続く。

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info

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