すげえ別荘作ります……!
前回の記事の最後で、
「“史上もっとも奇抜な別荘”の足掛かりが作られることになる……!!」
という、じつに思わせぶりにして自信満々なシメを書いてしまったんだけどさ……!
いま改めて、この日に作った別荘のスクショを見ていったんだけど……!!
やっぱり、過去に作った70軒以上の別荘の中でも、“奇抜さ”、“斬新さ”、“奇天烈さ”という点において、他に並ぶモノをまったく思いつかないわwww
奇抜な別荘の中でもお気に入りと言えば、
↑こちらの、“待ち人来ず別荘”があるんだけど、今回から詳細を明かしていく1棟は……! シンプルな待ち人来ず別荘の対局にある、賑やかにして珍妙奇っ怪!!!ww どこか不可思議でミステリアスでもある、非常にエキセントリックなデザインになっているのであるよ!!!ww
せっかくインパクトのある別荘ができたのだから、ちょっと焦らしつつ核心に迫っていきたいと思う。
まず、前回の記事の続きになるけど、いつものようにリゾート島に来たその足で、俺はビーチやレストランをウロウロしながらこの日のお客さんを探していたのである。何度も言うように、建てた別荘の数が70軒を超えたあたりから、ダブり、カブりのコンセプトが増えてきたので、なるべく斬新な要求を出しているどうぶつを見繕ってみたいのだ。
どれどれ……!
贅沢な別荘……っての、初期の初期に、
“ザ・成金趣味”を建てた記憶が……w
これ、もう1年近く前のことで、まだ部屋のサイズも変更できないころに建てたんだよなーw そのわりに、クライアントが求める“成金趣味”にキチンとのっとったデザインにすることができて、初期に作ったもののなかではかなりお気に入りだったりする。
こんな成功体験があるので、改めて広い間取りでギラギラのデザインを作るのも悪くないなー……と思った。よって、この巨グマの要望は“前向きに保留”としておこう。
このヤドクガエルが求めているのは……井戸??ww 部屋のド真ん中に古井戸がある、番町皿屋敷みたいなレイアウトにすればいいんかね?ww
はい、つぎ!!w
これは……なんともつかみどころのないコンセプトだなー!! おそらく、メルヘンチックな童話の世界のような空間を作ればいいんだろうけど……! あまりにも壮大なテーマ過ぎて、かなり苦労しそうな気がするわ。まあ、いまやそれくらい突飛もないテーマじゃないと燃えなくなっているのも事実なんだけど^^;
続いて、ビーチで聞き込みをしていると……!
あー! キャンプね!! 悪くないかも!!
というのも、俺はロードバイクやマウンテンバイクにちょっとしたキャンプ道具を積み込んで、広めの河原などにくり出してアウトドアライフを堪能しちゃう“バイクパッキング”が趣味のひとつなのだ。その様子を再現した別荘なんて……趣味と実益を兼ねていてじつにいい気がする!!!
「こいつは……バイクパッキング別荘で決まりかも!?w」
9割がた確信しながら、ビーチにいたもうひとりのどうぶつの声を覗いてみた。
すると……!
あ……!
離島ツアーでしょちゅう遭遇するマスカラス、見た目通りプロレス会場な別荘を希望しているのか……!!
俺は学生時代、将来はプロレス雑誌の記者になることを夢見ていたこともあるほど、“昭和プロレス”の大ファンであった。それがまかり間違ってゲーム業界の記者になってしまったんだけど、ほんの少しだけ人生の天秤の傾きが違ったなら、こうして『あつ森』のプレイ日記を書いている大塚角満は存在しなかったかもしれない。
「そっかぁ……! プロレスの会場かぁ……!!」
1990年代初頭は大手のプロレス団体が分裂をくり返していた時代で、半年に1回くらいは新団体が設立されて旗揚げ興行を行っていた。そのたびに俺はプロレス好きの親友数人と手分けしてチケットを取り、後楽園ホールにくり出しては、血を吐くほどの絶叫と声援をレスラーたちに浴びせていたのである。この、マスカラスの要望は……間違いなく俺の青春のひとつだったプロレス会場巡りを思い起こさせる、格好の起爆剤となった。となれば、今回のお客さんは……!
マスカラスに決定ッ!!!!
あのころを思い出して……当時もっとも熱狂していた、奇天烈なリングを作ってやろうではないか!!!www
血沸き肉躍る、デスマッチの会場作りが始まった!!
続く!!
1年前の今日は?
せっかく丸2年以上、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2021年11月21日の様子は↓こちらです。
喫茶ハトの巣に……おじさん軍団が揃った日www
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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