トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×のりすけ 第3回】
あとばる×のりすけ対談の第3回目!
今回はナワバリバトルの必須ブキともいえるLACT-450の運用法から、開催が決定した『スプラトゥーン甲子園』の展望などについてたっぷりと聞いていくぞ。
●スプラトゥーン3 スタートダッシュ杯 一般チーム部門 [Nintendo Live 2022]
のりすけ選手のIKAZIST_IGZが優勝した「スタートダッシュ杯」の試合は上のリンクから視聴できる。ハイレベルな試合の連続で、ナワバリをプレイする上ではかなり参考になるぞ。
あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
Twitter:https://twitter.com/Atobaru_ika
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UChczP5QLI27iCB-pEfz2eYA
OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/user/atobaru_ikaのりすけ/no risk
的確な判断力と、ミスの少ない堅実な動きでチームをサポートするトッププレイヤー。視野の広さ、状況判断、エイムとすべてが高いレベルにあり、状況に合わせた盤面のコントロールから味方への指示出しまで、さまざまな局面でチームに貢献。彼がいることでチームとしての安定感もグッと高まる。『スプラトゥーン3』初の公式大会「スタートダッシュ杯」ではリーダーとしてチームを率いて優勝。また、「スプラトゥーン甲子園」や「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」といった大舞台の経験も豊富。IGZIST所属。
Twitter:https://twitter.com/8no_risk
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCNQxF_-jccYdCOfvWE2u7YQ
OPENREC.tv:https://www.openrec.tv/user/nori_toon
ナワバリバトルにおけるLACT-450の運用方法!
――ここからはLACT-450のお話も伺いたいのですが、あとばる選手もLACT-450を使っていますよね。
あとばる:楽しいですよ。
のりすけ:使っている最中は本当に、「このブキ、上手くなるとかあるのか?」とか思いながら使っていましたけど、全然ありましたね。
あとばる:無限の伸びしろですからね。
――現在、ナワバリにおいてLACTはほぼ必須といえる環境ですけど、自陣塗りが終わった後のLACTの立ち回りとしては、基本的にどういう動きをしていくことになるんですか?
のりすけ:ステージにもよるんですけど、たとえばマサバ海峡大橋であれば、とりあえず左右の端は塗っておくとか。それで、左右を塗り終わったらカーリングを流しつつ、少しでも侵攻してきそうな塗りが見えたら一旦そこは潰しておくという感じですね。
――立ち位置としてはどういったことを意識していますか。
のりすけ:今の環境はスクリュースロッシャーが多いので、その射程外から塗るというのは意識していますね。少しでも敵側の塗りが存在していたら、そこは警戒するようにしています。
――ちなみにマルチミサイルは序盤は自陣塗りで溜まったらすぐに撃つ感じですか?
のりすけ:そうですね。大体、自分たちが押しているときはすぐに使って、残り時間がラスト1分を切ったか、こちらが打開状況という場合はちょっとタイミングを考えるという感じですね。
基本的には「打開状況ではこちらにマルチミサイル以外のスペシャルがひとつ以上溜まっている、もしくは相手が落ちて自分たちが人数有利な状況のときに撃つから、合わせるか合わせないかはみんな任せる」ということをチームメイトには伝えていて、その上で最後のラスト15秒では絶対に入れるからそこでなんとかしてほしいという感じでした。
もちろん、ラスト15秒に関しても、スペシャルがたまらずに吐けなかったりすることもあるんですけど、そこは自分が倒されたタイミングとか、直前にマルチミサイルを使ったタイミングを見て記憶していてほしいという感じで。実際、スタートダッシュ杯でもそこはみんな柔軟に対応して動いてくれたのかなとは思っています。
――そこまでしっかりと決めていたからこその優勝でもあったんですね。
のりすけ:正直、自分としてはかなりプレッシャーがすごかったんですよ。
うちのチームのメンバーを見たときに、僕は『2』でのXパワー2800ちょいとかなんですけど、他の3人は全員Xパワー3000到達者で、かつ世界最速3000とかエリア最高3150という記録を持っていたりもして、自分からすると『2』で最強レベルの3人を連れている状態なので「このメンバーと組んで優勝できなかったら……」というプレッシャーが大きくて。
なので、大会の1週間くらい前からちょっとお腹を壊していました(笑)。
――そういうプレッシャーは大きかったんですね。
のりすけ:そうですね。あと、自分が持っているブキがLACTというのもあって、僕としてはけっこういろいろと考えて動いているつもりなんですけど、側から見たら「ただ塗っているだけ」と見られてしまう部分もあって。
――LACTはどうしても役割的に「塗ってマルチミサイルを撃っているだけ」というふうに見られがちなところはありますよね。
のりすけ:そう見られがちなんですけど、実はそうでもないかもみたいな。
あとばる:僕もLACTを使っているのですごくわかります。「俺がうまいこと塗ったから勝ったわ」という試合をちゃんと気づいてほしいですよね。
のりすけ:このタイミングでミサイルを入れたからとか。
あとばる:そうそう。
のりすけ:今この位置に入れたからここが取れて、みたいな。そういうところに気づいてもらえたときはめちゃくちゃ嬉しいですね。
――もうひとつ、大きな話題で言うと『スプラトゥーン甲子園』の開催が発表されました。IKAZIST_IGZとしてはこのメンバーで甲子園もエントリーする予定なのでしょうか?
のりすけ:そこはまだ未定なんですよね。もちろん、僕としてはこのメンバーで出場したい気持ちはありますけど。
――なるほど。そこは今後の動向に注目というところですね。ちなみに最近はプロ契約するプレイヤーの方も増えてきましたが、甲子園に向けて気になるチームはいますか?
のりすけ:DETONATORは、今の最前線で活躍している選手たちと比べたら若干年齢層が高めなのかなとは思いつつも、やっぱりそういう部分で落ち着いているので、こういうどっしりと構えてくるチームは自分たちとしては掻き乱しづらいので面倒な相手になりそうだなと思って見ています。
あと、DetonatioN Gamingに関しては新しく加入したプレイヤーたちが、『2』のときに一緒に大会に出たりとかを繰り返していたメンバーで、けっこう僕たちが持っている強さと似た部分を持っているチームかなと思って、ここも警戒していますね。
――両チームとも大会での実績のある方々が揃っていますもんね。あとばる選手はどうですか?
あとばる:メンバーが個々が強いのはもちろんそうなんですけど、精神的支柱というんですかね。リーダー枠というか、チームを締めるような役割が入っているとやっぱり安心だなと思っていて。
そういう意味では、IKAZIST_IGZにはのりすけくんがいますし、DETONATORもさっき言ったみたいに年齢層が高くてなにかあったときに崩れたりはしないと思うので、そこは強みだなと感じますね。
――あと、のりすけ選手のIGZISTもそうですが、固定チームではなく個人でのストリーマー契約という形も増えています。
あとばる:これ個人的にはすごくいいやり方だなと思っていて、『スプラトゥーン』のプロチームというのがちょっと曖昧な部分があるじゃないですか。
賞金でお金を稼ぐわけではなく、勝ちイコール成功ではないところがやっぱりあるので、そういう面でもストリーマーというエンタメ方面にも振り切れる形だと安心だなというのはありますよね。
もちろん、4人固定チームのよさもあるんですけど、メンバーを固定しないというのは『スプラトゥーン』的なプロの形として合っているなとは感じますね。
・LACT-450には無限の伸びしろがある!
・自陣塗りが終わったあとの動きとマルチミサイルを入れるタイミングがポイント!
次回も引き続きふたりの対談をお届け。チームとしてナワバリバトルに勝つための練習方法などについて聞いていくぞ。
甲子園に挑戦してみようと思っている人は必見だ!