決着
壮大な『エルデンリング』の物語の中でも、極めて重要かつ印象的なエピソードとなったのが“最強デミゴッド”、星砕きのラダーンとの一戦であった。
ここ数回、ラダーンとの命を懸けた究極の戦い“ラダーン祭り”の様子を記事にしてきたが、
正直、もっと事細かに、この祭りで起こったことを一から十まで書いてしまいたいところなんだけど、さすがにそこまでするとシラケてしまうので(これからラダーンに挑む人も大勢いるだろうしね)、だいぶ端折って決着まで書こうと思う。
さて。
何度かの「YOU DIEDwww」を経験したのち、どうにかラダーンの至近にまで接近することに成功した俺。しかしそこで……!
ぐへぇえええええええ!!!((゚Д゚;))
ででで、でっけぇし強ぇえし……! なんなんだこの巨人はぁぁぁああああ!!!?((゚Д゚;))
そう、ラダーンは強い--。
しかも、ただただパワーが強いだけの筋肉バカではなく、
相手との距離を見定めて遠距離攻撃も仕掛けてくるなど、じつに柔軟にして多彩な猛者なのである。
上記の遠距離攻撃を嫌がって接近戦を挑んでも……!
うは……!! もっとダメ……!!!w
その力はとてつもなく、まともに喰らったら一瞬で粉々にされてしまうほどの破壊力を秘める。さすが、“星砕き”の異名は伊達じゃないわ……!
ここでいったい何度、
「YOU DIEDwww」→復帰→「YOU DIEDwww」→復帰→「YOU DIEDwww」……
という不毛にも見えるサイクルを繰り返しただろう……w 途中でイヤになって数えるのをやめてしまったんだけど、たぶん余裕で20回を超えるんじゃないかなぁ……。しかも、
「もうヤダ。どうせやられるんだし、スクショを撮るのももったいねえわ……!」
とやさぐれて、肝心な場面のスクショがほとんど残されていないというね……w
でも、わずかに残っているシーンを見てみると、
戦技“霜踏み”に活路を見い出そうとしたり、
これたぶん、グレートソードに毒を塗って攻撃しようとしてるんだなwww とにかく、思いつく限りの戦術を用いて、ラダーンに肉薄しようと努力していたのであった。
そしてそのうち、俺はひとつの“解”を見つけることになる。
前々回の記事で書いたけど、このラダーン祭りは俺だけではなく、半狼のブライヴや鉄拳のアレキサンダーなど、他の戦士たちも召喚して戦うことができる。彼らは広大な砂丘のアチコチに散りばめられている召喚サインから呼び出さなければいけないので、俺は途中から、
「これ、俺の攻撃は最小限に留めて、ひたすら戦士を召喚しまくってみよう!!!w」
と決め、ラダーンに背を向けて馬で走り回っていたのよ(苦笑)。
↓こんな感じで。
戦士たちはやられても再び召喚ができるので、つねに、
ラダーンvs.多数
この状況を作りながら立ち回ることを徹底したのだ。
すると……!
前述の通り、途中経過のスクショがないので確認できないんだけど、気付いたときにはラダーンの体力が残り数ミリになっていて……w
「あッ!!! ら、ラダーンが!!!!」
と思ったときには……!
ぶっしゃぁぁぁああああ!!!!
!!?!?!!!?!
うおおおおお!!!!www 俺、ほとんど何もしてなかったけど、勝ったぁぁぁあああ!!!www
なんとなんと、前半の苦労がウソのように、あっさりと、すんなりとラダーンを討伐!!!www これにより、
砕け散った星が無数の流れ星となり、ようやく眠りに着いたラダーン将軍へのはなむけに……。それを見送った戦士たちは口々に、
俺への賞賛の言葉を残して(ドヤw)、それぞれの道を歩き出したのであった。
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『ELDEN RING』公式サイト:
https://www.eldenring.jp/
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