トラウマモンスター
“そいつ”と出会ったのは、『エルデンリング』が発売された2022年2月25日のこと--。
ゲームを始めたばかりではあったが、『Demon’s Souls』や『DARK SOULS』シリーズをトコトン遊び込んだ知見、ノウハウを持ち合わせていたので、
「しばらくは「YOU DIEDwww」を見ずに進行できるだろww なんたって俺には、フロムゲーをずっと遊んできた蓄積ってもんがあるしwww ベテラン最強www」
こんなことを考えていた。
……“そいつ”に出会うまでは(((( ;゚Д゚)))
発売初日に俺の鼻っ柱とともに心までへし折り、脳筋キャラ命の俺をして、
「こ、こいつに肉弾戦で勝てる気がしねぇよ……><」
と、一時は遠距離の魔法キャラに転向までさせてしまった恐るべき中ボスこそが……!!
この、“還樹の番人”であった。もうホント、いまでも見ると鳥肌が立つよこいつ……w
しかも、前回の記事で書いた通り小黄金樹の地下墓に現れた還樹の番人は、
顔が3面に増えていることに加えて、恥も外聞もなくタッグで攻めてきやがったしよ……(((( ;゚Д゚))) なんて卑怯な……!!!
前述の通り、還樹の番犬にはお岩さんや貞子も裸足で逃げ出すほどの深い恨みがあったので、1回目の挑戦でボッコボコの大圧勝を遂げたかった。それこそ、ノーダメージで2匹とも屠り去って、
「うけけけけ!!ww キサマが暗い穴倉で止まった時を過ごしているあいだに(詩的な表現だな)、俺は驚くほどの進化を遂げたのだ!!!www 一瞬でカタを付けたるで!!!」
こんな下品な咆哮を轟かせたかったのである。
しかし、現実は……!(((( ;゚Д゚)))
ボッコボコ~~~ん……www
もーーーーー!!!>< 大圧勝どころか、大惨敗しかしねえんだけどぉぉぉおおお!!!!><
わずか1ヵ月程度の修業では、より強力かつ2匹になった還樹の番犬をボコるなんて、夢のまた夢の話であったか……。
けっきょく、ここでもやったことは、
ゲール砦北の祝福に飛んで行っての経験値稼ぎwww この地道な作業が……いかにもRPGっぽくて楽しいねぇえええ!!!www(ヤケクソ)
そんな作業を……10~15回くらいくり返したのかなあ。
ドタバタと立ち回らずに“各個撃破”を徹底し、戦技はひたすら赤獅子の炎に頼りまくって……!
よし!!! 1匹倒した上に、もう1匹も青色吐息に!!! ここは一気に畳みかけてぇ……!!!
うおおおおおし!!!! 還樹の番犬タッグ、ようやく撃破ぁぁぁああああ!!!www
その戦利品として、
遺灰“かぼちゃの狂兵”もゲット。
「これでまた、強くなったな!!!」
そう思ったのも束の間……!
まもなく、とんでもない“壁”が現れるのだ。
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『ELDEN RING』公式サイト:
https://www.eldenring.jp/
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. / ©2022 FromSoftware, Inc.