ストームヴィル城、攻略編!
宿敵・マルギットを撃破したことにより、ついに俺はストームヴィル城の中に入ることを許される。
って、すでに城の中で、城主たるマルギットと戦っていたつもりだったんだけど……こいつ、ホントに門番だったんだな!!ww よく地面に書かれている他のユーザーのメッセージに、
「本番はこれからだ!」
ってのがあるんだけど……このときの俺に、そのまんま叩きつけたい!!w
「マルギットを倒したくらいで満足してんじゃねえよ!!ww まだ城にも入ってねえ!!!ww やべぇのは、そこからなんだよ!!!www」
ってな……w
まあでも、前進したのは紛れもない事実。
記念写真も、自信に満ちあふれていると思ったね。
おおおお……!! なんて雄々しい……!! マジで勇者みたいじゃん!!
しかし、ホゲホゲしていられたのもここまでだ。
ストームヴィル城以降、いよいよ本格的に『エルデンリング』は牙を剥いてくる。
道中の道は狭く、暗く、高所にあることが多くて、
ちょっとでも油断したり、戦いに夢中になったりすると、一瞬で、
「YOU DIEDwww」
の憂き目を見てしまう。
当然、城の中というだけあって、敵も鍛え抜かれてた戦士や騎士が多く、
ちょ……!((゚Д゚;)) け、血痕が多すぎる……((゚Д゚;)) いったいどれだけのプレイヤーが、この暗闇で屠り去られてきたんだ……((゚Д゚;))
なんて、ブルっと身を震わせた2秒後に……!!
!!!?!?! 俺も血痕のひとつになっちまったやんけ!!!!(驚) 暗闇に溶け込む黒いヨロイを着こんで襲い掛かるとか、あんさん、ちょっと卑怯すぎやしませんかねえええええ!!!(怒)
こういった、お化け屋敷的な罠が随所に仕掛けられているストームヴィル城だったが、攻略が厄介な分、収穫もかなりいいものがあったように思う。
ほんの一部だけど、
武器やタリスマンが、おもしろいように手に入った。こういった新しい武具を見つけたときが、『エルデンリング』で遊んでいてもっとも、「よかった!!>< うれしい!!!」と感激できる瞬間かもしれないw
でも、喜んだのも束の間……。
いよいよ城の深部に侵入し、ボス戦も覚悟しなければならないか……と思い始めたそのとき、↓こいつが俺の前に立ちはだかった。
戦技を教えてくれる“魔術師ロジェール”のすぐ近く、長い通路に現れるこの騎士……!!!
先ほどの暗闇野郎と同種と思われるけど、巧みに戦技(嵐脚かと思われる)を使って老勇者を翻弄……。幾度となく「YOU DIED」を見せられたわ……!!((゚Д゚;))
もちろん、ボスでも中ボスでもない、近所の力自慢程度の騎士ではあるんだけど、通路が狭いのもあってじつに相手がしづらいというね……。ここでいったい、どれほどのルーンを無駄にしてしまったろうか……。
そこで。
俺は一計を案じた。
この騎士が現れる通路の上に、人が乗れるくらいの幅で屋根があるのを目ざとく発見www
「おおww この上を通っていけば、こいつをやり過ごせるじゃんwww」
と思い込んで、それを実践しようと試みたのである。
↓こんな感じでねw
ホラホラwww 真下の通路を、エラソーに騎士が闊歩してるっしょwww 侵入者の俺に気付かずwww
よくもいままでさんざん、俺を斬り刻んでくれたな!!www やーいやーい!!ww ここまで来てみろや!!!ww 俺は弓で撃っちゃうぞwww ぴゅんぴゅん!!! ってかwww ほーら!!www 悔しかったら上って来てみろやーーー!!www
しかし……。
安心しきっていた俺に、まもなく悲劇が訪れる。
ガシャンガシャンガシャン……!
……ん?? なんだか……ヨロイがこすれ合うような音が、背後から聞こえる気がする。それも、下の通路じゃなく……こここ、この屋根の上から((゚Д゚;))
「へ!!!?」
恐慌をきたしながら、振り向いたその先では……!!!!
ガシャッ!! ガシャッ!! ガシャッ!!!
ズンズンズンと、梯子を上ってきた鎧の騎士……((゚Д゚;)) その目には、さんざん罵倒されたことに対する圧倒的な殺意が……!!!
「!!!?!?! あああ、あんさん、ここ上れたのぉ!!?」と俺。
「ワレぇ、さんざんこき下ろしてくれたなあ……! 覚悟せえや!!!(激怒)」と騎士((゚Д゚;))
その結果……><
バシュッ!!!!
YOU DIEDwwwwwww
って、もうやだぁぁぁあああああ!!!!!><
ホントにこのゲーム、油断がならない……。
続く……w
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『ELDEN RING』公式サイト:
https://www.eldenring.jp/
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