激闘、今度こそ決着！ｗ
｢ついに大詰め！！｣
｢いよいよ勝利に肉薄！！｣
｢長き戦いに終止符！！ｗｗ｣
｢今回で決着だぁぁあああ！！！ｗｗｗ｣
なんて、まるでナントカヌーボーのキャッチフレーズみたいなことを書き続けてここまで引っ張ってきた“忌み鬼・マルギット”との戦いですけどね＾＾；
今度こそ……！！
本日は本当に……！！！ｗ
マジのガチで千秋楽を迎えますよ！！ｗｗ いや、ウソ偽りなく！！ｗｗ 俺もいい加減、この鬼のことは書き納めして、早く先に進みたいからね！！！ｗｗｗ
てなわけで、前回の続きであります。
それまでまったく使っていなかった“遺灰”に手を出し、なかでも1ミリも期待していなかった“霊クラゲ”の耐久力の高さを見るにつけ、俺はついにマルギット戦における“勝利への方程式”にたどり着いたのだ。それは……！
開幕したら速攻でクラゲ君を召喚！！ マルギットの眼前にクラゲを置き、俺は後ろに回り込むという“前門の虎、後門の狼作戦”で追い込む！！
というもの！！ｗ 要するにこれは、いにしえの時代から戦術書に“必勝作戦”として記されている“挟撃”ってヤツですな！！ｗｗ
でも、前回の記事でさらした究極のマヌケ姿である、
“落下死”もあり得るステージなので、足元にも注意しながら立ち回らなければいけない。まあでも、作戦はこれ以外に思いつかないので、あとは数をこなして煮詰めていくしかないんだよな！！
というわけで、この日も元気にクラゲ君を召喚である。
クラゲ君、開幕から、
｢ぶっしゃぁぁぁあああ！！！ｗｗｗｗ｣
と何かを吐きかけているけど、この吐しゃ物こそ、今回のマルギット戦に置ける“切り札”だったりする。クラゲ君の吐く液体は強烈な毒物となっており、さしものマルギットも何度も浴びるうちに、
｢うげ！！！ くっせ！！！＞＜ なんやこのゲロ、毒やんけ！！！＞＜ やめろやめろ！！！＞＜ 体力も精神も削られるぅぅぅううう！！！＞＜｣
ってんで毒状態となり、目に見えてHPを減らしていくのである。
学生時代、一人暮らしをしていた俺のアパートが仲間たちの溜まり場になっていて、週末ごとに酒を飲んでいたんだけど、そうすると必ず部屋のどこかに嘔吐する奴がいて辟易とさせられたことがある。そのたびに、
｢うぉい……！ 吐くときはトイレに行けって言ったべ……！！！（怒）｣
と激怒しながら片付けをしたわけだけど、あのときの精神のすり減りようは筆舌に尽くしがたいものがあった。なのでこのときのマルギットの気持ちは、痛いほどわかるのである。
それでも、ここは戦場だ。
同情した瞬間、刃を突き付けられるのは火を見るよりも明らかである。ならば一気に畳みかけて、このストレスの溜まる一戦に終止符を打つしかない！！！ｗｗ
俺はクラゲ君との挟撃を徹底しながら、慎重に立ち回った。
クラゲ君は毒だけでなく、頻繁にマルギットの注意を引き付けてくれるので、驚くほど攻撃がしやすい。それを見てつくづく、
｢……俺はなんでもっと早く、遺灰を使おうとしなかったんだろう(;ﾟ;Д;ﾟ;)｣
と、呆れを通り越してガッカリしてしまったのだが（苦笑）、いまは悔いているターンではない。
だって……！！
頼りのクラゲ君がついに斬り倒されてしまったものの……！！！
！！！！！ マルギットのHP、残り1.5センチくらいしかない！！！ しかも、クラゲ君の忘れ形見（？）である毒がしっかりと入ったまま！！！
え！！ ええ！！？ こ、これってもしかして、マルギットから距離を取っているだけで倒せちゃうってことなんじゃないの！！？
勝利を確信した瞬間、コントローラーを持つ両の手がブルブルブルブル……ッと小刻みに震え出した。
日付は、2022年2月27日－－。
ウワサで、この段階でマルギットを超えられたユーザーは3割に満たないと言われていた。
そ、それをいま……！！
齢50の老勇者が突破しようとしている……ッ！！！
｢どどど、毒フィニッシュはよ！！！＞＜ もうあのおっさんに近づきたくねえんだよ！！！＞＜｣
そんな、祈りにも似た叫びをあげながらチクチクと距離を取っていたんだけど……ｗ
ピタリｗｗｗ
スクショじゃわかりにくいと思うけど、マルギット、残り1ミリの体力を残して毒を克服すｗｗｗ って、笑いごとじゃねえ！！((ﾟДﾟ；)) 無惨様かよオマエ！！！
こうなると、イヤだろうがナンだろうが接近して、ひと太刀浴びせなければならない。でも、こっちの体力も半分ちょいしか残っていないので……マルギットの斬撃を喰らったら一瞬で｢YOU DIEDｗｗｗ｣になっちまう気がする……(((( ；ﾟДﾟ)))
やるか、やられるか……！！
先に刃を当てたものが、この城門で最強の男となるのである！
……よし、いこう！
こんなところで足踏みをしているようでは、この先に現れるあまたの強敵に立ち向かうことなんてできるわけがないのだから！！！
｢うおおおおおお！！！！ これで終わりだぁぁぁあああ！！！！＞＜｣
決死の覚悟で踏み込み、会心のタイミングでR1ボタンを押し込んだ結果……！！！
パッシャーーーーーン……！！！
その後、幾度となく見ることになる、ボスを撃破した瞬間の特別なエフェクト……！ 黄金の光に包まれた忌み鬼は……！！
じつはメチャクチャ貴重で優秀な“お守り袋”を落として消し飛んだ！！！ その瞬間……！！
よっしゃぁぁぁああああ！！！！ マルギット、ついに撃破だぁぁぁあああ！！！！ これが、王となる男の実力だッ！！！！
……って、30回くらい負けた上での1勝なのであまりデカいことは言えないんだけど（苦笑）、これにより先に進む権利を得られたことは紛れもない事実。よーーーーーし！！！ この日記も……いろんなところをすっ飛ばして、現在進めているところ（レベル115くらいでゲルミア火山あたりですｗ）までワープしたろかな！！！ｗｗｗ
なんて、もったいないのでそんなことはしませんｗ
多少はスピードアップするかもしれないけど、書きたいことが山ほどあるので、まだまだじっくりと書かせていただきますよ！！
でもとりあえず……！
マルギットを倒せてよかったぁぁあああ！！！！ｗｗｗ
続く！
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部！”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか！』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『ELDEN RING』公式サイト：
https://www.eldenring.jp/
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