VRに完全対応した元祖サバイバルホラー『バイオハザード7 レジデント イービル』
「印象に残っているホラーゲームは?」
と質問されたら、おそらく多くのゲームファンが、
「『バイオハザード』シリーズ!」
と迷いなく答えるだろう。カプコンから1996年3月22日に発売されたプレイステーション用ソフト『バイオハザード』と、その後に展開されたシリーズ作品の印象はそれくらい、強い。『バイオハザード』は間違いなく、ゲームの歴史に残るホラーゲームの金字塔なのである。
そんな『バイオハザード』のナンバリング第7弾として、2017 年1月26日に登場したのが『バイオハザード7 レジデント イービル』である(プレイステーション4、Xbox One、PC版の発売日。Nintendo Switchでも2018年5月24日より『クラウド バージョン』として提供開始、以下『バイオハザード7』)。“すべては恐怖のために”をキャッチコピーに展開され、またしても世界中に絶望をバラ撒いた。
前作『バイオハザード6』から4年後の世界で、対バイオテロのプロでも、エージェントでもない一般人、イーサン・ウィンターズを主人公にその恐怖体験が描かれている。
行方不明になった妻、ミアを捜し続けているイーサン。そんなある日、ミアから、「迎えに来て」というメッセージが送られてくる。イーサンはメッセージを頼りにルイジアナ州のベイカー農場の跡地に赴き、ミアと再会を果たすが、そこから……!
襲い来る不死身のクリーチャーや異形の者たち--。恐怖と狂気に満ちるベイカー家から、イーサンは脱出できるのか……?
ゲームシステムは、『4』から『6』においてメインで使われた三人称視点から、主観視点(プレイヤー視点)に変更。さらなるリアリティーと臨場感が感じられる作りとなっている。
そして、『バイオハザード7』を語る上で外せないのがVRモードだ。『バイオハザード7』はPlayStation VRに完全対応しており、360度を見渡しながら、究極の没入感でのプレイが可能になっているのである。PlayStation VRでプレイする『バイオハザード7』は通常プレイの幾倍も恐ろしさが増加する。
このVRモードの前身ともいえるのが、『バイオハザード7』世界の一部が切り出された、『KITCHEN』(キッチン)というPS VR向けコンテンツである。初めて公開されたショウではそれまでの家庭用ゲーム機で作られたホラー表現とは一線を画す、VR ならではのプレイ体験に多くの体験者が肝を潰し、話題となって、ホラーとVRの相性の良さを証明。『バイオハザード7』が全編を通してVRに対応することが決定され、PS VRを代表するコンテンツになったのである。なお『KITCHEN』は現在も配信されているので、気になる方はぜひ試してほしい。
また本作は2017年12月14日に、すべての別売ダウンロードコンテンツ、さらに物語のエピローグとも言える新DLCを収録した『バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション』も発売されている。