By まつがん
恒例の宣伝からだが、皆さんは先日発売したコロコロコミック9月号はもう入手されただろうか?
デュエル・マスターズの原作コミックが読めることはもちろん、9月に発売するアビス・レボリューション第3弾「魔覇革命」に関する情報も色々と掲載されている。ぜひとも手に取ってみて欲しい。
先月発売した「大感謝祭 ビクトリーBEST」では、アビス・レボリューションでフィーチャーされた5つのメイン種族のうちの4つ (メカ・マジック・アーマード・ジャイアント) が、それぞれ過去の人気種族 (ゴッド・アウトレイジ・サムライ・ハンター) と合体してメイン種族の戦略の強化となりつつも、それら過去の人気種族だけで固めてもデッキとなる点で好評を博した。
だがその中に、私にとってはいい加減向き合わなければならない種族が存在していた。
そう、ゴッドだ。
この連載も開始からそろそろ5年が経過しようとしているわけだが、それすなわち概ね私のデュエマ歴でもある。そしてその間、この今となっては何を考えて生み出されたのかわからないほどに圧倒的にルールが複雑な種族 (※個人の見解です) からひたすら逃げ続けてきた。
しかし、ここにきてのゴッド強化。これは、そろそろ向き合うべき時が来たのかもしれない。
そう考えた私は、いい加減ゴッドでデッキを作ってみることにしたのである。
では、「大感謝祭 ビクトリーBEST」によってゴッドが最も強化された部分はどこにあるだろうか?
それはやはり、3コストのゴッド・ノヴァが増えたという点にあるだろう。
ゴッド・ノヴァは通常のゴッドと異なり、リンク先のゴッドを (左同士や右同士でリンクできないことを除いては) 選ばない点で優れているが、これまで3コストのゴッド・ノヴァは《神人類 イズモ》しか存在していなかった。
それが今回の「大感謝祭 ビクトリーBEST」で《聖霊左機 コットン》と《悪魔右機 フリル》が登場したことで、安定して4ターン目にG・リンクすることが可能になったのである。
しかし、別にデュエマは「G・リンクしたら勝ち」というゲームではない。また他方で、4ターン目となると現代デュエマにおいてはゲームが終わっていてもおかしくないターンではある。
つまり必要なのは、どうやったら「G・リンクしたら勝ち」になるのか?というその手段なのだ。
だがこれについては、2年前に発売した「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」においてその答えが既に示されていた。
そう、すなわち。
《ゲンムエンペラー <ヘヴィ.Star>》を乗せたらいいのでは???🤔🤔🤔
《ゲンムエンペラー <ヘヴィ.Star>》はリンクしているゴッドがいればタダで召喚できる上に、火か闇のゴッドならそのまま進化元にできるワールド・ブレイカーなので、「2ターン目に適当なダイレクトアタッカー候補を召喚」→「3ターン目と4ターン目にゴッド・ノヴァを召喚してリンク」→「《ゲンムエンペラー <ヘヴィ.Star>》を乗せてワールドブレイク」という流れで4ターン目にデュエマを雑に終わらせることが可能となるのだ。「もうそれゴッドじゃなくていいだろ!!!」というのは禁句だ
とはいえ別にデュエマは「ワールドブレイクしたら勝ち」というゲームではない。たった1枚のS・トリガーや「G・ストライク」だけで負けてしまわないためにも、2ターン目にあらかじめ出しておくダイレクトアタッカーにも何らかの工夫が求められる。
では、その工夫とは何か?
相手に選ばれなければいいのでは???🤔🤔🤔
《異端流し オニカマス》と《青守銀 スパシーバ》は相手に選ばれない能力を持っているので、ワールドブレイク後のダイレクトアタック要員として最適だ。そもそも2ターン目にポン出ししたダイレクトアタッカーが4ターン目まで生き残る保証はないので、その点でもうってつけと言えるだろう。「じゃあ3ターン目のゴッドはポン出しして生き残るんですか???」というツッコミも禁句だ
3コストのリンク元である《聖霊左機 コットン》《神人類 イズモ》《悪魔右機 フリル》はいずれも光か無色なので、《ゲンムエンペラー <ヘヴィ.Star>》を乗せるためには4コストのゴッド・ノヴァの側が火か闇である必要がある。
そこで《偽神類 ゾロスター》と《極限究極神アク》は、2ターン目のアクションの都合上光水ベースになったこのデッキにおいて、足りないコンボパーツにアクセスできるパターンもあり最も優秀な4コストのゴッド・ノヴァと言える。
コンボパーツが多いので受け札はパーツ探しを兼ねられる方が望ましいところ、《ドンドン吹雪くナウ》は光か闇の足りないゴッド・ノヴァを探しながら受けになるので非常に都合が良い。
あとは《聖霊左機 コットン》と《悪魔右機 フリル》で光文明過多な上に《神人類 イズモ》とかいうマナベース的なお荷物も抱えているので、水単色でありながら闇含みの4コストゴッドとしてカウントできる《プロジェクト・ゴッド》を、とはいえギャンブルなので少量だけ入れれば完成だ。
というわけで、できあがったのがこちらの「ヘヴィ・ゴッドノヴァ」だ!
『ヘヴィ・ゴッドノヴァ』
4 | 《異端流し オニカマス》 | 4 | 《青守銀 スパシーバ》 | 4 | 《聖霊左機 コットン》 | 4 | 《悪魔右機 フリル》 | 4 | 《神人類 イズモ》 | 4 | 《偽神類 ゾロスター》 | 4 | 《極限究極神アク》 | 1 | 《真滅右神ラウドパーク》 | 4 | 《ゲンムエンペラー <ヘヴィ.Star>》 | 4 | 《ドンドン吹雪くナウ》 | 2 | 《プロジェクト・ゴッド》 | 1 | 《海底鬼面城》 |
まつがん「よし、このデッキで勝負だ、デッドマン!」
デッドマン「いいですよ!では《Disジルコン》を召喚します」
永久に突破不可能じゃねーか!!!😡😡😡
まつがん「まさにオーマイガー (Oh my God)ってね」
デッドマン「ただの
まつがん「あ、《悪魔右機 フリル》で突破できたわ」
デッドマン「ガッデム (Goddamn)!」
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。
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