デュエマ妄想構築録 vol.51-5 ~番外編:デュエパーティーで遊ぼう!~

By まつがん

 うおおおおお!!!デュエパーティーをやるぞ!!!!!

 デュエパーティーとは、デュエマのカードで行う多人数での遊び方だ。デッキを用意して遊ぶのは同じだが、すべてのカードが1枚ずつしか入れられないのと、「パートナー」と呼ばれるデッキ全体のリーダーを決めてからデッキを構築する点が大きく異なる (デュエパーティーの詳しいルールについてはこちらをご参照あれ)。

 百聞は一見に如かず、早速デッキ構築を始めるとしよう。

パートナー:《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》

 デュエパーティーを遊ぶならまずは「パートナー」 (デッキコンセプトとなるコスト5以上のクリーチャー) を決める必要がある。

 この点、私がまず考えたのは「最速で出せて」「最も理不尽なパートナーは何か?」ということだった。

 デュエパーティーにおける「パートナー」は毎ゲーム100%確定で引ける第7の手札のように扱えるので、普段であれば安定して引き込めるかどうかもわからない上に召喚するためのリソースが過大すぎてまともに使えないようなクリーチャーも、手札すべてと引き換えにでも出す価値があると認められれば「パートナー」として肯定されうる。

▲新4弾「誕ジョー!マスタードラゴン!!〜正義ノ裁キ〜」収録、《ニクジール・ブッシャー》
▲新1弾「ジョーカーズ参上!!」収録、《ジョルジュ・バタイユ》

 そこで私が着目したのは「G・ゼロ」持ちのクリーチャーだった。

 《ニクジール・ブッシャー》《ジョルジュ・バタイユ》のように「G・ゼロ」を持ったクリーチャーは1~3ターン目の早期着地が狙える。

 ただ《ニクジール・ブッシャー》は1コストクリーチャーを大量に入れれば1ターン目に出るとはいえ、ただのW・ブレイカーで4人対戦なら合計18枚にもなる対戦相手のシールドを割り切ろうというのはさすがに無謀に思えたし、《ジョルジュ・バタイユ》も同名クリーチャー1ターン1体までのルールによりループができない中では増えた墓地を生かすコンセプトがなかなか作りづらいという問題があった。

 早いだけの愚直な打点は後押しのためのリソースがすぐ尽きてしまう。かといってコンボは狙えない。

 つまり必要なのは、「G・ゼロで召喚できる」上に「召喚のために投じたリソースを一人で回収できる」ような能力を持ったクリーチャーということだ。

 そんな厳しい条件を満たす能力を持ったクリーチャーがいるはずも……。

 あった。

▲「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」収録、《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》

 《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》だ。

 「超全力ジャオウガ」を作ったことで、このカードの「パートナー」としてのポテンシャルの高さにはすぐに気づくことができた。

 「超全力ジャオウガ」と違って《CRYMAX ジャオウガ》は1枚しか積めないし、《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》自身がめくれて連鎖することもないが、十王篇1年間を通じて登場した様々に強力なデモニオたちを60枚の山札のうち20枚ほど搭載すれば、それらを早期に踏み倒して圧倒的に有利な盤面を作り上げることが可能となる。

▲「覚醒編 第1弾」収録、《ブラッディ・クロス》
▲王来篇 第3弾「禁断竜Vs禁断龍」収録、《ダムダム・ジョーカーズ》

 だが通常環境とは異なり、《ブラッディ・クロス》《ダムダム・ジョーカーズ》も1枚ずつしか積めないとなると、《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》の安定した早期着地が狙えないのではないか?とも思える。

 しかし、デュエパーティーの固有のルールがその弱点の解消に向いてくれていたのだ。

▲「転生編 第1弾」収録、《怨念怪人ギャスカ》
▲双極篇 第3弾「†ギラギラ†煌世主と終葬のQX!!」収録、《メガブースト・チュリス/「ぶっ飛び特攻ッス!」》

 手札をすべて捨てるカードを積みまくったら《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》を3ターン目に出せるのでは???🤔🤔🤔

 デュエパーティーは通常環境とは違って手札をすべて捨てても「パートナー」は「パートナーゾーン」から召喚できるので、捨てた手札を召喚コストにできる《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》を「パートナー」に選んでおけば、《怨念怪人ギャスカ》は実質1マナのスーパー《フェアリー・ギフト》になる。

 具体的な例を挙げると、「1ターン目闇単色チャージ《ダムダム・ジョーカーズ》→2ターン目ノーチャージ《怨念怪人ギャスカ》」なら最速2ターン目に《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》が着地する。初期手札が6枚と多いデュエパーティーならではのムーブだ。

▲王来MAX 最終弾「切札! マスターCRYMAX!!」収録、《「復活」の鬼 ヨミノ晴明R》
▲「ウェルカム! 鬼札王国デッキ40枚!!」収録、《鬼札アバク&ジャオウガ》

 《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》で踏み倒して強力なデモニオのうち代表的なものを紹介しておくと、《「復活」の鬼 ヨミノ晴明R》がある。「G・ストライク」が無効化できる上に除去などの対象を自分にとって都合が良いように移し替えられるので、全体除去以外では手がつけられない盤面を形成できる。

 採用するデモニオの最低ラインとしては「無条件W・ブレイカー以上」で「メリット効果持ち」が基本となる (S・トリガー持ちなどは例外) が、《鬼札アバク&ジャオウガ》は踏み倒す前提だと地味にスペックが高い1枚なのでぜひとも持っておきたい。

▲第4弾「闇騎士団の逆襲」収録、《メガ・ブラスター》
▲ゴッド・オブ・アビス 第1弾「伝説の邪神」収録、《邪侵入》

 パートナーが《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》のデッキでしか使わなさそうなマニアックなカードとしては《メガ・ブラスター》がある。追加の《怨念怪人ギャスカ》だが、《虚像の大富豪 ラピス・ラズリ》と比べると自身が呪文な分だけ墓地が増える枚数カウントが1枚多いので重宝する。

 また、最近のカードでは《邪侵入》が3マナで5枚墓地が増やせるカードとして、デッキ内のアビスは0枚ながらも即採用となった。

 というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 『パートナー:鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ』

カード名
《怨念怪人ギャスカ》
《虚像の大富豪 ラピス・ラズリ》
《トツゲキ戦車 バクゲットー》
《停滞の影タイム・トリッパー》
《影速 ザ・トリッパー》
《チョトツ変怪》
《メルゲ否男/「今も我らの願いはただひとつ」》
《虚∞龍 ゲンムエンペラー》
《ヘラルド・ルドゥーテ/ローズ・セレモニー》
《「非道」の鬼 ゴウケン齋》
《「双打」の鬼 ウコン丸》
《EVE-鬼MAX》
《一王二命三眼槍》
《鬼ヶ大王 ジャオウガ》
《ツルハシ童子》
《フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ》
《「契」の鬼 アカ焔とアオ霙》
《「復活」の鬼 ヨミノ晴明R》
《メガブースト・チュリス/「ぶっ飛び特攻ッス!」》
《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》
《鬼札アバク&ジャオウガ》
《「迅雷」の鬼 ライジン天》
《「是空」の鬼 ゲドウ権現》
《「陰陽」の鬼 ヨミノ晴明》
《「修羅」の鬼 アシュラ天狗》
《「影斬」の鬼 ドクガン竜》
《「辻斬」の鬼 サコン丸》
《「輪廻」の鬼 シャカ車輪》
《CRYMAX ジャオウガ》
《カツラデランス/「アフロ行きま~す!!」》
《ほめほめ老/ホメホメ老句》
《”轟轟轟”ブランド》
《”逆悪襲”ブランド》
《卍 デ・ルパンサー 卍/葬爪》
《ウツセミ童子》
《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》
《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》
《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》
《奇怪な鬼祭》
《バッドドッグ・マニアクス》
《メラメラ・ジョーカーズ》
《スチーム・ハエタタキ》
《ドリル・スコール》
《ブラッディ・クロス》
《ダムダム・ジョーカーズ》
《ブラッディ・ツヴァイクロス》
《悪魔の契約》
《無限皇帝の顕現》
《メタルカオス・バースト》
《魔弾ルナンド・ストライク》
《勇愛の天秤》
《バッドドッグ・プレス》
《メガ・ブラスター》
《邪侵入》
《大罪十二宮》
《秩序の意志》
《「ちくしょおおおおおおっー!!」》
《百鬼の邪王門》
《シュウマツ破鬼の封》

 

 基本的には3ターン目までにパートナーの《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》を召喚し、S・トリガーが薄そうな相手から攻撃しつつ盤面にデモニオを並べまくって対戦相手を全員撲殺するというのがゲームプランとなる。

 「鬼タイム」に関しては正式版のルールや裁定待ちな部分も多いのであまりガチな運用は禁物だが、それを差し引いてもかなり簡単かつ楽しいデッキに仕上がっているので、デュエパーティーで攻撃的な「パートナー」を使いたいという方はぜひ一度試してみて欲しい。

(補遺:以下は採用を検討したカード)

カード名
《うしおこまる》
《禁断英雄 モモキングダムX》
《ぴえんぱおん》
《鬼星の絆 ウコン丸&サコン丸》
《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》
《単騎連射 マグナム》
《ドラグ変怪》
《凶鬼96号 ガースー/黒光りの毒ガス》
《爆撃男》
《アロガント・アウェイン》
《魔鳴猫 ギリネッコ》
《パイセン・チュリス》
《堕魔 グリギャン》
《沈黙の戦士 ダンプ・タンク》
《凶鬼25号 ギュリン》
《タイホウ入道》
《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》
《アンヤク夜叉》
《「忍」の鬼 ジライヤ齋》
《裏斬隠 フォクシット》
《「貪」の鬼 バクロ法師》
《アンダケ童子》
《盗掘人形モールス》
《ビックリーノ》
《オオガマ童子》
《終断χ ベガスランチャー》
《威牙忍ヤミノザンジ》
《終来王鬼 ジャオウガ》
《邪王来混沌三眼鬼》
《ZEROの侵略 ブラックアウト》
《S級不死 デッドゾーン》
《バサラ》
《禁断の轟速 レッドゾーンX》
《イカズチ邪姫 <アレフ.鬼>》
《百万超邪 クロスファイア》
《アーチャー・チュリス/ボルカニック・アロー》
《D2V3 終断のデッドトロン/デッドリー・ビッグバン》
《地震》
《無慈悲な取り立て》
《轟怒プレスユー》
《ボルカニック・アロー》
《ボルカニック・ランス》
《ライク・ア・ローリング・ストーム》
《ハープーン・ランチャー》
《ファンタズ厶・クラッチ》
《煉獄陣》
《ZERO ハンド》
《フレイムランス・トラップ》
《“閃忍勝”威斬斗》
《シャクネツ悪鬼の巻》
《デュザメの黒像》
《ライオス銃鬼の封》

 

パートナー:《終末縫合王 ミカドレオ》

 実を言うと、《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》をパートナーに選ぶまでにはもっと紆余曲折があった。「G・ゼロ」でパートナーのルールを悪用しようとするのと同時並行で、多人数戦らしい真っ当なデッキも追求していたからだ。

▲王来篇 第4弾「終末王龍大戦」《邪偽縫合 デスネークニア》

 私が着目したのは、《邪偽縫合 デスネークニア》だった。文明の組み合わせ自体は強力でありながらも、パートナーとしてのカードパワーはそこまで高くなく、ヘイトを買いづらい。そんな絶妙なラインを目指そうとした。

 最初に私が作ったのは、以下のようなリストだった。

 『パートナー:邪偽縫合 デスネークニア』

カード名
《とこしえの超人》
《若き大長老 アプル》
《星空に浮かぶニンギョ》
《デスマッチ・ビートル》
《再生妖精スズラン》
《霞み妖精ジャスミン》
《電脳鎧冑アナリス》
《悪魔妖精ベラドンナ》
《天災 デドダム》
《Disジルコン》
《停滞の影タイム・トリッパー》
《モモスター モンキッド》
《バングリッドX7》
《スターダム・オウ禍武斗》
《ウマキン☆プロジェクト》
《妖精 アジサイ-2》
《龍魂珠》
《ドルツヴァイ・アステリオ》
《悪撃縫合 ドルゲペイン》
《流星のガイアッシュ・カイザー》
《あたりポンの助》
《裏斬隠蒼頭龍 バジリスク》
《斬隠オロチ》
《凶鬼02号 ドゴンギヨス》
《飢限電融 ファタル・エレガンス》
《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》
《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》
《バイナラドンデン》
《葬磁縫合 セブ・シュテロンΛ》
《SSS級天災 デッドダムド》
《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》
《ロールモデルタイガー》
《海龍神クリスド》
《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》
《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》
《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》
《フェアリー・ギフト》
《フェアリー・Re:ライフ》
《フェアリー・ライフ》
《ピクシー・ライフ》
《鼓動する石版》
《【神回】バズレンダでマナが大変なことに?!【驚愕】》
《ジョラゴン・オーバーロード》
《時空の庭園》
《地龍神の魔陣》
《フェアリー・シャワー》
《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》
《ドンドン水撒くナウ》
《九番目の旧王》
《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》
《大地門ライフ・ゲート》
《魔天降臨》
《ZERO ハンド》
《極楽轟破5.S.トラップ》
《テック団の波壊Go!》
《ゴースト・パイレーツ》
《ジャスミンの地版》
《ヴィオラの黒像》
《Dの機関 オール・フォー・ワン》

 

 だが、このデッキを脳内で回している姿を想像するにつけ、どうしても拭えない疑問が頭の中で反響するようになった。

▲王来篇 第4弾「終末王龍大戦」収録、《終末縫合王 ミカドレオ》

 どう考えても《終末縫合王 ミカドレオ》の方が強くね???🤔🤔🤔

 確かにヘイト管理という意味では《邪偽縫合 デスネークニア》は優秀だが、どうせやることはマナを伸ばしてカードパワーの暴力をぶつけようというのであり、そうである以上水闇自然というカラーリングが高速でマナ加速をしようものならその時点でパートナーが何であろうと関係なくヘイトはこちら側に向くに決まっているのである。

 ならばパートナーでのカモフラージュには意味がない。そこで私は一切の遠慮を捨て、逆にたとえ他の対戦相手全員のヘイトがこちらに向こうとも勝ち抜くだけのパワーを持った《終末縫合王 ミカドレオ》の構築を目指すことにした。

 デュエパーティーで「2~3人を同時に相手にする」というゲーム観を持つと、カードの評価は色々と変わってくる。

▲王来MAX 最終弾「切札! マスターCRYMAX!!」収録、《若き大長老 アプル》
▲王来MAX 最終弾「切札! マスターCRYMAX!!」収録、《星空に浮かぶニンギョ》

 たとえば《若き大長老 アプル》《星空に浮かぶニンギョ》といったメタクリーチャーは、受け札としての役割も兼ねているにせよ、大抵はそれによって被害を受ける誰か一人 (ここでは「A」と呼ぶ) のリソースと交換となるので、「自分、A、B、C」のデュエパーティーにおいては、「自分=-1、A=-1、B=0、C=0」という利得計算を招くカードとなってしまう。

 このように考えると「1:1のリソース交換を招くカードは弱い」ので、半端なメタクリーチャーやただの除去カードなどは入れ損という結論に至る。

▲「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」収録、《極楽轟破5.S.トラップ》
▲「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」収録、《大地門ライフ・ゲート》

 他方で、「2~3人を同時に相手にする」という視点だといざ攻められたときに切り返せるだけの量のS・トリガーは必須だが、S・トリガーは本質的に「1:1のリソース交換を招くカード」になりやすい。

 そこで《極楽轟破5.S.トラップ》《大地門ライフ・ゲート》のように「自分の展開も加速するS・トリガー」だけを採用することで、多人数戦に特化した受けの構造を作ることができる。

▲革命編 第3章「禁断のドキンダムX」収録、《完全不明》
▲「絶対王者!! デュエキングパック」収録、《終末の監視者 ジ・ウォッチ》

 この「1:1のリソース交換を招くカードは弱い」という理論はこちら側からの攻め札にも同様に当てはめることができ、たとえば《完全不明》《終末の監視者 ジ・ウォッチ》を出したとて、相手が《デーモン・ハンド》を抱えているだけで対処されてしまう。したがって、こうした「容易に交換される攻め札」は信頼には値しないことになる。

▲王来篇 第4弾「終末王龍大戦」収録、《葬磁縫合 セブ・シュテロン Λ》
▲王来篇 第3弾「禁断龍VS禁断竜」収録、《飢限電融 ファタル・エレガンス》

 この点「EXライフ」を持つディスペクターは相手に1:1の交換を許さない性質を持っているため、「容易には交換されない攻め札」として多人数戦に向いた性質を持つと言える。

 特に《葬磁縫合 セブ・シュテロン Λ》《飢限電融 ファタル・エレガンス》のような「巨大なリソース差を生み出すディスペクター」は、遅かれ早かれ全員分のヘイトが向いた際に跳ね返せるだけの状況を作るための露払いとして最適だ。

▲十王篇 第1弾「切札×鬼札 キングウォーズ!!!」収録、《大樹王 ギガンディダノス》
▲王来MAX 第1弾「鬼ヤバ逆襲S-MAX!!」収録、《コーライルの海幻》

 もちろん攻める側もあの手この手を尽くしてこちらの防御を打ち破ろうとしてくるであろうことは想像に難くないので、ただ受けが固いだけでなく「多様な受け方がある」ことも重要だ。

 《大樹王 ギガンディダノス》のように手札破壊しながらの攻撃制限で横並びをまとめて対処したり、《コーライルの海幻》で《聖霊王アルファディオス》を出されても即座には詰まない構成であったりすることは、コントロールの嗜みと言えるだろう。

 というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 『パートナー:終末縫合王 ミカドレオ』

カード名
《とこしえの超人》
《霞み妖精ジャスミン》
《電脳鎧冑アナリス》
《悪魔妖精ベラドンナ》
《天災 デドダム》
《Disジルコン》
《裏斬の取引 パルサー》
《裏斬隠 カクシ・レシピ》
《モモスター モンキッド》
《ウマキン☆プロジェクト》
《妖精 アジサイ-2》
《ビシャモンス・デーケン/「深淵より来たれ、魂よ」》
《猛菌 キューティ-2》
《ツルハシ童子》
《ドルツヴァイ・アステリオ》
《悪撃縫合 ドルゲペイン》
《流星のガイアッシュ・カイザー》
《裏斬隠蒼頭龍 バジリスク》
《斬隠オロチ》
《無頼 ミランダ-2》
《飢限電融 ファタル・エレガンス》
《CRYMAX ジャオウガ》
《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》
《バイナラドンデン》
《ウツセミ童子》
《葬磁縫合 セブ・シュテロン Λ》
《SSS級天災 デッドダムド》
《暴命天 バラギアラ/ガイアの目覚め》
《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》
《ロールモデルタイガー》
《古代楽園モアイランド》
《海龍神クリスド》
《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》
《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》
《大樹王 ギガンディダノス》
《ボントボルト》
《フェアリー・ギフト》
《フェアリー・ライフ》
《フェアリー・Re:ライフ》
《ピクシー・ライフ》
《【神回】バズレンダでマナが大変なことに?!【驚愕】》
《地龍神の魔陣》
《フェイバリット・ムーブ》
《フェアリー・トラップ》
《秩序の意志》
《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》
《ドンドン水撒くナウ》
《九番目の旧王》
《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》
《大地門ライフ・ゲート》
《地獄門デス・ゲート》
《ZERO ハンド》
《冥王の牙》
《コクーン・マニューバ》
《極楽轟破5.S.トラップ》
《テック団の波壊Go!》
《ゴースト・パイレーツ》
《コーライルの海幻》
《ヴィオラの黒像》

 

 《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》のような規格外の攻撃力を持ったパートナーにも対応できるよう、「EXライフ」と「スーパー・S・トリガー」の組み合わせで生存率を高めつつ、「ニンジャ・ストライク」なども含めてデッキ内のおおよそ半分が受け札であるように構築している。その分《魔天降臨》や《オールデリート》のようなイージーウィンがないので勝つのは少し手間がかかるが、多人数でのデュエマらしいやりとりが楽しめるデッキに仕上がっていると思う。

(補遺:以下は採用を検討したカード)

カード名
《ツクっちょ》
《樹界の守護車 アイオン・ユピテル》
《再生妖精スズラン》
《鎧亜 メフィスト-1》
《若き大長老 アプル》
《星空に浮かぶニンギョ》
《デスマッチ・ビートル》
《飛ベル津バサ「曲通風」》
《異端流し オニカマス》
《Disカブトワ》
《フィットネス・カリフラワー》
《Disガンバ》
《停滞の影タイム・トリッパー》
《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》
《S.Q.QX./5.S.U.》
《ガチャンコ ミニロボ1号》
《虚構の影バトウ・ショルダー》
《不死妖精ベラドアネ》
《眼鏡妖精コモリ》
《鎧冑 アナリス-2》
《群蟲 シェルフォ-2》
《無頼 ブロンズ-1》
《ぱくちーたー》
《Disメイデン》
《べんちゃん》
《イルミツリー #夜景がやけに綺麗 #草 #草超えてツリー》
《ワ・タンポ-ポ・タンク》
《ディオーネ》
《黒龍神の翔天 クロロ》
《バングリッドX7》
《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》
《龍魂珠》
《ヤッタレ仙人》
《水の魔術師マジックス》
《蒼狼の大王 イザナギテラス》
《スターダム・オウ禍武斗》
《スベンガリィ・クロウラー》
《虹速 ザ・ヴェルデ》
《呪紋のカルマ インカ》
《龍装車 ピオドーロ/毒汁100%》
《Q.Q.QX/終葬 5.S.D.》
《ライマー・ドルイド》
《魂晶 リゲル-2》
《ゼーロJr.&ゲンムエンペラー》
《崩壊の影デス・タギア》
《外道神カイカイ》
《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》
《獣軍隊 キャットンファー 》
《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》
《零》
《「非道」の鬼 ゴウケン齋》
《ベニジシ・スパイダー》
《身代わり人形トレント》
《凶鬼02号 ドゴンギヨス》
《ZEROの侵略 ブラックアウト》
《あたりポンの助》
《オウ禍武斗 <サンマ.Star>》
《罪無 ドロキオ垓》
《Disアイ・チョイス》
《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》
《ソウルフル・ズキンヘッド》
《ガイアクラッシュ・クロウラー》
《害悪のカルマ スタバック》
《ガンリキ・インディゴ・カイザー》
《威牙の幻ハンゾウ》
《堕天ノ黒帝 絶十》
《堕悪の覇王 シャークウガ/闇の魔改造》
《魔素縫合 アモデゴラス》
《無敵死神ヘックスペイン》
《神将縫合 ディアブロシンオー》
《終絶電融 パワーロビン》
《風来の用心棒クマっ太》
《バレット・ザ・シルバー》
《呪帝電融 カーペラー・キリテム》
《龍装者 ジスタジオ》
《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》
《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》
《ドンジャングルS7》
《闇参謀グラン・ギニョール》
《エイエイオー》
《じゅくしていないゾンビバナナ》
《天地命動 バラギアラ/輪廻暴冥》
《邪偽縫合 デスネークニア》
《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》
《撃髄医 スパイナー》
《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》
《終末の監視者 ジ・ウォッチ》
《深海の伝道師 アトランティス》
《「智」の頂 レディオ・ローゼス》
《ジョリー・ザ・ジョニー Final》
《ブラキオ龍樹》
《完全不明》
《The邪悪 寄成ギョウ》
《超絶奇跡 鬼羅丸》
《∞龍 ゲンムエンペラー》
《ジョラゴン・オーバーロード》
《鼓動する石版》
《時空の庭園》
《フェアリー・シャワー》
《罪恐!零MAX》
《得波!ウェイブMAX》
《邪狩!不死樹MAX》
《接続秘伝ドミニオンスパイク》
《生命と大地と轟破の決断》
《絶望と反魂と滅殺の決断》
《永遠の無》
《ジャストアイデア・ステートメント》
《A・A・A》
《魔天降臨》
《コクーン・シャナバガン》
《戒王の封》
《零分後の世界》
《神歌と繚乱の扉》
《龍脈術 水霊の計》
《神々の逆流》
《オールデリート》
《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》
《Dの機関 オール・フォー・ワン》
《ジャスミンの地版》
《マンハッタンの心絵》
《新世界王の破壊》

 

パートナー:《蒼狼の王妃 イザナミテラス》

 《鬼ヶ邪王 ジャオウガ・ゼロ》でアグロデッキを、《終末縫合王 ミカドレオ》でコントロールデッキを紹介したので、最後はコンボデッキを1つ紹介しよう。

 デュエパーティーでは同名クリーチャーは同一ターンに1体しか出せないので、クリーチャーを使ったループができない。しかも追加ターンも取れないので、最終盤面から逆算するとコンボが目指すべき勝利条件は相手が何のアクションもとれない状態を作り出すこととなる。

 そのような状況は「マナ破壊」「召喚制限」「呪文制限」「登場時効果制限」あるいはそれらの組み合わせによって実現可能だが、それを最も簡単に作り出せるパートナーは何だろうか?

 私が考えたのはこのカードだった。

▲「レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐」収録、《蒼狼の王妃 イザナミテラス》
▲「神化編 第1弾」収録、《エンペラー・キリコ》

 《蒼狼の王妃 イザナミテラス》をパートナーにして《エンペラー・キリコ》を出したら一瞬では???🤔🤔🤔

 デッキ構築の段階で60枚の中に10枚程度、「一度にめくれたら人が死ぬ怪物」を厳選して投入しておけば、あとは《エンペラー・キリコ》をマナに用意して7マナ以上ある状態でパートナーの《蒼狼の王妃 イザナミテラス》を召喚するだけでおおよそゲームに勝利できるはずである。

▲革命編 第3章「禁断のドキンダムX」収録、《完全不明》
▲「20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ」収録、《海龍神クリスド》

 単体では抜け穴が多い《完全不明》も、《海龍神クリスド》と同時に出たならばかなり強固なロックとなる。そこに《龍装者 ジスタジオ》などが加われば、尋常な手段では抜け出せないはずだ。

 というわけで、できあがったのがこちらのデッキだ!

 『パートナー:蒼狼の王妃 イザナミテラス』

カード名
《エンペラー・キリコ》
《龍装者 ジスタジオ》
《地封龍 ギャイア》
《終末の監視者 ジ・ウォッチ》
《海龍神クリスド》
《古代楽園モアイランド》
《完全不明》
《自然の四君子 ガイアハザード》
《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》
《ア・ストラ・センサー》
《ガード・グリップ》
《【奇跡】まさかの神引き!!【豪運】》
《フェアリー・ギフト》
《フェアリー・ライフ》
《フェアリー・Re:ライフ》
《ピクシー・ライフ》
《ピクシー・コクーン》
《ジョラゴン・オーバーロード》
《【神回】バズレンダでマナが大変なことに?!【驚愕】》
《時空の庭園》
《鼓動する石版》
《スパイラル・ゲート》
《スパイラル・スライダー》
《スプレー・スパイラル》
《地龍神の魔陣》
《エボリューション・エッグ》
《神秘の宝箱》
《五郎丸コミュニケーション》
《ディメンジョン・ゲート》
《豊潤フォージュン》
《セブンス・タワー》
《ガチンコ・ルーレット》
《フェアリー・トラップ》
《フェイバリット・ムーブ》
《ハイエイタス・デパーチャ》
《フルール・ライフ》
《再誕の社》
《魂の呼び声》
《Rev.タイマン》
《レインボー・ストーン》
《フェアリー・ソング》
《ブレイン・Re:チャージャー》
《クレスト・EVO チャージャー》
《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》
《クリスタル・メモリー》
《ドンドン吸い込むナウ》
《生命と大地と轟破の決断》
《逆転のオーロラ》
《夢罪放免》
《ドンドン水撒くナウ》
《大きくて小さな農園》
《ナチュラトゥルー・トラップ》
《ゴールデンデン・トラップ》
《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》
《龍脈術 水霊の計》
《ジャスミンの地版》
《トラップの地版》
《コーライルの海幻》
《バイナラドアの心絵》

 

 デュエパーティーではクリーチャーによるループが封じられているとは言っても、「無限攻撃」や「スペース・チャージ」などコンボの抜け穴は様々に存在する。「こうしたら勝てそう」という最終盤面が思いついたならば、そこから最適なパートナーやデッキ構築を逆算してみるのもいいだろう。

(補遺:以下は採用を検討したカード)

カード名
《流星のガイアッシュ・カイザー》
《お届け!スタートデッキ》
《「龍素充填314%!龍素砲、撃てぇ!」》
《フェアリー・パワー》
《強欲の開拓》
《お清めトラップ》
《神秘の石柱》
《グリーンデイ・ベアーコ》
《ブレイン・チャージャー》
《スペルブック・チャージャー》
《ガチャマリン・チャージャー》
《ハロウィンズ・カーニバル》
《ジェスター・レンサー》
《次元波導魔法 HAL》
《フェアリー・シャワー》
《勝熱と弾丸と自由の決断》
《天頂計画》
《アルティメット・フォース》
《連唱 フェアリー・ダブルライフ》
《ジオ・ブロンズ・ミラクル》
《大地門ライフ・ゲート》
《B.F.F. モーメント》
《零分後の世界》
《タイム・ストップン》
《怒流牙忍法 次元隠しの術》
《コクーン・マニューバ》
《極楽轟破5.S.トラップ》
《目的不明の作戦》
《*/零幻ノギューゾ/*》
《チェンジの海幻》

 


 デュエパーティーはプレイヤーの数だけ正解が存在するフォーマットだ。

 お気に入りのパートナーとともに、ぜひ自分なりの60枚を組み上げて友達と遊んでみて欲しい。

 ちなみに、私は友達がいないので上記の内容は5000%エアプの脳内妄想である。

 ではまた次回!


ライター:まつがん                      
 
フリーライター。クソデッキビルダー。        
 
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。  
 
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。

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次回更新は10/21(金)更新!!