By まつがん
恒例の宣伝からだが、皆さんは先々週発売したコロコロコミック1月号はもう入手されただろうか?
デュエル・マスターズの原作コミックが読めることはもちろん、様々な最新情報も色々と掲載されている。ぜひとも手に取ってみて欲しい。
「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」は、従来の発想にとらわれない新たな能力を持ったカードを様々に生み出したセットとなった。
その中でも、環境に与えたインパクトという意味で一番の目玉カードといえばやはりこのカードだろう。
そう、《流星のガイアッシュ・カイザー》だ。
だが《流星のガイアッシュ・カイザー》自体が持つそもそものポテンシャルの高さは一旦さておくとして、ここで注目したいのはこのカードの登場が「自分のターン中に出てくる相手のクリーチャーをケアすることがいかに難しいか」を再認識させてくれる結果となった点だ。
私はそこに新時代のデュエル・マスターズへのヒントが眠っているような気がした。
そして、たどり着いたのだ。新時代のデュエル・マスターズ……すなわち「デュエル・マスターズ3」に。
相手のターンに召喚できるクリーチャーを集めたら新たなデュエマが始まるのでは???🤔🤔🤔
vol.4-5など、この連載ではことあるごとに「ランダム」が「デュエル・マスターズ2」であると述べてきた。
確率は人間が直感的に誤認しやすい分野だ。そこで確率の要素をデュエル・マスターズのデッキ作りにおいて取り込むことで、対戦相手の誤認を誘発させ、結果的により多くのバリューが得られるのではないかという趣旨だった。
では、その次の段階としての「デュエル・マスターズ3」があるとすればそれは何だろうか?と考えたとき、仮説として「相手ターン中のクリーチャー召喚」こそ「デュエル・マスターズ3」と呼べるのではないだろうか。
なぜなら、現状多くのメタクリーチャーは自分のターン中に相手のクリーチャーが出てくることを想定していない。それはS・トリガーを封じる結果にならないようにするためだろうが、結果として自分のターンの終了時に《流星のガイアッシュ・カイザー》が召喚されてしまうことはほとんど防ぎようがなく、「ランダム」以上に制御できない事象になっていると言えるからだ。
そして制御できない事象であるということは、相手がブチギレる確率が高いということだ。
つまり「デュエル・マスターズ3」とは、相手がコントロールできないタイミングでクリーチャーを召喚することで相手をブチギレさせることに特化した戦略であると言うことができるのである。
ならば、そうしたタイミングで出せるクリーチャーを集めることで怒りのあまり相手の脳の血管が破裂する確率が上がるに違いない。
《ジョリー・ザ・ジョルネード》は相手ターン終了時に出せるクリーチャーの中でも特にパワフルな能力を持っている。《流星のガイアッシュ・カイザー》《ZEROの侵略 ブラックアウト》《バサラ》がどれもW・ブレイカーしかなく、単体でゲームエンドまでつなげられないのに比して、3度のGR召喚は最低5打点を保証するため、出しにくさを上回る十分なリターンがある。
《バレット・ザ・シルバー》は「こんなん《”魔神轟怒”万軍投》以外でどうやって出るんだ?」感はあるが、運よく《ジョリー・ザ・ジョルネード》がめくれると相手の頭が爆発すること間違いなしなので煽り性能の高さを見込んで採用しておきたい。
ただ相手のターン中にクリーチャーを召喚するカードは大抵相手次第になってしまうため、能動的な動きが皆無となってしまう。そこで《*/零幻トリムナー/*》をはじめとする軽量オレガ・オーラを入れておくことで、《ジョリー・ザ・ジョルネード》を能動的に呼び出せるルートを確保することができる。
このコンセプトは相手に殴られた場合はS・トリガー持ちのジョーカーズによっても実現可能なので、《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》を入れておくと良いだろう。
ちなみに「リベンジ・チャンス」を併用するということも一瞬だけ考えたのだが、昔のカードすぎてカードがあまりにも弱いので自分の頭が爆発したため断念せざるをえなかった。「デュエル・マスターズ3」を推進するためにも、いつか見直しのタイミングが来て欲しいキーワードだ。
というわけで、できあがったのがこちらの「デュエル・マスターズ3」だ!
『デュエル・マスターズ3』
4 | 《*/零幻トリムナー/*》 |
《*/零幻ルタチノ/*》 | |
4 | 《*/零幻チュパカル/*》 |
《流星のガイアッシュ・カイザー》 | |
4 | 《ZEROの侵略 ブラックアウト》 |
4 | 《バサラ》 |
4 | 《ジョリー・ザ・ジョルネード》 |
4 | 《バレット・ザ・シルバー》 |
4 | 《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》 |
4 | 《SMAPON》 |
2 | 《The ジョラゴン・ガンマスター》 |
2 | 《The ジョギラゴン・アバレガン》 |
2 | 《全能ゼンノー》 |
2 | 《Mt.富士山ックスMAX》 |
2 | 《せんすいカンちゃん》 |
2 | 《ゴッド・ガヨンダム》 |
対戦相手「あ、オレガ・オーラでGR召喚しましたよね?じゃあそちらのターン終了時に《流星のガイアッシュ・カイザー》を召喚しまs」
まつがん「うおあああああああてめええええええええええちくしょおおおおおおおおおお!!!!!!(ブチギレ)」
ではまた次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。