完成したのは……!
なんのために実装されているのかよくわからないB級虫の代表である、“ノミ”、“セミのぬけがら”、そして“カ”をレックスに3匹ずつ納品し、永久に残る模型にしてもらうプロジェクトの進捗をご報告しよう。
その前段となる情報は、前回の記事をご参照のこと。
捕獲が非常に困難なノミもついに3匹確保し、いつでも模型依頼を出せる状況になった……と、前回の記事で書いた。さああとは……節足愛好家・レックスの来島を待つのみだ!!
……しかし、俺の準備が整ったとたんナントカセンサーが発動したのか、レックスがまったくルナステラ島に近寄らなくなった。
いや、虫取り大会があったので来島自体はしているんだけど、そのときは模型の依頼を受け付けてくれないので、俺にしたら来ていないのも同じなのである。
レックスを最後に目撃したのは……7月の14日。
そこから完全にナシのつぶてとなり、彼は沈黙を貫く。
その間、
ジョニーは姿かたちを変えながら、シツコク5回も漂着していたというのに(苦笑)、レックスは一向に姿を見せてくれないのだ。
けっきょく、7月14日以来に彼が来島したのは……なんと8月10日!!!
じつに1ヵ月近くものあいだ、レックスはルナステラ島にくることを拒否していたってことになるのではないですかッ!?
「それ、気付いてなかっただけでは?」
と突っ込まれそうだけど、俺は毎日欠かさず島の様子をスクショに収めているので、レックスをスルーすることなどあり得ないのですッ!! この赤カメレオンは絶対に夏休みを取って、別の島にバカンスに行っていたに違いないのですよッ!!!
……いや我ながら、
「それで何の問題が……?」
と思っちまったのでこのへんで糾弾はやめておくが、いつものように2週間に1回くらいのペースで来てくれていたなら、今回紹介するB級虫模型も2個になったんですけどねッ!!(#゚Д゚)カーーー!!
キリがないので、ホントにここでやめておくw
まあ、1ヵ月ぶりとは言えレックスが来てくれたことには変わりはないので、俺はさっそく虫模型の制作を依頼することにした。
前述の通り今回は、“ノミorカ”という、文字を見ているだけで全身が痒くなってきそうな虫をレックスに手渡さなければならない。
ふつうに考えたら、
「いや、虫だったらなんでもいいって確かに言ってますけどねぇ^^; そこはやっぱり、空気を読んでもらいたいんですよ。模型にする虫っつったらふつう、カブトムシとかチョウチョでしょ?? “なんでもいい”って言葉を真に受けて、ノミやカで依頼する人がどこの世界にいるんですか!?」
と憤慨されても仕方のないところだろう。
なので若干ビビりながら、レックスにカを3匹手渡す。
その瞬間、腕と足の3ヵ所が痒くなってきたので、ボリボリボリボリと豪快に搔きむしってしまった。これはもしかしたら“幻覚痒”とでもいう現象だろうか。
そんなカを見て、レックスは……!
って、おめえスゲエなやっぱwww 虫に対してはホントに分け隔てなく接する、昆虫界のさかなクンみたいな存在じゃんレックスwww
レックスはカの模型依頼を大いに喜んでくれて、
奇跡の作品の制作を約束w 翌日にはカの模型を郵送してくれることになったのである。
そして、つぎの日--。
約束通りレックスから、カの模型が添付された手紙が届いた。
さっそくコレを、虫模型コレクションが並んでいる高台に持って行き、設置を試みた。
でもここで、俺の脳に去来したのは、
「……とはいえ、カだからな。過度な期待をすると肩透かしを食らうと思うので、極小の模型が出ることを覚悟しておこう」
という“保険”とも言える思いであった。
そう、いかにレックスとはいえ、
↑こんな小さな虫を見栄えのいい模型にすることは不可能であろう。
模型はおそらく、原寸大。それ以上でも、それ以下でもないに決まっている。
そう確信しながら、カの模型を設置してみたらだな……!
ぷ~~~ん……www
……って、カの模型、デカッ!!!www
特徴的なシマシマの脚が気持ち悪く再現されていることに加えて、あのにっくき口吻までしっかりと形成されているのがよくわかる!!!www
ひえええええ、痒ッ!!! 見ているだけで幻覚痒が発生するぅぅぅううう!!!><
この立派なカの模型と比べると、
両手で抱えきれないほど巨大なピラルクが、
こんな、お手頃サイズの剥製にされてしまうことが、やっぱり納得いかない……www
でも俄然、ノミとセミのぬけがらを模型化することが楽しみになりましたとさw
続く!
1年前の今日は?
せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!
ちょうど1年前、2020年8月17日の様子は↓こちらです。
モアイとピラミッドのあいだに落ちる流星群が、幻想的な夜だった。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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