またこのイベントやってくれ!
広大なテイワット大陸全体を使って行われた、魅惑の宝探しイベント“秘宝の行方”について前回書いた。
そのときも書いたけど、俺は以前から宝探しやリアル脱出ゲーム系のイベントが大好きで、数人の仲間(みんなモンハン繋がりw)といっしょにアチコチに出掛けては、謎解きを楽しんでいた人間である。
そう、『原神』で実施された秘宝の行方は、リアル世界で行われるこの手のイベントとほとんど同じだったと思うわ。
リアルなそれはたいてい、イベント会社から“宝探し用のキット”を購入することから始まる。
キットの中には宝の地図と、そこにたどり着くヒントが隠されたナゾ本、そしていくばくかのアイテム(カードだったり鍵だったり、模型だったりする)が入っていて、それを仲間とあーだこーだと話しながらナゾを解き、現地に行ってさらなるヒントを得て……ということをくり返す遊びになっている。
いまやこういったイベントを企画する企業はたくさんあって、おそらくこのコラムを読まれている読者が住んでいる地域でも、なんらかの宝探しやら謎解きゲームが行われているのではなかろうか。まあ、いまは新型コロナウイルスの問題があるので、小さなイベントスペースやマンションの1室を使って実施する脱出系の遊びは難しいかもしれないけど。
思い返すと、当時の俺たちのグループは全国のいたるところに出張っていっては、宝探しゲームに明け暮れていたんだよな。
箱根、ハウステンボス、天草地方、伊豆大島、宮古島……。
都内でも、“中央区宝探しゲーム”なんていう、銀座や月島あたりを舞台にしたかなり本格的な謎解き+宝探しイベントが毎年行われていて、当時は欠かすことなく参加していた。コロナ禍が収束して、こういった催しが復活したら、真っ先に参戦したいなぁ……。
なんてことを考えながら秘宝の行方をやっていたので、たぶん俺、他のプレイヤー以上にこのイベントを楽しめたんだと思うw 宝探し仙霊にくっついていくだけの楽な催しではあったけど、広大な大陸を行ったり来たりするやり取りはスケール感が満載で、めちゃくちゃワクワクさせられたわー。
全クリは……
とはいえ、宝探しも中盤くらいになると、いささか厄介なハプニングに見舞われることもあった。
たとえば、まるでその宝を護るかのように、屈強なガーディアンが配置されていることもしばしば。
よく見ると画面右端に、宝のありかを示す光の柱が立っているのがわかると思う。
敵を倒さなくても宝の回収はできるので、ハンマーを持っている紫野郎は無視していこうと思ったんだけど、こいつがまあ、酔っ払った元上司なみにシツコく、宝までたどり着けなくてストレスが溜まるったらなかった。
けっきょく、全力で戦うハメになり、
しかも全滅ギリギリまで追いつめられて、想像以上に苦労させられた思い出……。
またときには、
マルチプレイ推奨の、特殊な宝が出現することも!!
いわゆるエクストララウンドのようなもので、うまく活用すればウハウハな報酬が手に入ったのかもしれない。まあ俺は、
「とりあえず……ソロでできるところを終えてからだな!! マルチはあとあと!!」
と言って、この祠はそっと閉じちゃったんだけど^^;
さらに、↓このような宝にたどり着くこともあった。
おおおお!!! これぞまさに、リアル宝探しゲーム!!w 写真の場所を発見し、まわりをつぶさに観察することで、特別な宝が手に入るらしい!!!
そして、“璃光の浜の近く”というわずかなヒントを頼りに現地に飛び、写真にあるような大きな木と、ツリーハウスのようなものを探して彷徨った結果……!
!!!!! これぞまさに写真の場所!!?
ツリーハウス……じゃなく、岩に掘っ立て小屋を乗せた“ロックハウス”って感じのたたずまいだけど(苦笑)、ここで間違いないのではないでしょうか!!
というわけで、この木のまわりを徹底的に調査したらだな……!
おおおおお!!! やっぱりここで正解だった!!! 調べてみると……!
おなじみ、挑戦用の祠が出現!! この挑戦を達成できれば、通常よりもさらに豪華な特別報酬がもらえた、ってことだな!!
……いまさりげなく、過去形にしたんだけどね。
その理由は……(((( ;゚Д゚)))
さ、30回くらいやったけど、けっきょくクリアーできんかったや(((( ;゚Д゚))) こここ、ここもマルチでやるべきだったか……(((( ;゚Д゚)))
ま、こういうこともあったけど、最終的な俺の感想は、
「ちょいちょい宝探しイベントやってくれ!! つぎこそは、絶対に全部解いてやるから!!」
ってものw
近くの再開催、お待ちしております!
続く!
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『原神』公式サイト:
https://genshin.mihoyo.com/ja/
※ゲーム画面はPS4ソフト『原神』のものです。
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