負け組の奇跡
『あつ森』の世界で唯一の資産運用用の金融商品“カブ”で、さっそく大損をぶっこいた……という話を書いた。
【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第22回 カブで資産運用を! |
【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第23回 カブは腐るか食い時か |
これは堪えた。
失った額は5200ベルと大したことはないのだが、
「マネーゲームに負けた」
「運用でヘタこいた」
「経営センスがない」
というダメ出しを喰らった気がして、実害以上に、気持ちのダメージが大きかったのである。
「俺……金儲けに向いていないのかなぁ……><」
そんな、ヘコみにヘコみまくっていたある日--。
カブの負け組に、奇跡が起こるのである。
レックス登場!
その男(?)は……妙ないでたちと、不思議な言葉遣いを駆使する見慣れぬどうぶつであった。
「な、なんだこいつ……? 新しい住人か……?」
首をかしげつつ、赤黒い爬虫類とおぼしきどうぶつを眺める。案内所のたぬきちは、新しい住人が来るなんてひと言も言っていなかった。となれば……さすらいの行商人かなんかだろうか?
若干ビビリつつも、『あつ森』でいきなり人食いモンスターが出現して惨劇の1日が始まった……なんてこともないだろうと判断し(あったら怖い)、その爬虫類に話し掛けた。すると……!
「あ!! こ、このモノは!!」
俺はパンッと手を叩いた。
「“虫の求道者”、レックスだーーー!!!ww」
レックスとは?
レックスは虫をこよなく愛する“リアル節足系アーティスト”という肩書き(?)で活動しているカメレオン(かな?)で、虫に関するいろいろなことをしてくれる。
たとえば、虫の買い取り。
あとで詳しく書くけど、なんと買い取りレートは通常の1.5倍という破格だからたまらない!!
そしてもうひとつ、
虫の“模型作り”を請け負ってくれる。その条件は、
同じ虫を3匹渡すことで、ありがたいことに無料で模型(というか、剥製かな)を制作してくれるのだ。レックス、見た目は極めつけに怪しいけど、めっちゃいいヤツなのである!!
虫は財産です!
となれば、レックスがいるあいだにたくさんの虫を捕まえて買い取ってもらわねばな。なんたって、通常の1.5倍のペースでベルが手に入るんだから! 虫は捕まえるの簡単だし、惜しくもないので、カブで負けた分なんて速攻で取り返すことができちゃうぞ!!www
というわけで、損得勘定をむき出しにして虫を追い回すことにした。我ながら、なんてあさましいんでしょう。
おおおおお……!! 高い高い!! ふだん3000ベルのヨナグニサンが、4500ベルで売れたぞwww これはバブルだ!! 虫バブル!!w レックスバブルッ!!ww
そうとわかれば……コレも持っていくか!
マイホームの生き物部屋で飼っていたヨナグニサンw これで4500ベル追加だぜ!!!
そして、ここで俺は「はっ!!」となった。
「そ、そうだ……。我が家の生き物部屋を占拠しているタランチュラも……『あつ森』では立派な虫!! てことは……20匹以上保有している俺は、かなりの財産を持っていることに!!?」
我がタランチュラ部屋の様子が↓こちら。
クモ~~~ん……www
自慢のキワモノ部屋がなくなるのは残念だが……試しにレックスにタランチュラを1匹見せてみるかな!
すると……!
お……!!
おおおおお!!!w タランチュラ1匹12000ベル!!!w ふだんは8000ベルだから……これはおいしすぎるぞ!!w
けっきょく……。
かわいがっていたタランチュラたちを2回に分けて運び出し……。
泣く泣く(そのわりにニヤニヤ)売ることに。結果……!
おおおおお!!!w 大金持ちキタぁぁぁああ!!!w
こうして、愛タランチュラは1匹残らずレックスに引き取られ、部屋は寂しくすっからかん。
でも、後日……。
模型用に3匹渡していたものが、キッチリとレックスより届けられたのでした^^
続く。
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌バックナンバー | |