何度刺され死んだのか……
前回、『あつまれ どうぶつの森』に潜む唯一絶対的な恐怖、“タランチュラ”のことを書いた。
『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第7回 闇夜の恐怖 |
今回は……闇夜を徘徊する8本足の暗殺者と、それを討伐せんと立ち上がった“蜘蛛滅隊”(隊員・俺)の激闘を綴ろうと思う。
早くも犠牲者が
決戦の日の朝--。
上空から捉えた我がルナステラ島の映像は、衝撃以外のナニモノでもなかった。
こここ、これは!!!! 前夜にタランチュラに刺されて天に召された旅人の遺体に違いないッッ!!!!><(いやジョニーだろ)
うーむ……。これは未曽有の事態になってきたぞ……。
以前からときたま、
「夜、森の中を歩いていたとき、大きなクモを見かけた!!」
とか、
「海岸の近くでも遭遇の報告がある」
なんてウワサは聞いていたのだが……まさかこんなにも早く実害が出てしまうとは!!!(だからアレはジョニーだろ)
さあタイヘンだ。放っておいたら、ルナステラ島の島民すべてがタランチュラの餌食にされてしまうぞ。
暗殺者、忍び寄る
そこで、蜘蛛滅隊の隊長である俺は一振りの業物を手に、来る決戦の夜に備えてリハーサルを始めた。
虫あみを持って、そこらの虫を捕まえまくっただけだけどwww いやあ、最近は高く売れるモルフォチョウがバッサバッサと飛んでいることが多く、儲かって儲かってしかたがないねwww
「商売繁盛商売繁盛!!^^」
とても決戦に赴くとは思えないユルんだ顔でゲヒゲヒゲヒと笑っているうちに……ルナステラ島に、夜のとばりが降りてきた。
「よーーーーし!!! いよいよ勝負の時だ!!! タランチュラよ、どっからでもかかってこいやぁ!!!」
華麗に虫あみを振り回し、気合の言葉を発する俺。その業物の鍔元を見れば、“悪鬼滅殺”の文字が見えたかもしれない。
しかし--。
時に暗殺者は、音もなく戦士の背後に忍び寄る--。
決して、油断していたわけではなかった。いつタランチュラが現れても対応できるよう、全方位にアンテナを張って警戒していたつもりだったのだ。
そそそ、それなのに((((;゚Д゚)))
チクッ!!!!!
「あッ!!!!」と思ったときには、もう遅い……。わずかな痛みをスイッチに全身に毒は回り、気が付けば……((((;゚Д゚)))
ばたっ…………。
うおおおおお……。ちちち、ちんだ……((((;゚Д゚)))
もう耐性ができただろ
そんな、何もしないうちに1死を計上した俺に……意外な助け舟がもたらされる。それが↓コレだ!
なんと住民のヒノコさんが、虫取りのコツを伝授してくれたではないか!! それによると、虫あみを持った状態でAボタンを押しながら歩くと“忍び足”になり、虫を捕まえられやすいとか!! さっそく試したところ、
ジリジリ……
スパーーーーン!!
ゴマダラカミキリ、簡単にゲットォォォオオオオ!!!
よーーーーし、タランチュラなんて、カミキリがちょっと毛深くなってデカくもなって、足が8本になって毒を帯びただけの生物だ(だいぶ違うな)。つぎは余裕で捕まえられるに違いない!!
気合も新たに島中を探索したところ……。
……どうもこの日は、タランチュラが異常発生した“当たり日”だったらしい。……まあ出るわ出るわ、でっかいクモが!!!
チクッ!!!
チクチクッ!!!!
チクチクチクチクッッ!!!!
……って、ぜんぜん捕まえられねぇぇええええ!!!!wwww
なんだよコレ……w ひと晩に4回も刺されて死んだじゃねえか……。こんだけ刺されて死んでをくり返したら……俺もう、スパイダーマンになってんじゃねえの(苦笑)。
いまだ俺は、1匹たりともタランチュラの捕獲に成功していない。それでも……蜘蛛滅隊の戦いは続く。
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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