走るだけで楽しい!
ローカル通信を使い、初めてほかの人の島に遊びにいったときのお話、2回目です。
『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓日誌 第5回 初めてのお出かけ |
自分の島を飛び出して別の島に行く目的は、大きくふたつあると思う。
ひとつは、“素材集め”。
島の案内所にある“タヌポート”という端末で、貯めたマイルと物品を交換することができるのだが、そこで2000マイルと引き換えに“マイルりょこうけん”なるものを手に入れることができる。
これを、空港のモーリーに渡すことで、素材集めにピッタリの他島ツアーに参加することができるのだ!
どんな島に到着するのかわからないんだけど、たいがい、自分の島にないようなものを手に入れることができると思う。
そしてもうひとつが、今回紹介している“とくに目的のない訪問”。かっこつけて言えば、
“目的がないことが目的であるツアー”
ってところだろうか。
化石泥棒、現る
「目的がないってことはイコール、“何をしてもいい”ってことになりませんかね??」
夏休みを迎えたばかりの少年のように目を輝かせて言う俺に、闖入者(ちんにゅうしゃ。つまり、邪魔者ってことw)を迎え入れたたっちーの態度は、いつまでも冷たかった。
「だーかーらー……!! 落ちているモノは、島のヌシであるわしが“あえて置いている”ものだからな!! 勝手に拾うなよ!! 富士山に行ったら、小石や葉っぱを持って帰ることもNGやろ!? それと同じやから!!!」
まるで俺が、“てっこうせき”や“きんこうせき”を見たら、拾って持って帰ろうとしているかのような口ぶりではないか。万引きGメンかこの女は。怒りながら、俺は言った。
「失礼な。俺がそんなことをする人間に見えるか!!?」
あまりの剣幕に、たっちーが珍しくたじろいだ。
「あ、いや^^; そういうわけじゃないんだけど^^; 一応、ね^^;」
「まったくもう……!!」
プリプリしつつ、掘った穴を埋めていると……。
「人んちの化石を盗むなっちゅーてんねーーーーん!!!!(大激怒)」
ひぃぃぃぃ……((((;゚Д゚))) つ、つい出来心で……((((;゚Д゚)))
もちろん、このあとすぐに返したことは言うまでもありません(冗談でやっただけだからな!)。
気分は中学の修学旅行
それにしても、『あつまれ どうぶつの森』のオンラインプレイは楽しい。何が楽しいって、ただ走り回ってるだけで楽しいんだよコレがwww
たっちーが自慢げに、
「最近、潮干狩りに凝ってんねん^^」
と言って“あさり”を見せびらかしてきたので、
「なにを!!! 俺なんて……コレや!!!」
持っていたヒラメを見せびらかす。何の意味もない行為だけど、じわじわと笑いがこみあげてくるから不思議だ。さらに、
「あ、そうだ! キミ、もうキチンとしたオノ持ってるんやろ? 何本か木を伐採してくれよ!」
というので、木の間引きを手伝ったり、
記念に集合写真を撮ったり、
掲示板に、訪問の足跡を残したりした。
そう、気分は完全に中学校のときの修学旅行か、田舎の親戚の家に遊びに行った夏休みのワンシーン。ソロプレイじゃ体験できない“時間と遊びを共有している感覚”が何よりの調味料になって、『あつまれ どうぶつの森』がますます楽しくなってしまった。
今後はインターネットプレイも解放して、いろいろな人のところに遊びに行ったり、自分の島に来てもらおうと思ってしまったよ。
そして、帰島。
おみやげは、たっちーの島の特産品であるオレンジの実3個と、
上空から見た、我が島自慢の星型池の景色^^
いやあ、本当に楽しいわマルチプレイ!!
続く。
大塚角満の『あつ森』おもしろガイドも更新中
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
© 2020 Nintendo
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