第67回
スプラトゥーン甲子園への道標 part9
ステージ攻略「エンガワ河川敷」
イカ道場師範のSIGUMAだ!
今回はプラトゥーン甲子園に使用される6つ目のステージである「エンガワ河川敷」について、立ち回りや勝利のポイントを解説していこう!
このエンガワ河川敷は比較的平面で構成されている部分が多く、塗り性能の高いブキを使うと短時間で大きなスペースを一気に塗ることが可能となっている。それゆえに、チーム全体の総合的な塗り性能が非常に重要となっているステージだ。
また左右のルートが大きく離れているため、お互いの戦力が分散しやすく、戦闘地帯も刻々と変化していく構造となっている。状況判断力が特に求められることも大きな特徴となっている。
また戦力の分散しやすさから、相手陣への裏抜けも行いやすい。パブロやプロモデラーPGといった機動力と塗り性能が高いブキも非常に強力なステージとなっている。
まずはナワバリバトルで重要なポイントとなる場所を確認していこう。
エンガワ河川敷の重要ポイント
ポイント1:中央広場周辺
ステージ中央部にある広場で狭いスペース中央に柱がそびえ立っている構造であるため、塗れる範囲はかなり狭くなっている。
中央広場を塗ってもナワバリバトルのパーセンテージ的には大きくないため軽視しがちだが、ここを見ておかないと相手に自陣内に侵入され、他の重要ポイントに対して裏側から攻撃されるということになりかねない。注意が必要だ。
また、この中央広場付近から後述のポイント2、3の攻防に援護に行くことができるため、広場からどちらへ援護へいくのかという判断のポイントともなっている場所だ。
ポイント2:左高台周辺エリア
エンガワ河川敷において最も戦闘が起きやすいポイントの一つだ。
リスポーンから左ルートを進んで相手左広場側を攻める味方と、左広場やL字高台から進出してくる相手とぶつかり合うポイントとなっている。試合を通じて常に戦いが起こる場所だ。ここを制した側がバトルのアドバンテージを取る形となることが多い。
坂上の小さな高台からは下のスペースにいる相手の位置を把握しやすいため、しっかりとここをキープしながらこのポイントを押させていこう。
この高台から相手陣側にイカ状態でジャンプすることで相手陣地内に侵入して裏取りをすることが可能であるため、防衛時は相手に侵入されないようにしっかり守ることも必要だ!
ポイント3:右高台周辺エリア
ポイント2の相手陣側のエリアで、ここを抑えることができればバトルを比較的有利にすすめることが可能となるぞ。相手側リスポーンからも近い場所であるため、防衛も固くなる傾向にあるが、こちらも戦力を増やして攻略を行っていこう!
高台上に相手がいると長射程攻撃やボムなどが飛んでくるため、ボムを投げたり壁を登ってサイドから高台を攻めるなどして早めに高台から相手を排除しておきたい。
高台を占拠することができれば、そこからジャンプして相手陣裏取りを狙うルートも考えられる。しかし、リスポーンした相手とかち合ってしまうケースも多いため、無理に侵入を狙わずこのエリアをしっかり抑えておくほうが懸命だろう。
ポイント4:左奥広場
相手陣側に開かれた大きな広場で塗れる面積もかなり広くなっている。
平面的な広場であるため塗り性能の高いブキであれば、一気に広場にインクを塗りひろげて塗りのアドバンテージを広げることが可能だ。
ポイント2で相手プレイヤーを倒したら、そのままこの場所に進出して一気に塗りのアドバンテージを稼ぎたいところだ。しかし、相手リスポーンからもすぐに到達可能な場所であるため、広場に下りた瞬間に高台から一方的に攻撃を受けてしまう可能性が考えられる。
急いで広場に下りずにまずは段上から塗りを行い、相手リスポーン側高台の様子を確認してから広場に降りるようにしよう。
ポイント5:右側広場
こちらはポイント3を相手に奪われた場合、そのまま相手が流れ込んでくる広場となっている。
リスポーン地点から少し下がった高台から広場全体を見ることができる。相手の有無を確認し、相手が広場に侵入しているようであれば、高台から牽制と塗りを行いながら味方と連携して、広場から相手を排除しポイント3に向かうようにしよう!
エンガワ河川敷の抑えと打開
【ニュートラル状態】
とにかく終始動きが激しいステージで一点にとどまって、お互いがぶつかり合うということが非常に少ない特殊なステージだ。
基本的にはポイント1~5で戦闘が起こる形になるが、試合展開によって戦闘地帯が変化していくため状況判断力が非常に求められるステージと言えるだろう。
1つのポイントを押させても、そこに留まり続けてしまうと他のポイントを塗られて劣勢に立たされてしまうステージだ。こまめにMAPを確認し相手が塗りを広げている場所を味方としっかり連携して、複数人で抑えられるように状況を判断して立ち回っていこう。
【抑え】
エンガワ河川敷は甲子園採用の8ステージの中でも特に抑えが難しいステージだ。
リスポーンからの打開ルートとしては大きく分けると他ステージでも見られるように中央、左、右の3ルートだが、その中にも複数の細かいルートが存在している。なおかつ左ルート、右ルートの距離が大きく離れている構造のため、全てのルートを完全に抑えきるということが非常に難しくなっている。
そのため、一時的に相手をリスポーン手前まで押し込んで抑え込んだ状態に持ち込んでも、いつのまにか相手が別ルートから抜け出して塗られてしまっているという状況になりがちだと頭に入れておこう。
抑えの基本としてペースを握っても無理に押し込みすぎず、左奥広場、左高台周辺、右高台付近、中央広場周辺の4箇所にバランス良く味方を配置するのが良いだろう。相手の動きを注視し、相手の攻撃が厚くなっている場所にすぐに援護に行ける状態を取ることが最も重要なポイントとなる。
MAPをこまめに確認し、相手がどちらの方向から来ているのか、防衛網を抜けている相手プレイヤーがいないかをチェックして動いていこう。
【打開】
上記の通り抑えが難しいステージであるため、逆に打開は比較的行いやすくなっている。
まずリスポーンから進んだ中央の段下にすぐに下りてしまうと詰めてきた相手に倒されてしまう可能性がある。まずはこの部分のクリアリングが必要だ。
ここの相手をしっかり排除しないと左ルート、中央ルートの2ルートが完全に止められてしまう形となるためチーム全員で攻撃を仕掛けよう。
中央段下の部分がクリアリングできたら本格的な打開の始まりだ。
エンガワ河川敷の特徴でもある距離の離れた左ルート、右ルートにうまく別れて侵攻し相手の戦力を分散させて打開を狙いたい。
リスポーンから左の通路を通るとポイント2まで比較的安全に進出することができるので、一名はここを通って高台付近に進出。高台付近には相手が待ち伏せしていることが多いため、すぐに段下に下りずに通路の高台からインクを撃って牽制するようにしよう。
他数名は中央に降りてから中央広場付近に進出し、相手の動きを見ながら左サイドか右サイドのどちらに攻めるかを判断しよう。
右側ルートについては右広場に相手が侵入してきている場合が、あるためすぐには広場に下りず、まずは高台からインクを撃って広場のクリアリングを行ってから右広場に降りるようにしよう。
エンガワはしっかりルートを分けて動けば、抑え込まれ続けることはないため、冷静に味方の動きと相手の場所を確認しながら打開を行うことを心がけよう。
まとめ
とにかく目まぐるしくバトルが展開し試合全体の状況を掴むことが難しいステージとなっている。
一度ペースを握っても抑え続ける事が難しいため、常に塗り続ける戦い方が必要となり機動力と塗り性能、戦闘力の三拍子が揃ったL3リールガンの採用率が最も高いステージとなっている。
塗り性能が低すぎるブキ構成だと非常に勝つことが難しいステージであるため、チームでの勝率が思わしくない場合はブキ編成の変更も考えてみよう。
SIGUMA
実況グループ「YOUNG☆MAN」所属の元プロゲーマー。2004年にHALO WORLDWIDEチャンピオンシップで世界5位となり、日本人として初めてスポンサー契約に成功した。イベント解説者としての顔も持ち、そのわかりやすい解説に定評がある。
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