トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×あしん 最終回】
あとばる×あしん対談の最終回!
今回はついに開幕した「第5回スプラトゥーン甲子園」と、新たに開催が発表された「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2 2020」についてふたりに聞いてみたぞ。
NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2 本大会1日目
https://www.openrec.tv/live/o7z4m19olzl
NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2 本大会2日目
https://www.openrec.tv/live/ykz0xvkn0zw
あとばる選手のカラマリとあしん選手の5年☆組~あしんとらず学級~が激突した「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」の試合はそれぞれ上の動画で見ることができるぞ。
あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チームLibalent Calamari(リバレントカラマリ)所属。あしん
『スプラトゥーン』でスパッタリー使いといえば、真っ先に名前が挙がる有名プレーヤー。脅威のエイム力と反射神経の持ち主で、混戦の中でも正確かつ瞬時に相手をとらえ、次々と倒していくプレーはまさに圧巻。その神がかりなプレーに魅せられたイカたちも多い。「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」では千葉ロッテマリーンズ代表として出場するなど、実力と人気を兼ね備えたトッププレーヤーのひとりだ。
「第5回スプラトゥーン甲子園」が開幕!
――「第5回スプラトゥーン甲子園」の地区大会がスタートしました。あしん選手は今回の甲子園は出場する予定ですか?
あしん:いまのところ出場する予定はないですね。がっつり練習するのではなく、みんなで楽しもうという軽い感じだったら出たいなくらいの気持ちはありますけど。
――みんなで毎日練習して優勝するぞというよりは、楽しんでいこうという。
あしん:そうですね。やっぱり勝つには強いブキを使わなきゃダメだと思うので。
――優勝を目指すとなるとスパッタリーは厳しい?
あしん:自分がスパッタリーを使うと、ほかの3人に合わせてもらわなくちゃいけなくなっちゃうので、そこが申し訳ないですね。
――甲子園に出る予定がないということでアレなんですけど、今回は地区大会で10チーム、オンライン大会が2チーム、そのほかに海外招待枠がありますけど、国内予選としては合計12チームということで前回の16チームよりも決勝大会への枠が減りました。これについてはどう思いますか?
あしん:枠が減っても、結局は強い人たちが勝ち上がってくるので、決勝大会は絶対に面白い試合が見られると思うんですよ。
僕自身はいまはそんなに出場しようという熱い気持ちがないので、いち視聴者としての立場からすると、枠が減ったとことについて特別ネガティブな印象はないですね。純粋にどんな試合が見られるのか楽しみという感じです。
――あとばる選手は出場する立場ですけど、決勝大会への枠が減ったことについてはいかがですか。
あとばる:どのみち勝ち切らなきゃいけないので、そんなに変わらないかなって気はします。枠は減ったけど、その分、各会場が大きくなったじゃないですか。これまでの甲子園を経て、大きな会場を借りてどんとやったほうがいいよねという考えに運営サイドがなったのはいいことなのかなとは思います。
――今回の甲子園でキーになりそうとか、流行しそうなブキはどう見ていますか?
あとばる:L3リールガンですね。大抵1枚はいますし、なんならエンガワ河川敷だと3枚入れてくるようなチームも最近見ますし。
――それくらいナワバリだとL3リールガンが強い?
あとばる:塗り力がある上に、イカスフィアで前を張っても固いというのができるようになっちゃったので、チャージャー、キャンピングシェルター、L3リールガン、プラスあとひとつという構成が増えてきましたね。
L3リールガンが1枚いることで、チャージャーとキャピングシェルターを置いたとしてもゲームスピードが緩まないというんですかね。普段はほかのブキを持っている人、たとえばブラスターを主軸に持っているような人でも、「このステージはブラスターが弱いからL3を持つわ」という策も取れるようになったので。
あしん:なるほど。
あとばる:全チームが平均的に強くなっているというか。あのチームはあのブキしか持てない人がいるから、このステージは弱いだろうな、みたいなのがなくなりましたね。
――みんなそこをL3リールガンで代用できちゃう。
あとばる:そう。L3リールガンで代用できちゃうので。
――わりといまはチームに必ずひとりはL3リールガンの使い手がいるというような形なんですね。
あとばる:いますね。そんなに難しいブキでもないので。もともとシューターを使っているような、立ち回りが上手いような人は、エイムを合わせてちょっと連打の癖に慣れるだけで使えちゃうブキなので。入っていないチームはほぼ見ないですね。なんなら最近はシャープマーカーを見なくなっているくらいで。
▲ナワバリでは採用するチームも多かったシャープマーカーネオだが、今回の大会ではどうなる?
――そうなんですか?
あしん:えー。
あとばる:そうですね。チャージャーのボムピッチャーで塗り返しできればいいので、あとはキャンピングシェルターとL3リールガンで前を張っちゃおうぜというのが多いですね。
あしん:よく言えば、チーム別の練度が出るという。
あとばる:そうですね。編成が同じだと本当にチームの強さが出るので。悪いことばかりじゃないんですけど、「とりあえずL3リールガン出しとけばいいや」ってのは環境としてよろしいと言えるのかはわからないですけどね。
――なるほど。同じような編成のチーム同士の戦いが増えそうと。
あとばる:増えそうですね。「またL3リールガンかよ」ってのが多くはなりそうですね。
――もうひとつ「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2 」も2020大会の開催が発表されました。こちらは、あとばる選手は当然エントリーするつもり?
あとばる:するつもりですけど、チームとしてやっているので4人とも代表に選ばれればいいんですけど……。
▲前回はカラマリや5年☆組~あしんとらず学級~といった、甲子園に出場したチーム単位でドラフトが行われたが、来年開催の「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2 2020」ではチームではなく、プレイヤー個人をドラフトする方式へと変更された。これにより、たとえばあとばる選手とあしん選手が同じチームになる可能性もあるというわけだ。
(NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2 本大会1日目55:24より引用)
――誰かひとりだけとか、2人だけという可能性もありますもんね。
あとばる:3人は選ばれて、ひとりだけ取り残されちゃうみたいなのがあると辛いので。ちょっと怖いですよね。4人で1チームというのでやっていると、誰かだけ通っちゃうというのは。
あしん:そうだよね。
あとばる:だから実際にエントリーするかはこれから決める感じですね。
――なるほど。あしん選手はNPBの大会に出場するには、まず甲子園に出ないといけないというのはあるんですけど、NPBにちょっと出たいなという気持ちはあったりしないんですか?
あしん:まあ、「出場できたらいいな」とはなりますけど、そうなるとやっぱりスパッタリーは持てないです。
――スパッタリーでも全然いいと思うんですけど。
あしん:いや、無理ですよ。だって、名だたる実力者が集うわけじゃないですか。
あとばる:でも、僕が運営サイドだったらブキのバリエーションは絶対とりたいですよ。
――みんながL3リールガンとかだったらちょっとってなりますしね。
あとばる:そう。その中でスパッタリーで大活躍するとなったら目に触れると思うんですけどね。
あしん:いや、選ばれるまではいいんですけど、そうなったら僕の性格的にたぶんL3リールガンを持っていますね(笑)。
――次回のNPBの「個人ごとのドラフト」って面白い試みではありますけど、チームでやっていると当然ちょっと気を使う部分はありますよね。
あしん:難しそうですよね、その辺。
あとばる:夢の組み合わせみたいなのもあると思うので、僕自身は楽しみだなと思うんですけど、一方でやっぱりいままでにない試みなので不安も正直ありますね。
▲(NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2 本大会1日目7:54:48より引用)