まず「侵略」や「革命チェンジ」を咎める踏み倒しメタといえば《異端流し オニカマス》や《洗脳センノー》が挙げられる。
これについては最初に《異端流し オニカマス》さえ出してしまえば「選ばれない」能力を持っているためにほぼ2体目を出す必要はないが、引けなくて踏み倒されて負けるのはムカつくので当然両方入れる。
続いて「カリヤドネループ」にも刺さる墓地対策。踏み倒しメタも兼ねる《ポクチンちん》が万能だが、《暴走龍 5000GT》を出された瞬間詰むため8枚フル搭載だ。
さらに呪文メタは《奇天烈 シャッフ》や《正義の煌き オーリリア》を使えばかなり封殺できるが、ついでなので親の仇だと思ってダブルでぶち込んでいこう。
それに加えて明日発売の「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」には新たな最強メタクリーチャー、《全能ゼンノー》も収録されている。GRなので狙って出すことはできないが、トリガーから出てくればかなりの確度で敵の攻撃をシャットアウトしてくれることだろう。
「さすがにやりすぎでは?」と思うかもしれない。だが、万が一にもメタクリーチャーを引けずにループを通されて負けるような事態があってはならない。ループコンボをこの世から殲滅するためなら、やりすぎなくらいがちょうどいいのだ。
というわけでこれが今回のデッキ、「超全力メタビート」だ!
『超全力メタビート』
《音奏 プーンギ》 | |
《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》 | |
4 | 《異端流し オニカマス》 |
《ポクチンちん》 | |
《洗脳センノー》 | |
《緑知銀 グィムショウ》 | |
4 | 《終末の時計 ザ・クロック》 |
4 | 《奇天烈 シャッフ》 |
4 | 《正義の煌き オーリリア》 |
4 | 《*/弐幻ニャミバウン/*》 |
超GRゾーン | |
2 | 《全能ゼンノー》 |
2 | 《シェイク・シャーク》 |
2 | 《オコ・ラッタ》 |
2 | 《パス・オクタン》 |
2 | 《甲殻 TS-10》 |
2 | 《続召の意志 マーチス》 |
このデッキを使って大会などに出場した場合、以下のような会話が想定される。
哀れなループコンボ使い「……は?お前このデッキ、オレ以外の誰にも勝てなくね?」
まつがん「……?え、そうだけどそれが何か?」
哀れなループコンボ使い「(血涙を流しながら憤死)」
こうしてループコンボ使いを一人ずつ憤死させていけば、いつかはループコンボのない平和な世界が実現するはずだ。
その代わりメタをすり抜けるデッキや普通に殴ってくるデッキに当たると自分が憤死することになるわけだが、もしそうなったとしても悔いはない。
非ループ三原則「ループデッキをもたず、つくらず、もちこませず」の精神で、この世からループを廃絶するために戦っていきたい。そしてみんながループを忘れた頃にこっそりループを持ち込んで自分だけ勝ちたい。
また次回!
ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。