第3マッチはずばり高所対地上の闘い。第2マッチのように崖で阻まれ、急激に闘う場所が変わることもなく、正にシンプルな上と下の撃ち合いとなりました。上を取っているのはRiversan、下に位置するのはなんと2マッチ目で惜しくもビクロイを逃したDubs。
上を取っているRiversanは強武器と名高いロケットランチャーを所持し、しかも弾もたっぷりと残っている状態。惜しみなくロケットランチャーを使い、Dubsへと強烈なプレッシャーを与え続けるRiversan。Dubsからしたら厳しい状況が続いている中、ひたすらに建材で耐え忍んでいく。撃ち続け、攻め続け、しかし高所はキープし続けるRiversan。穴の無いRiversanの攻めに対し、Dubsは防波堤を築いて凌いでいきます。
一進一退の攻防が続くなか、遂に天秤が傾きます。高所を取り続けていたRiversanの建材が一足先に尽きてしまいました。常に高所を取り続けていたRiversanは、建材の消費がかなり多かったのもあり、また今回のDubsは地上で闘い続けていたため、ダウンしたプレイヤーの建材を回収することに成功していました。
建材を回収できずにいたRiversanは溜まらず地面に降り、近距離戦を仕掛けていきます。
しかしDubsはこの状況を読んでいたのか、体力に余裕があるにもかかわらず、ギリギリまで建材で守りを固め、勝負そのものを見事に拒否していきます。嵐の収縮が極限にまで達した時、遂にDubsが攻撃を仕掛け、一瞬で勝負を決めていきました。
2マッチ目とは打って変わって焦りの無い見事なプレイング。Dubsの文句なしビクトリーロイヤルでした。
第4マッチは混戦模様となります。移動収縮の段階において、直前でビクロイを取ったDubsを日本代表のTAKAMURAMM選手がキル、FaZe Clan所属のTfueは同チーム所属のMongraalによりキルされ、総合順位一位のBughaも健在という、一体誰が優勝するのか予測がつかない事態に。
最後に5人が残っている状態で、先に動いたのはTAKAMURAMM選手。状況を見るに恐らくリソース切れを起こしたと思われます。一縷の望みをかけて積極的に勝負を仕掛けていきますが、ここを待ち構えていたのはMongraal。壁編集によりTAKAMURAMM選手を撃沈させていきます。
並行して別箇所にてBughaとBizzleが闘っていましたが、ここの戦闘ではBughaが勝利を収めます。そしてその隙を見逃すMongraalではありません。嵐の中からセーフゾーンへと向かってくるBughaに対し、エリアを陣取った状態で闘いを挑みます。
しかし実はその時点で、Mongraalは建材がゼロの状態でした。ひとつ前のTAKAMURAMM選手との闘いで、ほとんど建材を補充することが出来なかったのです。
だが流石のMongraal、ここは立ち回りでカバーしていきます。嵐に呑まれつつあるBughaの行く手を遮る形で立ちふさがることで、建材無しでも闘いを成立させ、一瞬のタイミングでBughaをキル。見事な腕前を魅せつけていきます。
しかしその熾烈な争いを上から観察し、闘うタイミングを見計らっていたプレイヤーが1人。psalmです。
高所を取っていたpsalmは、闘い終わりのMongraalに攻撃を仕掛けていきます。連戦を勝ち抜いたMongraalはしかし確実に消耗しており、psalmはその絶好のチャンスを見逃しませんでした。
psalmはショックウェーブグレネードを使ってまで嵐の中に突っ込み、距離を離し、体力差を利用した遠距離からの撃ち合いで勝利をもぎ取ります。一切の油断もなく、敢えて嵐の中に突っ込んでまで、確実にMongraalを仕留めていく。その揺るぎない見事な立ち回りにより、4マッチ目のビクトリーロイヤルはpsalmが獲得します。
TAKAMURAMM選手、Mongraal、psalmなど目白押しの選手たちの活躍により、非常に熱いマッチとなりました。