苦戦した日常生活と、ブートキャンプで気付かされた大切なこと
――ポーランドやドイツでの生活は、やはりそれなりに苦労はあったのですね。具体的にはどのような点で苦戦しましたか。
Scarlet(スカーレット):
生活リズムとしては、朝9時に起き、そこからほとんど練習です。練習以外の時間帯では御飯、あと買い出しくらいでした。寝る時間は大体12時になります。
その中で最も苦戦したのは食事でした。異国の地の料理というものがどうしても合わず……。最初の方は色々と開拓して試していたんですが、どれもしっくりいかなくて。最終的には全部ドミノピザとパスタ、マクドナルドになっていました。
途中から食べるのが嫌になって少し痩せちゃったような気がします。それくらい食べ物は苦戦しました(笑)。
ただ逆に美味しいお店とかを発見できた時の嬉しさは格別でしたね。Logicool様が日本料理店に連れて行ってくれた時は、もう感動しました。
――また今回のブートキャンプは共同生活だったと思うのですが、そういった点でも苦労はしましたか。
Scarlet(スカーレット):
そこはやはり自分だけではなく、他の皆も普段と違う生活だったので、それぞれで苦労したことやストレスを感じた部分は有るかと思います。
一緒に共同生活をしてるからか、仲間同士でプレイ中にふざけてちょっかいを出すことが時々あるんですね。隣でゲームをしているので。
でも普段は一人でゲームをしているわけじゃないですか。だから最初はそういうのにあまり慣れなくて。プレイ中の集中力をそういう状況下でも保つのって、けっこう大変なんだなと思いました。
ただ逆にそういうちょっかいがあったお陰で、意外とメンタルは鍛えられたのかなとは思いますけど(笑)。
――あとそういえば、Scarlet選手は川に落ちたというお話を聞きましたが……?
Scarlet(スカーレット):
落ちちゃいました……。
なんか現地でちょっと見た目が怖いゴッツイお兄さんみたいな人に話しかけられちゃって、流石に怖くなって逃げ出しちゃったんですけど、それで近くにあった川に落ちちゃったんですよね……。しかも足だけじゃなくて、全身でばっしゃ~んといっちゃったんで、服がもうビショビショで。
――それは大変でしたね(笑)。そういうトラブルも付き物でしょうが、逆に良かった点や感銘を受けたことってありましたか。
Scarlet(スカーレット):
ドイツに行ったときに、Logicoolの方々が撮影してくれたんですね。その時はLogicoolのシャツを着て撮影をしてたんですけど、そこで通りすがりの一般の人から「何の撮影だ?」と聞かれたんです。
そこで「esportsの撮影」と答えると「esportsか。タイトルはなんだ」と聞いてくるんです。そこでフォートナイトと答えると、「おー、フォートナイトか! 頑張れよ!」みたいな感じで反応してくれて。日本だとこういうのって本当に、滅多にないと思うんですよ。それがドイツとかヨーロッパになると、気軽に応援の言葉をかけてくれるんだなと感動しました。
あと今回のブートキャンプは、自分達やCrazyRaccoonの力だけでは成り立ちませんでした。僕たちを応援してくれてるファンの皆様、そして一貫してサポートしてくれたLogicool様やG2様の助けがあったからこそ、実現できたブートキャンプだと思うんです。
特に動画やTwitterからは伝わりづらいかもしれませんが、Logicool様やG2様のサポートは本当に無くてはならないものでした。
そういったサポートの大切さを改めて感じたブートキャンプだったと思います。
優勝する自信は、あり
――ワールドカップの日にちが近付いてまいりました。緊張は有りませんか。
Scarlet(スカーレット):
不思議なことに全く緊張していません。プレイすること、勝つこと、そういったことに上手く集中できている感覚があります。
――メンタル的なコンディションは上々ですね。そういう状態にあるScarlet選手にとって、特に注目・警戒している選手はいらっしゃいますか。
Scarlet(スカーレット):
Mongraalです。彼は動きがずば抜けてます。しかし負ける気はありません、Mongraalに勝つ自信は十分にあります!
――ずばりワールドカップ、優勝する自信は有りますか。
Scarlet(スカーレット):
可能性はあると思います。
Mongraalなどの常識外れの選手が沢山いるなか、アジアは厳しいと皆感じてると思うんですけど、向こうもこういった大舞台は未経験だと思うので、メンタルの面でしっかりと差をつけていこうと思ってます。
――具体的な目標はどのような内容を掲げていますか。
Scarlet(スカーレット):
優勝!……と言いたいところですが、現実的な目標としてはトップ3を目指してます。
――現地だからこそやりたいこと、というのはありますか。
Scarlet(スカーレット):
いつもとは違う環境、国でプレイするということで他の選手と交流したいと思う人もいるかもしれません。でも自分はそこまで強くそういうのは思っていません。”勝ちたい”、その一心ですね。
――勝利しか見ていないその姿勢に感服いたします。本日はインタビューをお受けいただきありがとうございました! Scarlet選手の活躍を、強く祈っております!
ヨーロッパ遠征をしたことで確実にレベルを上げたScarlet選手。そのフォートナイト一筋の姿勢は、ワールドカップにて身を結ぶことが出来るのか……!
『FORTNITE WORLD CUP』では今回インタビューを行いましたScarlet選手だけでなく、デュオの相方となるbell選手、そしてソロ部門として出場するTAKAMURAMM選手、CrazyRaccoonではありませんがソロ部門での出場となるMaufin選手の計4名が日本から出場いたします。
是非とも7/27から始まる『FORTNITE WORLD CUP』をご覧いただき、日本の選手を応援していきましょう!
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