第16回「超転生メイメイ」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストについて自由に語る!
今回はガンフェスで電撃発表された「超転生メイメイ」を大紹介!!
5月26日に開催されたパズドラの祭典、“ガンホーフェスティバル2019”のステージ上で、電撃的に発表されたモンスターが何体かいる。
……いや、けっこういる。
……ていうか、めっちゃたくさんいるわw
そこで当連載ではしばらくのあいだ、ガンフェスで明らかにされた新モンスターをフィーチャーして紹介していこうと思います。
まずは、ハクに続いて“四獣神”シリーズでは2体目となる“超転生”を果たしたモンスター、“超転生メイメイ”について解説します!!
超転生ハクのときにも書いたが、いわゆる“四神”シリーズがパズドラに導入されたのは2013年6月28日のこと。四神は、それぞれ違うイラストレーターさんがデザインを担当していたことが功を奏してか個性が際立ったシリーズになり、いまだ(どの四神も)根強いファンがいる。
約6年前…初登場時のメイメイの姿がコレ! 実装当初のイラストでは、可愛さはもちろん“中華風の和装”と“蛇”、そして“亀”のモチーフが際立っていた!
メイメイを担当したのは、パズドラ界きっての人気イラストレーター、安達洋介さんだ。メイメイのイラストに見えるコンセプトは“天真爛漫で、ちょっと不思議な女の子”ということもあってか、基本的に進化後のイラストでも彼女は幼い姿をしている(覚醒メイメイや転生メイメイは、若干成長した姿だけどな)。イトウヨウイチさんのレイランやコザキユースケさんのサクヤが“キレイなお姉さんタイプ”なのと比べると、より幼さが際立つ印象である。
今回のテーマである“超転生メイメイ”もまた、小さな女の子がモチーフになっている。
しかし、これまでのメイメイが“無邪気ないたずら娘”っぽかったのと比べると、
どこか品がよく、深窓の令嬢のようなイメージで描かれているのが興味深い。
服装も、これまでは徹底して和装だったのが、超転生メイメイではドレスのような洋装。
それもあって、これまでのメイメイとはだいぶイメージが違うんだよね。
以前、複数のパズドライラストレーターさんと話したときに、多くの方が口をそろえて、
「究極進化の時点で“これが最上位”と思って描いたので、さらなる進化で“上の姿”を描くときに苦労します……」と語っていて、「確かにな……」と納得したことがある。
メイメイに関してもきっと、幾度となく「これが最高の姿!」と決めて臨みながら、遠くない未来に「もうひと声!w」がやって来ているのだろうなと想像するw
それゆえの、“洋装のメイメイ”なのではなかろうか。
新旧イラストを見比べてみると……確かに顔が幼くなっている気がする!
メイメイを守るように描かれた仮面のヘビは、武器が剣へと変化!
そして衣装のテイストも和風の着物→洋風のドレスへと変わっているぞ!
これぞ安達氏による“最上位を超えた”イラストだ!
(※質問 この仮面の剣士は誰でしょうか?)
ちなみに、“超転生メイメイ”という名前だとすでに出自がどこだったのかわからなくなっているが、もともとメイメイは“玄武の化身”である。
玄武とは中国の神話に登場する神様(四神)、霊獣で、北方を守護する役目を担っている。尾が蛇になっている亀の姿で描かれることが多いことから、パズドラのメイメイのイラストでも随所で、亀と蛇のモチーフを見ることができるのだ。
今回はここまで!
次回はメイメイ同様に“超転生”を遂げたミネルヴァを特集!!
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
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