第14回 「ヴェルダンディ」
公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は筆者のチームを救った(!?)救世主「ヴェルダンディ」をご紹介!!
▲刻風の時女神・ヴェルダンディ
いまでこそ性能的には停滞している感が強いが、2014年11月にフェス限モンスターとして導入された“時女神シリーズ”は、当時のパズドラ界では小さくない“事件”だった。
スキルの中では最強レベルだった、回復ドロップ込みの3色陣(時空調律陣)。
使いやすいリーダースキル(3姉妹でそれぞれ効果は違ったが)。
そして、抜群のルックス。
どれを取っても、「時女神を持ってる人が勝ち組!!」と言わしめるものだったと思う。
▲過去の時女神・ウルド
▲現在の時女神・ヴェルダンディ
▲未来の時女神・スクルド
実装当時の3姉妹のイラストがこちら! “時”女神の名前の通り、どの女神にも黄金の時計のイラストがあるのが特徴的だ!!
なかでも木属性のヴェルダンディは、とくに人気が高かった。
……いや、木属性しか使えない特殊な体質の筆者だからそう思うのかもしれんけど。少なくとも筆者の肌感覚では、2014年当時でもっとも人気があったモンスターはヴェルダンディだったと確信し……ているような気がしなくもないかもしれないがどうだったかな(歯切れ悪し)。
ちょっと自分語りになるが、パズドラの配信直後から無課金+木属性オンリーの縛りプレイをしていた筆者は、開始から2年が経った2014年あたりで一度、プレイがダレたことがある。いまでこそ木属性は最強クラスの属性になっているが、当時は明らかに地味な立ち位置にあり、しかも無課金のおかげで強いモンスターをまったく揃えられなくて、「いーんだいーんだ俺なんて……」とイジケまくっていたのです。
そんなとき、ふいに引いたモンスターがヴェルダンディだった。
この瞬間、筆者のダラケきっていたプレイ環境は一新され、放置していたテクニカルダンジョンの上層部や降臨ダンジョンにも積極的に打って出られるようになった。
そういう意味でヴェルダンディは、数いるパズドラのモンスターの中でも、唯一無二の“恩人”と呼べる存在なのである。
そんなヴェルダンディのモチーフは、北欧神話に登場する運命の女神、“ノルン”にある。
長女がウルズで次女がヴェルダンディ、三女がスクルド。
一般的には、ウルズが過去、ヴェルダンディが現在、スクルドが未来を司ると解釈されている。
時間と密接な関係にあることから、安達洋介さんが描く時女神シリーズのイラストの端々には“時”を意味するアイテムが多数配置されているのである。
▲刻風の時女神・ヴェルダンディ
超究極進化を遂げた、最新のヴェルダンディの姿! 時計型のパーツはもちろん、ウルドを紹介したときにも見られた(第10回)“糸”の要素も大きく押し出されているぞ!
次回は現在のパズドラ界の“最強級”モンスター「大魔女」を特集!!
大塚角満(おおつか・かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。 |
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