ぶっつけ本番でも脅威の強さを見せたウルトラリベンジャーズ
――はんじょうさんはウルトラリベンジャーズでNPB主催の大会「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」(※)にも出場しますが、このウルトラリベンジャーズはどういう形で結成されたのですか?
はんじょう:甲子園のオンライン大会に向けて結成したんですけど、その時点でオンライン大会以外の甲子園地区予選はすべて終わってて、強い人はもうだいたいどこかのチームに所属してたんですよ。
なので、「甲子園に出場していなくて、かつ強い人を探そう」と。まず、かよたそはもともと知り合いで、メンバー集まったら出場しようか、みたいな話をしていて、「あと2人、強くて出ていない人は誰かな」ってことで、そのくんと、りうくんに声をかけた形です。
※2019年5月18~19日の2日間に渡って東京ビッグサイトで開催されるNPB(日本プロ野球機構)主催による『スプラトゥーン2』の大会。選考で選ばれたチームの中からドラフトにより12球団が自分たちの代表チームを指名。ナワバリバトルで競い合う。なお、なお、あとばる選手が所属するカラマリはオリックス・バファローズ、はんじょう選手が所属するウルトラリベンジャーズは東京ヤクルトスワローズの代表として、それぞれこの大会に参加する。
――その選手と、りう選手はもともと知り合いだったんですか?
はんじょう:いや、ふたりとも全然知らなかったですね。ただ、強いという噂は聞いてたので、それで声をかけてOKをもらった感じですね。
――その選手は16歳、りう選手は15歳とかなり若いですよね。チームをまとめていく上で、なにか意識している点はありますか?
はんじょう:まとめていくってわけでもないですけど、最近だったらご飯に連れて行ったりはしてます。
――オンラインだけでなく、オフラインでもけっこう会ったり?
はんじょう:そうですね。やっぱり、直接顔をあわせて仲良くなっていくのが一番いいんですよ。一緒にご飯に行ったりしないとわからないことってけっこうあるので。
――ナワバトリバトルで強くなるために、チームとしてどういった練習や共通意識が必要だと思いますか?
はんじょう:僕たち最近はマシになったんですけど、甲子園に出る前とかは全然練習できていなかったんですよ。
――じゃあ、甲子園はわりとぶっつけ本番みたいな?
はんじょう:本当にぶっつけでしたね。編成もけっこうギリギリで変えたりとかして。ただ、自分たちで言うとナワバリは相手によってブキ編成を変えるとかはけっこうやってました。ウチのチームはマルチにいろんなブキを持ってるプレーヤーが多いので。といっても、僕はローラーしか持たないんですけど(笑)。
YouTube動画「第4回スプラトゥーン甲子園」オンライン代表決定トーナメント 各地区大会振返り特番3:20:03より引用
――それでもオンライン大会の決勝まで行くって、チームとしてのポテンシャルは相当ですね。
はんじょう:みんな立ち回りも上手くて強いので、結果いい勝負になるみたいな感じですかね。
――あとばるさんはどうでしょう?
あとばる:そうですね。3月に行われたNPBのキャンプ(※)の一環で、代表チームのメンバーをシャッフルして即席チームを組んで試合するってのがあったんですけど、そういう中でやってみて思ったのが、自分が次にする行動をちゃんと口に出すのが大事なのかなと。ナワバリに限らず連携を取る上でですけど、「ここで右に行くわ」とかっていう単純な情報だけでも、他のメンバーが次の行動を組み立てやすくなるんです。
基本的にナワバリが強くなるってことは、ある程度チームを組んでいる前提だと思うので、チームを組んでいるんだったらそういう当たり前の報告を口に出すのはすごく大事かなと思います。フェスで100傑に入りたいとかだと、やっぱり残り30秒の判断が一番大事かなとは思いますけど、チームでいうとちゃんと声に出すことが強くなるポイントかなと思いますね。
※「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」の一環として開催されたイベント。12球団に指名された選手のお披露目のほか、球団代表選手としての姿勢やSNS・メディア対応を学ぶ講座、練習試合などが実施された。
・ローラーは相手を倒すタイミングをつかむことが上達のヒケツ!
・相手にローラーがいる場合はとにかくセンプクを警戒していこう!
・チームでは自分が次にすることをちゃんと口に出して仲間に伝えることが大事!
次回はいよいよ来月に迫った「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」について、あとばる選手&はんじょう選手に語ってもらったぞ。
12球団代表チームの中で、ふたりがとくに注目するプレーヤーとは? お楽しみに!<次回に続く>