By ドブフクロウ
みなさんこんにちは。MtGライターのドブフクロウです。
今週はこれといって取り上げたいな〜と思うイベントがなかったので、少しだけ趣向を変えて『灯争大戦』の新カードを使ったちょっとしたデッキアイディアをお届けしたいと思います。だいたい新セットのリリースを控えたこの時期はいろいろな電波を受信するのですが、今回はその電波の量がいつもよりも多いんですよね。
▲戦慄衆の侵略
往年の強力カード《苦花》が新たなキーワード能力「動員」によってリメイクされた《戦慄衆の侵略》。スタンダードの枠を飛び越えてモダンやレガシーでコンボできそうな香りがする《戦慄衆の秘技術師》。どう見ても強いことしか書いていない《ドビンの拒否》……挙げだしたらキリがないほどに、早く使ってみたいと思わせてくれるカードが目白押しです。
しかし、もし「ドブフクロウの最押しカードは?」と聞かれたなら。現時点で公開されているカードの中で、僕が最も熱い想いを寄せているカードは間違いなくこいつです!
▲ボーラスの城塞
《ボーラスの城塞》。いや、このカードめちゃくちゃすごくないですか? 赤単のおなじみカードである《実験の狂乱》の強さはみなさんもご存知かと思いますが、この驚異のアーティファクトはライブラリートップのカードをマナ・コストを払うことなく唱えることができるのです!(テキスト読み上げ)書いてあることがあまりにもヤバいのでこれまで100回はテキスト読み返してるんですけど、間違ってないですよね?
もちろん本当にタダというわけではなく、マナの代わりにライフを支払うことになるわけですが、逆に言えばライフを得るカードをたくさん使えば次々に呪文を連打できるということ。つまりライフを回復できるパーマネント呪文を連打して、起動型能力まで辿り着けば……!!?!?
そんなロマンカードの《ボーラスの城塞》。もしも僕が使うとしたらこんな感じでしょうか。
ボーラス・キャノン(使用者:ドブフクロウ) | |
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枚数 | カード名(メインボード) |
4 | 《神無き祭殿》 |
4 | 《草むした墓》 |
4 | 《寺院の庭》 |
4 | 《陽花弁の木立ち》 |
3 | 《孤立した礼拝堂》 |
3 | 《森林の墓地》 |
4 | 《金剛牝馬》 |
4 | 《情熱的な扇動者》 |
4 | 《ケンタウルスの仲裁者》 |
4 | 《駆り立てる僧侶》 |
4 | 《秋の騎士》 |
4 | 《楽園の贈り物》 |
4 | 《背骨のワンド》 |
2 | 《宝物の地図》 |
4 | 《オラーズカの秘宝》 |
4 | 《ボーラスの城塞》 |
《オラーズカの秘宝》や《楽園の贈り物》といったマナ加速でなんとかして《ボーラスの城塞》をプレイし、あとはライブラリートップから呪文を叩きつけまくる! デッキに入っているほとんどのカードがライフを得る手段になってくれるカードなので、ライフがなくなることを気にせず好きなだけカードを唱えられるわけです。
また、ライブラリートップが土地だった場合も心配ご無用。不要牌は《宝物の地図》や《背骨のワンド》、あるいは《オラーズカの秘宝》の「昇殿」能力で除き、呪文の連打を再開することができます。そうこうしているうちに戦場にはクリーチャーや置物で溢れかえり、やがて《ボーラスの城塞》で10点ダメージ! 超!! エキサイティング!!!
もしかすると、これから公開される『灯争大戦』のカードの中にはこのデッキによりおあつらえ向きなものもあるかもしれません。新セット発売前、のびのびとデッキの妄想を膨らませるのもマジックの楽しみ方の一つ。みなさんも気になるカードがあればぜひデッキを組んでみてはいかがでしょうか?
ライター:ドブフクロウ
青春時代のほぼ全てをテキストサイトやゲーム系サイトを徘徊することに費やしていた根暗ライター。人間としての軽薄さに定評があり、親しい間柄では「空っぽ」というあだ名で呼ばれることもある。
MtGプレイヤーとしての腕前は自他ともに認めるヘッポコだが、青春時代に (いろいろなものを犠牲にして) 培ったMtG知識量は他の追随を許さない。