幻のホッケふ頭ステージ出現!?
――1試合目が終わった後、機材調整というか、本来出ないはずのステージが出たというので少しインターバルがありました。
ダイナモン:幻のホッケふ頭(笑)。
▲第4回スプラトゥーン甲子園では事前に選定された8ステージの中から、毎試合ランダムにステージを決定する仕組み。ホッケふ頭は本来この8ステージに入っていなかったが、なぜか2本目でホッケふ頭が選ばれるというハプニングが起こった。
YouTube動画「第4回スプラトゥーン甲子園」闘会議2019 DAY2 全国決勝大会4:56:40より引用
――この時間にあとばるさんたちはなにか話していましたけど、どういうことを話してたんですか?
あとばる:1試合目の負け方が練習のときにもなかったような、押されっぱなしの負けだったので、「あの試合は仕方ない」というような話をしました。こういう場面で、一切話すこともできずそのまま次の試合だと確実に負けルートなので、「とにかく楽しんでいこうぜ」というのと、「あそこの動きはよかったな」みたいな感じで、リラックスさせるというか……。
――気持ちを切り替えて行こうみたいな?
あとばる:そうですね。1試合目の負け方が押されっぱなしの展開で、そういう負け方をすると変なキルスイッチが入っちゃうようなメンバーなので、「とにかく落ち着いていきましょう」という話をしました。そういう意味では、ここでホッケふ頭が出てきてくれて、いい時間が作れたのでよかったなと(笑)。
――ダイナモンさんたちは、この時間はなにかチームで話をしました?
ダイナモン:自分のところがホストをやっている台だったんですよ。それで、自分の台にスタッフさんが来て、設定の直しとかをしていて、ちょうどチームメンバーとの間にスタッフさんがいたので、その間メンバーがどうしていたかはわかっていないです(笑)。
――スタッフさんが直すのを静かに見守っていた感じなんですね(笑)。
ダイナモン:ただ、メンバー同士の会話の過程で、「今日ぴょんくんちょっと引き気味かもね」という話になったみたいで、試合が始まる直前にたいじさんから「今日、ぴょんくん引き気味だからちょっと前に出てもいいかもしれない」と言われて。それで、ちょっと前めにしたら見事に撃ち抜かれたので、これは生贄に捧げられたかもしれないなと(笑)。
――情報が仇になった(笑)。
ダイナモン:おれたちの代わりに抜かれてこいよ、みたいな(笑)。
――そんな機材調整後の2戦目はスメーシーワールドになりました。このステージに決まったときの感想は?
あとばる:ぴょんくんのチャージャーでの抜きやら、ハイパープレッサーがうまく刺さればいいなと思いつつ、展開としてはおそらく自分たちが押されるだろうというのはわかっていたので、しっかりとスペシャルでの打開なり、キル入った場面で、各々がいい動きができれば、と考えていました。
ダイナモン:スメーシーワールドは1回戦でもやって勝っていたステージなので、そんなに嫌ではなかったですね。甲子園の8ステージの中でハイパープレッサーもそんなに強い方でもないですし、チームとしても戦い方がわりと決まっているステージだったので、自分のやるべきことをやろうという感じでしたね。
▲YouTube動画「第4回スプラトゥーン甲子園」闘会議2019 DAY2 全国決勝大会5:00:08より引用
――試合はGGBOYZが勝利でしたけど、最後までどちらが勝つかわからない接戦でした。カラマリは最後に西澤さんが敵陣に抜けて塗るという動きをしていましたが、あれはそういう作戦だったんですか?
あとばる:作戦というよりは、あの場面だと西澤さんは前に抜けるしかなかったかなという。
――なるほど。結果、勝ちましたけど、ダイナモンさんは改めてこの試合を振り返っていかがですか?
ダイナモン:そうですね。お互い、やりたいことをやった上でたまたまうちが塗り勝った形なので、運がよかったという感じですね。
――あとばるさんはいかがでしょうか。
あとばる:流れとしてはチームで練習をしていたときとほぼ同じで、各々がやるべきことをやって、それで負けてしまったので、この結果は時の運というか、GGBOYZさんが強かったといいますか。もし、誰かが最後の最後に致命的ミスをして負けてしまったとかだと悔いが残ったと思うんですけど、そうではなかったので。けっこう惜しいパーセント差でしたけど、自分たちの試合はできたので、終わったあとに「これで負けているんだったらしょうがねえな」という話はしました。
▲2本目のスメーシーワールドでは、最後に両チームが相手陣地に抜ける動きを見せ、最後までどちらが勝ったかわからない手に汗握る展開となった。
YouTube動画「第4回スプラトゥーン甲子園」闘会議2019 DAY2 全国決勝大会5:03:16より引用
――試合が終わった直後、結果が出るまでの間の心境は?「勝ったかな」と思ったりしましたか?
あとばる:「これ、どうだろう?」とは思いましたね。運がよければもしかして……という感じでした。
ダイナモン:スメーシーワールドが一番終わった瞬間でわからないんですよ。どっちが勝ったかが。
あとばる:回転台の下がどのくらい塗られているのかが見えないので。
――あ、なるほど。確かにそうですね。
ダイナモン:なので、結果が出るまでハラハラでしたね。
・バッテラストリートはカラマリのよさを消す立ち回りで、GGBOYZが勝利
・スメーシワールドは大接戦となるも、僅差でGGBOYZに軍配が上がった
・ダイナモン選手がぴょん選手のチャージャーに撃ち抜かれたのは味方のアドバイスが原因!?
次回は準決勝と決勝の試合をプレイバック! 大会2連覇の偉業を成し遂げたGGBOYZ の軌跡に迫るぞ!<次回に続く>