【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第243回 新年一発目は天空を統べる女神“ヌト”を大紹介!!

第243回 「ヌト」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“ヌト”を大紹介!!

▲超転生ヌト

 前回のセトに続いて、今回もエジプト神シリーズ第2弾で実装されたモンスターを解説しよう。

 ここで取り上げるのは、エジプト神シリーズ第2弾の水属性担当、“ヌト”であります。

 ヌトが初めてパズドラに登場したのは、いまから9年以上も昔の2014年10月31日。モンスターナンバーは1661番で、10000を超えている現状を見ると、かな~~~り初期のモンスターであることがわかると思う。同期のモンスターは、前回紹介した火属性のセト、木属性のオシリス、光属性のハトホル、闇属性のネフティス。あとで説明するけど、それぞれ血縁関係にあるのが神話のおもしろいところである。

 セトの回でも書いたけど、エジプト神シリーズ第2弾は各キャラでそれぞれリーダースキルの傾向が分かれていた。これは、ラーやホルスが属するエジプト神シリーズ第1弾もそうだったので、伝統みたいなものなのかもしれない。ヌトはいわゆるコンボリーダーで、5コンボ以上作ることで攻撃力に倍率がかかった。これはエジプト神シリーズ第1弾で言うところのバステトと同じ立ち位置だったと言える。

 そんなヌトは当然ながら古代エジプト神話に登場する神様で、“天空の女神”と呼ばれる通り天を統べる存在だった。その様子は、腹部に星(天の川だと思われる)が輝いているパズドラのイラストによく表れている。ちなみに、ヌトの配偶者は兄でもある大地の神・ゲブで、彼との間にオシリス、イシス、セト、ネフティスという4人の子どもを成した。彼らもすべてパズドラにモンスターとして実装されているので、このへんのセンスはさすがというほかない。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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次回は1月15日(月)更新!!

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