1982年に生まれ、現在も多くの人々に愛されているタミヤの大人気ホビー『ミニ四駆』。連載企画「ミニ四駆歴代マシンカタログ」では、いままで登場した歴代マシンを世代ごとに取り上げていくぞ!! 本記事では、第2次ブーム編の「スピンバイパー」を紹介!
藤吉の3代目マシン・スピンバイパー
「スピンバイパー」は、コロコロコミックにて1994年から連載されたまんが『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』(こしたてつひろ先生)のキャラクターである三国藤吉の使用マシン。実際の商品は1997年11月に発売された。
作中では、特別読み切りの誕生秘話にて登場。はじめは人間不信(※)に陥り暴走した藤吉が作ったため、パーツが多く、デザインもこれまでのイメージとは違ういびつな雰囲気になっていた。その後は豪らが余計なパーツを外したあと、Jの設計図をもとに作り直していまのスピンバイパーが完成した。
※……新作マシンの相談に来た藤吉は、TRFビクトリーズのメンバーから無視されたことから、全員がバラバラになったと勘違いして怒って帰ってしまい、ひとりでマシンを作り直した(実際は各自セッティングに忙しく、話を聞いてる暇がなかった)
ハイテクマシンの要素は健在で、自動的に大きさを変えられる可変ホイールを搭載。オン・オフ問わず高い走行機能を誇る。実際の商品はディスプレイ型モデルだが、ボディはスーパー1、スーパーTZ、スーパーFMシャーシ等にも搭載可能。ほかにも、VSシャーシ仕様の走行モデルも発売された。
スペック概要
■全長:130mm
■全幅:82mm
■全高:38mm
「スピンバイパー」掲載当時のコロコロを振り返る!
「スピンバイパー」の情報が初めて掲載されたのは、1997年のコロコロコミック10月号。この頃は実際のモデルは明らかになっておらず、CGで作られた開発中のボディとシャーシが紹介されている。ちなみに、バスターソニックのモデルが公開されたのもこの号から。
月刊コロコロ11月号では、実写モデルの公開と合わせてはやくも攻略記事が掲載。オータムカップ‘97対策をコンセプトに、軽量化のバスターソニック、スーパーFM仕様のスピンバイパーが取り上げられた。
また、本誌だけでなく、直近の別冊コロコロ12月号でもスピンバイパーをピックアップ。走行とリアルディスプレイのふたつの視点から、スピンバイパーをより魅力的に仕上げる改造記事が掲載されている。
以上、第2次ブーム『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』編のマシンをお届け!
次回は、第2次ブーム『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』編から烈の4代目マシンが登場だ!
本連載は水曜日更新予定なのでお楽しみに!
※記事掲載スケジュールや内容が異なる可能性もございます。ご了承ください。
商品概要
「スピンバイパー」■発売時期:1997年11月発売
■価格:600円(当時)
・「スピンバイパー」1997年モデル(販売停止中)
・「スピンバイパー」VSシャーシモデル(販売停止中)
ミニ四駆歴代マシンカタログのバックナンバーはこちら! |
(C)TAMIYA,INC.ALL RIGHTS RESERVED.