トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!!
【あとばる×ひまじん 第2回】
ひまじん選手との対談の第2回目!
今回はひまじん選手が優勝した「Splat World Championship」の試合についていろいろと聞いていくぞ。
あとばる
驚異的なエイム力を持つカリスマプレーヤー。「第2回スプラトゥーン甲子園」では、不利な状況から相手を次々と倒す神がかり的なプレーを連発し、優勝に大きく貢献。H3リールガンの名手としても知られ、彼の影響でH3リールガンを使い始めたプレーヤーも多いとか。おもな実績は「第2回スプラトゥーン甲子園」優勝、「第4回スプラトゥ-ン甲子園オンライン代表決定トーナメント」優勝など。チーム・よしもとゲーミング カラマリ所属。
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Xパワー3000超をマークしている世界有数のトッププレイヤー。.52ガロンベッチューやボトルガイザーなどシューター系を中心に使用するが、ステージによってはチャージャーも繰り出すなど、あらゆるブキを使いこなす器用さを併せ持つ。すべてがハイレベルだが、中でもここ一番での勝負強さと対面力はピカイチで、神がかり的なキルでチームのピンチを救うことも珍しくない。ユーザー主催の大会でも何度も優勝経験を持つなど、いま最も熱いプレイヤーのひとりだ。
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雰囲気の良さがチームの強さにつながる
――ひまじん選手はレジスタンスというチームで数々の大会に優勝しています。レジスタンスはいまもっとも強いチームのひとつだと思いますが、ご自身から見てその強さの秘訣はどんなところにあると思いますか?
ひまじん:まずカバーがものすごく速いんですよ。なえごらさんとか後衛枠なのに前に出るから、それに合わせて味方も前に出やすいし、チーム全体でここを潰そうみたいなのが言わなくてもわかっている感じがして。敵を見つけたら3人で襲い掛かるとか。
――声に出さなくても気づいたら2人、3人集まって敵を囲んでいるみたいな?
ひまじん:そうですね。あとはとても雰囲気がいいんですよね。なえごらさんの天然さと、れいまるさんの元気さがすごくチームを和やかにしているなとは思いますね。
――これまでチームの中で喧嘩だとか、険悪な雰囲気になったりとかはなかったんですか?
ひまじん:1回もないと思います。
――負けてもわりとすぐに気持ちを切り替えられる?
ひまじん:そうですね。「仕方ないな。次、頑張ろう」みたいな。
――あとばる選手はずっと固定チームでプレイされていますが、チームの雰囲気というものはやはり勝敗に大きく影響する?
あとばる:まあ、雰囲気は大事ですよね。勝っていると自ずと良くなっていくものなので、負けたときとか上手くいかないときにどう雰囲気を立て直すかが大事だとは思うんですけど、一方で雰囲気が悪くなるくらい言い合えるのも素敵な関係だなとは思いますね。
お互いになにも言えずに自然解散みたいになってしまうのが一番悲しいと僕は思うので。常に雰囲気がいいことってのが一番なのはそうなんですけど。
ひまじん:そうですね。ダメなところもしっかり言って、「次、頑張ろう」ってすぐに切り替えて次の試合に臨めるのが強いかなと思います。
――そのレジスタンスは5月に行われた「Splat World Championship」という大会でも優勝されました。この大会は全ルールありの大会でしたが、ホコとかヤグラとかへのチームとしての対応力みたいなのは自信はあったんですか?
ひまじん:自信はありましたね。自分となえごらさんが昔からずっとガチマッチをやっていて、他ルールの知識があって、それにれいまるさんもブキが他ルールで強いから。それで、なえごらさんが全体的な指示をしてくれて、それに合わせて各々が動くみたいな感じ。負ける気はしなかったですね。
――大会前にチームでホコとかヤグラの練習もされたんですか?
ひまじん:大会前の直前練習だけしましたね。ほとんどエイム合わせみたいな感じですけど。
――じゃあ、ホコのこのステージだったらこのブキにしようとか、細かいところまできっちり決めたではなく?
ひまじん:そうですね。そういうのは本当に試合の直前とかに決めた感じです。
――あとバルは選手はレジスタンスの試合とかの実況もされていましたけど、このチームはどんなところが秀でていると感じます?
あとばる:やっぱり持ち替えの豊富さですね。チームの型が予想できないってのは、相手するチームとしてはメタりにくいですし、試合中にそれを修正するってなかなか難しいところがあるんですよ。
その上で、なえごらくんが後衛にしてはガンガン前に出るので、そこも意表を突かれやすいですし、周りのメンバーもしっかり上手いので、「動きが予想しづらい対面つよつよ集団」って感じですかね。
――スキみたいなところは見えないですか?
あとばる:隙ですか。対面に勝つしかないんじゃないですかね。まあ、優勝するクラスになってくると、みんなチームのレベルが高いので、最終的には「いかに無理を通すか」みたいなところには落ち着くのかなと。
――「Splat World Championship」では準決勝で北米代表チームとも試合をしました。初めて対戦したチームだと思うのですが、試合してみていかがでしたか?
ひまじん:思ったより連携力がすごくて、北米チームのIceさんがジェットスイーパーカスタムを使っていたんですけど、ハイパープレッサーがめちゃめちゃ上手くて、みんなびびっていました。
――もう少し連携力とかの部分は弱いのかなというイメージがあった?
ひまじん:そうですね。連携力もバラバラで撃ち合いもそんなに強くないと思っていたんですけど、全然そんなことがなくて。撃ち合いは強いし、連携は強いしみたいな。
――この試合はひまじん選手が大活躍で、特にムツゴ楼での試合では、相手のホコが抜けたところをハイパープレッサーで止めて、ギリギリで自分たちのカウントリードを保ったシーンがありました。このシーンは自分でも「やった!」という感じでした?
ひまじん:そうですね。ゾーンに入っている感じで、全然緊張しなかったし、止められる自信しかなかったです。
――最後も味方が全員落ちて相手は4人が生存している中、ひまじん選手がひとりでホコを止めて勝利を確定させました。このシーンもすごかったですね。
ひまじん:本当、我ながら自分すごいなみたいな感じでした(笑)。ここはスプラッシュシールドがなかったら止められなかったので、ボトルガイザー無印を持たせてくれてありがとうって感じです(笑)。
――普段と比べても、この日は自分の中で調子がいいなという感じだったんですか?
ひまじん:そうですね。自分も調子よくて、味方もめっちゃ強くて、負ける要素はなかった感じでしたね。
――あとばる選手も海外での試合経験がありが、海外と日本のチームで戦術などの違いは感じたりしましたか?
あとばる:『1』の頃は海外はヤグラとかタチウオパーキングとか、どちらかといえば日本人が好まないルールとステージが好きだったりで、その辺でけっこう違うなと思っていたんですけど、『2』になってからはわりと環境が沿っているというか、だいぶその辺の違いはなくなった気がしますね。『1』のときはけっこう変な編成とかしてきていたんですよ。
――ここでそのブキを出してくるんだ、とか。
あとばる:そう。「あまり見ない編成だね」みたいな話をすることも多かったんですけど、『2』は普通に日本の大会上位で見るような編成をしつつ、引けを取らない動きをしてくるので、「まあ大丈夫だろ」と思っていると普通に強くて負けるという経験があったりしましたね。
――今回の北米代表も準決勝までは上がってきたわけで、しっかりとした実力のあるチームなんだなというのは感じました。準々決勝の試合もうまかったですもんね。
ひまじん:うまかったですね。
――あと、ガチホコで北米代表チームは全員ラストスパートのギアを積んでいたじゃないですか。これって普通にありな選択なんですか?
ひまじん:それはちょっと面白い戦略だなって思いました。最初にある程度相手に進ませておけば、そのあとはずっと自分たちの有利な状況で戦えるというのは確かに強いなと感じましたけど、たぶん最初に進められすぎたのが誤算だったのかなと。
――レジスタンスが最初にカウント1桁までホコを進めて大きなリードを取りましたもんね。
ひまじん:そうですね。それで、けっこうきつそうではありましたね。でも、ラストスパート4枚というのは、ハマればかなり強いと思うので、全然アリな戦略だと思いますね。
・カバーの速さ、ブキの持ち替えの豊富さ、雰囲気のよさがレジスタンスの強さの秘訣!
・チームでは遠慮せずに意見を言い合えることも大事!
次回も引き続き、ひまじん選手との対談をお届け!
ひまじん選手のメインブキのひとつである、.52ガロンベッチューの使い方についてくわしく聞いていこう。